毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 162

2016-03-09 22:00:00 | 本 2

 

あっという間にまたこの日がやってきました。

早い。

本当に一日は24時間あるのか。

睡眠時間もぐんと減ってきて起きている時間が長くなっているにも関わらず、

猛スピード、気がつけば10日経っちゃっているんだから恐ろしい。

 

ではいつものように、この10日間に読み終えた本の17ページの6行目をアタマから書き写しています。

あとは感想にも紹介にもあらすじにもならない雑文です。

 

 

 

 

 ソウル・コレクター/ジェフリー・ディーヴァー

 

 

あ~、残念ながら17ページは第二部の扉となっていて文章はなしでした。

ボタン・コレクター(三浦しをんさんの名言です)ではなくソウル・コレクター。

リンカーン・ライムシリーズはボーン・コレクターから順に読んでいて、

別にコレクターってつけなくてもいいでしょと思ったら、ボーン・コレクターは邦題で、

原題は「The Broken Window」、割れ窓。

「魔術師」、「12番目のカード」と、ディーヴーさんプレッシャーだったのかサービス精神旺盛なのか、

これでもかというくらい仕掛ける攻めるひっくりかえす、いささか食傷気味だったのですが、

今回は原点に立ち戻るというわけでもないんでしょうけど、

そこまで心臓に悪い作りではありませんでしたがやはり緻密で、

お、そんなこともあったかと忘れてしまってたことまでちゃんと回収。

リンカーン・ライムシリーズに登場する人物がすきなんですね、私は。

前にも書きましたが、本を開くとそこにはタウンハウスのラボがありメンバーが揃っている。

会いにいけるアイドルではないですが、本を開けば会えるメンバー、読めば会える顔なじみ(笑)。

でも1冊読み終えると疲れるし、ハラハラしすぎでもうお腹いっぱい、

次に会いに行くまで数ヶ月はまたかかるでしょう。

 

 

 

 

 

 島へ免許を取りに行く/星野博美

「いよいよですか!いいなぁ、私も一緒に行きたいぐらいですよ。もう10年も運転してない

 

 

いい!この本好きだわ、なかなかいい感触。

前回登場した酒井順子さんの本に載っていた1冊で、図書館の分類は916,記録. 手記. ルポルタージュ。

愛猫をなくし、人間関係はズタズタ。

日常に小さな風穴を開けたくなった40代女子、

行き詰った先に選んだのが五島列島で運転免許を取ることだった。

いやぁ、火星、第一次世界大戦、ニューヨークの連続殺人事件、

やっと日本に、五島列島に到達しました。

 

普段は「年齢など自分で決めればいい」と若ぶっているが、脳はやはりごまかしが効かないのか。

中年の危機を乗り越えたくてはるばる五島までやって来たが、この大きな壁は乗り越えられないのだろうか。

 ほんの少し自由が欲しかっただけなのに。膠着した日常に、ほんの小さな風穴を開けたかっただけなのに。

~略~自分にできることを一つ増やしたかっただけなのに。   本文より

 

わはははは。

やけに共感する部分が多く、ネットで五島列島で住み込みのバイト検索してしまった(笑)。

行ってみたいな、五島列島。私も風穴あけたい、自力で。

ちなみに私、運転免許持っています、これでも。

視野欠損(脳動静脈奇形で血管破裂、血の塊で視神経が潰れたため)してから、

運転するのはやめにしました。

禁止されてないし、更新も問題ないレベルだけど、以来歩きに徹し、走るのも覚えた。遅いけど。

初めての作家さんでしたが、読みながらうんうんうなずくこと多く、他の本も読むな、絶対。

この星野さんはオリンピックの呪いと呼びたいくらい、オリンピックのときはろくなことがないそうだ。

って、それって今年! わぁ、大変な一年を迎えているのかも。

たった1冊読んだだけなのに、なんだか親近感を持ってしまいました。

 

以上、162回目でした。