『立待岬に行きたいっ』と娘が言い出しまして。
函館に住んでいた頃、友人知人や親戚がくると、車でいろいろ案内して走り回ったのですが、
立待岬もその都度何度も立ち寄った。
おまけに娘のお友達も青柳・谷地頭・住吉に住んでいて、送り迎えの途中に寄ったりもした。
でも、まるっきり覚えていないそうで。
う~~ん。そんなものなのか。
というわけで、私の中では暗く地味な印象が強い立待岬へと行くことに。
立待岬といえば。
通り道の細い一方通行の坂の途中にあるのが石川啄木一族のお墓。
東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる
↑ここだけ文字サイズが大きくなりませんっ。カニちゃんが呼んでいる?
函館の青柳町こそかなしけれ
友の恋歌
矢ぐるまの花
こちらのほうが私は好きですわ。だって青柳町ですし、この歌碑は函館公園内にあったはず。
この景色を見続けているのでしょか。
啄木一族のお墓を過ぎると、すぐに立待岬の駐車場が見えてくるのですが。
素直に下の、岬に近いほうの駐車場に車を停めようとする娘に『ちょっと待った』をかけまして。
上の、まずは一段上の駐車場に車を停車。
なにゆえってこれですわ。
おいおいって言われそうなんですけど、これです、これを見るには上の駐車場に停める必要が。
この売店付近にカノン砲が備え付けられていたと。
現在はもちろん撤去されてますが、
この建物は砲座跡に作られたような、なんだかそんなカタチにみえてしまうんですけど。
この位置から見るとただの古い建物よね。
でも高い位置から見ると、しっかり円形になっているのがわかります。
さらに真後ろのお山のてっぺんにも要塞が残っているそうです(立ち入り禁止ですが)。
上の駐車場からの景色もなかなかよいと思うのですが。
でね、娘に感謝なのですが。
何度か立待岬には来ているのですが、今回が一番綺麗で見ごたえがあったよなと。
暗くて地味な印象を一掃。
お天気も、私のうかれた気分も関係しているのでしょうけど、
それよりなにより立待岬変わった?リニューアルした??
って地形は新たなエグレが増えましたとかではなく、昔と同じなんでしょけど、
遊歩道が出来ているし、なんだろ、開放的な感じになってるのよ。あ、イメージです、個人のね。
だって、
イカですから(笑)。 ぐるぅっと一周イカですから。
これは脱力と和みを意図した作戦?踊る?
踏み跡がはっきりあるの、わかります?左上ね。
これって飛び降りじゃなくて、撮影とか好奇心とか度胸試しとかで乗り越えて進入するんでしょか。
絶対それって怖くて無理なんですけど。
娘と『ちんさぶ~っ』を連呼(笑)。
『って無いんですけど』も連呼。あぁ失礼致しました。
あの白金の滝の橋以来の『ちんさぶ』コールでした。
ぶるるとな。
洞窟。
と写真手前にも踏み跡が。
さてと。
座って待つ娘と、座って待つおばさん。
いやぁ、普通に意識せずに座っただけなのに、私って座り方ワイルドだったりして。
娘は娘さん的ほにゃにゃかさが漂ってるけど、あ、女性的っていえばいいのか、
私はなんだかこれって男っぽいかも(汗)。
あ、ちなみにベンチの背に立待岬と記されております。微妙にウケるんですけど。
さらに、
乙女ちっくな娘と、なんだかおっさんちっくMAXなおばさん。
いえ、何か面白いことやってと要求されたので、
立って待つ人を演じたつもりなのですが、単にワイルドな、言葉に詰まる人となってしまいました。
これって素でしょか。
娘が写した、愛車と海。
愛車と海を写している娘を、さらに写してみる。
ってこれって函館公園の逆バージョンだって。
以上、立待岬でした。
今日は意欲的に2本投稿で頑張ってみましたっ(笑)。