昨日の琴似発寒川河畔の道を走っていた時の話となりますが。
「風の子橋」から五天山を眺め、そして折り返し走っていると、
道の脇、川を隔てる防護柵のそばに見なれぬ実がたわわに生っている木を見つけてしまった。
調べてもわかんないだろなと、最近これがもう定着していて、お腹も空いているし、
足を止めずにそのままそばを通り過ぎたのですが、
やっぱり気になってね、引き返したんです。
20メートルばかり戻ったわ。
で、近くによってみたけれど、あまりピンとこない。
これね、この木。
笑わないで下さい、
これであります。
もうこの時点で数人が、「な~んだ、あれでしょ」とパソコンの向こうで言っていそう。
葉の形、裏表をチェック、葉のつき方はどうなのよと見てみたら、
あら~、あらあら、これってこの翼ってヌルデだわ!
あのね、弁明させてもらいますと、
ヌルデは前々から知っているし、見たら「これはヌルデ」と答えることもできる。
ただし、私の知っているヌルデはみな腰丈ぐらいのイメージなのね。
きっと大きなヌルデ、花や実のついているヌルデを見ているんだろうけれど、
腰丈イメージだから、自動的に「ヌルデ」という選択肢を排除していたんだと思います。
大きいヌルデだったのね。
たしかに三角山でもこの実何度も見ているわ(笑)。
今度確認しに行こうっと。
で、試しに触ってみたら、見事にぬるっぬるっで驚いた。
ヌルデであわわ。
似たようなことわざがありましたが。
納豆オクラ系のぬめりではなくオイル系のぬるっに感じました。
ムシコブ。
このムシコブはなんだか見覚えがあるのね。
ムシコブの裏面。
中は凄いことになっているに違いない。
と、ひとり汗だくのおばさんがヌルデに貼りついていると、
トンボも貼りついてきた。
お、よく見ると、
ロバっぽい顔が。
ロバというか、イチゴというか、
ピスタチオ(すみません)にも見えてくるけれど、カメムシでしょか。
図鑑を観たものの、わからんかった。
この後、しっかり目をヌルデ探索眼に切り替え走ったのですが、
もう一本大きいというか、腰丈以上実が生っているヌルデを発見。
あるんだわ、普通に大きなヌルデって。
いったい今までどこ見て何見て歩いていたんだか。
なかなか実りの多い走りとなったのでした。