寒っいですねー。冷え冷え。札幌の21時の気温は-10℃。
交差点がツルッツルで怖い。
今日の話ではないのですが、先日人通りの少ない裏道の小さな交差点を渡っているおじさんがコケた。
推定年齢75歳とみる。
転ぶ一部始終を目撃していたのですが、そんなに心配しなくてもいいような、
痛いでしょうけれど、勢いとか角度とか高さとかスッテン度というか、
どれをとっても大きな怪我には結びつかないような、そんな転び方。痛いでしょうけれど。
私の前方約15メートルほどの位置での転倒で、駆けつけなくても大丈夫と判断したのだけれど、
おじさん、倒れたまま動けない。
というか、動かないのではなく、仰向けに倒れ、手足、首はもぞもぞ動かすのだけれど、
胴体部分が路面から離れない。起き上がれない。裏返った亀みたいになってしまっている。
人通りの少ない裏道と書きましたが、そこにいる人は私とおじさんだけだけど、
近くに大型ショッピングセンターやスタバにドラッグストアがあるため車の往来は結構あり、
おじさんが道路を塞ぐ形で倒れているので、すでに車が4,5台停まっている。
「大丈夫ですか? どこぶつけました? どこが痛いですか?」とおじさんに問いかけると、
「腰打った、腰いてェ」と返ってきた。
「動けますか、起き上がれそうですか? ここ道路の真ん中で危ないので、動けそうなら端に移動しましょう」
手を貸すと、おじさんなんとか立ち上がった。
と突然おじさんが怒りだし、
先ほどすっ転んだ元凶の道路の氷の部分を蹴るというか地団駄を踏むというのか、
「これよ、みろ、これだ、これで滑ったんだ、この野郎」と、痛みと怒りと恨みを思いっきり氷にぶつけはじめた。
それだけ元気あるなら、早く歩道に移動しようよ、車何台も停まって見ているし。
優しく、おじさんの背中やズボンについた雪を払ってあげ、
「そうですよねー、つるつるですもんねー。家に帰ったら腰に湿布貼ったほうがいいですよ」と優しく背を押し歩道へ誘導。
いやぁ、転んで道路に八つ当たりというか反撃くらわす人初めてみた。
痛くて動けない、痛いのだけど恥ずかしさが爆発して急いでその場を立ち去る、この2パターンが鉄則だと思っていたのに。
しばらくは腰痛かったと思います。
痛むたびに「あの氷が悪いんだ」と怒っていそう。今日も転んでなければ良いのですが。