【Live Information】
「令和」になって初のお正月です。
今年も初日の出を見ることができました。
やはり清々しく、穏やかな気持ちになりますね。
良い年始を迎えられたと思います。
やりたいことはやり、行きたいところへは行き、会いたい人には会う。
自分で自分を大切にする。
これは毎年のテーマですが、昨年はそれに「許すこと」ができるようになることを付け加えました。
「許す」ってなかなかできないですね。
当分、自分にとっての大事な課題であり続けるでしょう(^^;)
もうひとつ。
「聞き上手になる」ことも今年の自分の課題にします。
具体的には、「問われもしないのに評価しない」、あるいは「求められてもいない答えを自分の物差しで滔々と語らない」、ってことでしょうか。
相手を尊重することは自分を尊重することに繋がると思うんです。
その第一歩として、「聞き上手」になりたいなあ。
でも、毎年なにかしら成長はしていると思うので(^^)、気負わず日々過ごしたいと思います。
あ、愛犬ハチくんと仲良く暮らすこと、ベースを・自分の音楽を磨くこと、このふたつは言わずもがな、ですね
令和2年(2020年) 1月1日
今年の初日の出です。
【Live Information】
編集ページのトップを見ると、きょう12月1日でこのブログは開設5000日を迎えました。
覗いてくださる方には 心からお礼を申し上げたい気持ちです。ただただありがたく思っています。
最初に書いた記事の日付は2005年5月26日なので、実際の日数とは誤差がありますが、なにはともあれ5000日を迎えることができました。
15年以上。
われながらよく続いているなあ、としみじみ思います。ちょっと誇らしい気持ちさえあります
「ブログ」は、当時のトレンドのひとつで、インターネットが生活にさらに密着していることを示す現象のひとつとしてメディアでもよく取り上げられていました。
ぼくはまだパソコンというものに全く手も足も出ない状態でした。しかしどうしても仕事で使わざるをえない状況になったため、パソコンの練習としてブログを始めてみたんです。
当初は「コピー&ペースト」さえ知らず、URLのなが~い文字列をひとつひとつ手打ちで入力しながら「こんなんじゃ便利なんだか不便なんだかわからんわ」とタメイキをついていたものです
一番最初の記事は、プロコル・ハルムの名曲「青い影」。2005年5月27日のエントリーでした。
どうせなら好きな音楽中心のブログにしたかったのです。
今は、音楽中心ということに変わりはないですが、「自分という人間の中味の発信」という色合いにすこ~しだけ変化しているような気もします。
体調不良のため、途中あいだが空いた時期がありましたが、それまでにはいつもたくさんの方々からコメントをいただきました。それがこのブログを続けられる大きなエネルギーとなりました。ハンドルネームだけでお顔を拝見したこともない方々ですが、コメントのやりとりに本当に温かいものを感じていました。皆さんお変わりなく過ごされているのかなあ。
体調が戻ってからは、ただただ自分の気持ちの「覚え書き」的なものとして、好きなように綴ってきました。
気持ちの中には、何年後になるかは分かりませんが、自分の人生が終わったときに、自分の数少ない親族に自分の気持ちや考え方はこうだったというのを知ってほしい、というのがあります。「こういう人物だったんだなあ」と。
ですがその日はまだ先だとは思いますので、相変わらず思ったことを好きなように書きつらねていこうと思います。
音楽、価値観、写真、映画、ワンコ、日常、、、
書いて楽しい、読んで楽しいブログになりますように。
いや、そんな他力本願ではなく、そういう楽しいブログにするぞ~~、ですね。(^^)
明けましておめでとうございます
「平成」の最後の年になりました。
ここ数年、毎年思っていることですが、
相変わらずやりたいことだけやり、
自分で自分のことを大切にし、
日々楽しく生きてゆきたいです。
今年は、「許すこと」を大きなテーマにします。
そして、もっと良い音で音楽を奏でられるようになります。
年の始めにあたって、もっと華々しく目標を掲げようとも思うのですが、今年はシンプルに。(^^)
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2019年1月1日
明けましておめでとうございます
ここ何年かは、自分の考え方や価値観の転換期なのではないか、と思います。
少なくともそう欲しているからこそ、ハッとするような言葉や出来事に巡り合ったり、新たな出会いや別れがあるのだと思います。
やりたいことはやり、やりたくないことはやらない。
愛されたいならまず人を愛そう。
本当の自分の気持ちをまず自分が受け入れよう。
自分のことを「ダメ」ということにせず、「愛されている」ということにしよう。
そして自分で自分のことを大事にしよう。そうすれば人のことも大事にできる。
こうしたい、ということをちゃんと言葉にして書きとめておくのもいいな。
毎日を「楽しい」と感じながら過ごしたいです。
まだまだいろんなことがぼくを待っていると、思えば、
今日からの一年が待ち遠しいです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2018年1月1日
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ぼくは、ステージ用の服を買う時に、
「それを昼間に着て買い物に行った時に奇異の目で見られるくらい派手かどうか」
を目安にしております。
ステージではそれくらいでちょうどいいからです。
演奏がある日は、現場で着替えるのも面倒だし、着替える場所もないことがあるので、
その奇異に見られるくらいのシャツを着て、時間までウロウロ散歩したりするのです。
もちろん好きで着ているので全然平気なんですが、な・ん・で・す・が、、、
土曜日の夕方、岡山駅まで他県からの共演者をお迎えに行ったんですね。
よく使うプロフ写真に写っている、紫+レンガ色+黄のシャツを着て。
車を置いて、駅地下を通って歩いて行ったんです。
はじめて「こんな人ごみの中でこんなデーハーなシャツ着てたらなんか恥ずかしーじゃねーかよー」と思ってしまいました。
あれだけ平気だったのに(むしろ威張っていた)のに、恥ずかしい、とは。。。
ついにヤキが回ったか・・・
きょうは地味~な恰好で古本屋さんに行って何冊か本を買ってきました。
その中の一冊、エコール・ド・パリ(パリ派)の画集がとても気に入っています。
夜ふけにジャズを聴きながら画集を見る・・・、秋の夜っていうだけでお洒落やわ~
風呂上りにトランクス一丁やけど、それでもお洒落やと思うわw
これでワインでもあればカンペキなお洒落やわ。ぼくはお酒飲まんけど。
まさに「芸術の秋」って感じを味わってます。
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窓から入ってくる風、
早めのコスモス、
ここ最近の夕空、
鰯雲、
エアコンのいらない日々・・・。
やっと来てくれたか、、、秋。(´▽`)
これで愛するシッポのあるムスコといっしょに、山とか海辺とか、遠出ができる
ひとまず今日は自分の部屋から見える青空を眺めつつヨー・ヨー・マを聴きながら、、、というと優雅なようですが、
優雅にそして地味にたまった用事に取り組んでいます。
とりあえず洗濯物を干すのは地味に楽しゅうございました。(´ー`)
今夜は岡山GROOVYにて、高松のボーカリスト三木智子さんとのデュオです。
選曲からしてとても個性的、ハートフルな雰囲気を醸し出す智子さんのステージで週末の夜を穏やかにお過ごしくださいませ(^^)
9月2日(土)
♫三木智子(vocal from高松) & 皆木秀樹(bass) Duo
◆岡山GROOVY
岡山市北区田町2-5-23
086-221-7721
◆チャージ3000円+飲食代別途
◆20:00スタート(2回ステージ)
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夕日が眩しいなか、家に向けて車を走らせていたんです。
渋滞していたので交差点の手前で止まっていたんだけど、
その時に信号待ちしている自転車のお母さんが目に入ったんですね。
ちっちゃいお子を自転車の前と後ろに乗せて、子どもといっしょに、たぶん歌とか歌ってるんです。
やわらか~く笑いながら。
それだけなんです。
なんのオチもないし、どこででも見られるありふれた光景だったんですが、
車の中にいながら、なんだかシアワセな気分にさせてもらいました。
(ほんとにこんな感じでしたが、写真はイメージです。さすがに運転中に、しかも見知らぬ女性を写真には撮れません^^;)
昨夜は、関東から倉敷へ出張で来られていた方が客席にいらっしゃったんです。
声をかけていただいたのでお話を伺ってみると、3~4年前にもぼくの演奏を聴いたことがあって、
それを(ぼくの名前まで!)ずっと覚えていてくださっていたんだそうです。
そしてひさしぶりに倉敷へ来た昨夜に、たまたま演奏していたのがぼくだったとは。。。
なんて、嬉しい偶然!
明日は、岡山セカンド・シンプソンで演奏いたします。
しっとり優しくジャズを歌う森啓子さん、ボーカリストに引っ張りだこのジェントルなギタリスト古山修くん、オールマイティで安定の菜箸ドラマー中村哲くんとの共演です。
どうぞ皆さま、ゆったり涼みにいらしてください。
冷たいビールもお待ちしておりますよ(^^)
もちろんシットインも大歓迎です。
8月25日(金)
♫森啓子(vocal)、古山修(guitar)、中村哲(drums) & 皆木秀樹(bass)
◆岡山セカンド・シンプソン
岡山市北区表町3-15-15 2F
tel (086) 234-5009
◆開店19:00 開演21:00(2回ステージ)
◆チャージ1500円+飲食代(学割あり)
※シットイン可です
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最近の趣味は、洗濯からの晴れた日の外干しと、アイロンがけ。
両方ともやっていて楽しいから、趣味と言っても差し支えないでありましょう。
天日で乾いた洗濯物の肌触りの気持ち良さは格別だし、
Yシャツのシワがとれて、きちんと折り目がつく時のこの気分・・・。
満足感?達成感?、、、なんじゃろーか、とにかくいいもんです
5年後の夢は、「主夫ときどきベーシスト」ですが、
イケるかな、、、これならイケそうやなあ。
金曜は高松にて音楽談義で盛り上がり、
土曜は演奏後に共演者といろんな話に花が咲いて気づけば午前3時、
日曜は音楽仲間の呼びかけで急遽アツい宴会(ブルースとか70年代のロック談義でこれまた話に夢中にwww)。
いい「気」を持った仲間と一緒にいると、こっちの気持ちの重荷までとれて気が軽くなります。
練習もしたくなってくるから不思議ですね~(^^;)
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【Live Information】
うちの誰かが録画してある関ジャニ∞の音楽バラエティ番組「関ジャム」をたま~に観るんです。
こないだはMr.Childrenを取り上げていたんだけど、その中で使われていた数十秒の映像にハートを揺さぶられて、映像が収められているDVD「未完」を衝動買いしてしまいました。
曲は、「タガタメ」。
タガメの歌でもなく、田固めでもなく、「誰(た)が為」です。
アルバム「シフクノオト」(2004年)に収録されています。
DVD「未完」(2016年)
雨中の、熱く激しい演奏。
この時代にこそ必要なことが詰まっていると思われる歌詞。
感極まった観客の表情。
ついつい目が潤んでしまうんですが、それを下のムスメに「ハイハイ♡」な目で見られるもんだから心ゆくまで涙も流せやしないw
年を取って涙腺がどんどん緩くなってきてるんだから、目がすぐに潤むのも仕方ない(^^;)
それよりも、ムスコがミスチルのかなり熱烈なファンであることが判明しまして。
夏休みで時間はあるし、とてもDVDを観たいようです。
道理で、なんや聞き分けがええと思うたわ(^□^)
そんなわけで、明日はこのたぎったハートとともに岡山セカンド・シンプソンへ参ります。
共演するのは、ぼくよりもさらにアツいハートを持つふたり、美淋つゆ子嬢と龍野豊子嬢です。
ジャズ、ロック、ラテンをベースに、Hotter Than Summerな、この三人ならではの演奏を繰り広げる所存です!
お気軽に遊びにお越しくださいませ。
お待ちしています(^^)
7月28日(金)
♫美淋つゆ子(piano)、龍野豊子(drums) & 皆木秀樹(bass)
◆岡山セカンド・シンプソン
岡山市北区表町3-15-15 2F tel 086-234-5009
◆チャージ1500円+別途飲食代
◆19:05開店 21:00開演(2回ステージ)
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ここのところコンニャクが主食です。
生活習慣病を予防し、腸の働きを活発にし、骨粗鬆症を予防し、美肌効果があり。
カロリーが低いので、先に食べておくと食べすぎなくても満腹感が味わえるし、食べ過ぎても太らない(であろう、との希望的観測w)。
コンニャクだけでは味気ないのでチクワとササミも加え、唐辛子もできるだけたっぷり入れる。
「味見させて~」と近寄ってきた下のムスメが「うまっ!明日も作ろ~!」と絶賛してくれたので、昨夕は台所で一緒に作りました。
実は前回はダシを入れ忘れていたので(汗)、こんどは忘れ物なく作ったら、鬼人をも落涙せしむ美味なる逸品ができあがりました。
唐辛子のおかげであちこちホカホカ、汗がたくさん。
頼むぞカプサイシン!頼むぞグルコマンナン!
俺のお腹周りは任せた!
今夜は岡山GROOVYにて、山本ヒロユキ(piano)さんとのデュオでジャズをたっぷり聴いていただきます。
美味なる山本さんのピアノを聴いて、心ゆくまで満腹になってください!
ところどころスパイスも効いてます。頼むぞカプサイシン!(^^)
7月22日(土)
♫山本ヒロユキ(piano) & 皆木秀樹(bass)
◆岡山GROOVY
岡山市北区田町2-5-23 tel 086-221-7721
◆チャージ3000円+別途飲食代
◆20:00開店 20:30開演(2回ステージ)
※シットイン可です ミュージシャンはお店に「出させていただく」
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いま倉敷ビョルンで、李侖京(ファイバー×造形)& 白神恭子(アロマ、石鹸)の二人展が催されています。
李侖京さん(愛称ユンちゃん)は、以前「『赤』にとても惹かれる」と話してくれたことがあったのですが、今回はまた別な雰囲気の世界でした。
見る側の「感じる自由」とか、直線よりゆがんだ線の方に生命力を感じるとか、「わからない」ということはあれこれ想像できることでもあるから楽しいよね、とか話しながら、ユンちゃんの頭に浮かんだものが目に見える形になった独特の世界を観せてもらいました。
この二人展は、7月23日(日)までだそうです。
◆曖昧な境界
李侖京(ファイバー×造形)& 白神恭子(アロマ、石鹸)
◆倉敷ビョルン(倉敷市中央2-13-20)
◆10:00~20:00
そのあとは自分の演奏があったので、玉野市に行って、時間まで海を眺めておりました。
早く秋にならないかな~
秋になったらシッポのあるムスコ(ハチくん)と来るんだけどな~
・・・というのは気が早いか。(^^;)
7月16日(日)
♫山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass) & 龍野豊子(drums)
◆玉野Musik
玉野市築港5-9-6 tel 0863-23-4820
◆チャージ1000円+別途飲食代
◆19:00~ (2回ステージ)
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いま、紀伊国屋さんでは、「男はつらいよ」のDVDが1枚1000円で買えるというキャンペーンをやっています。
つい買ってしまうんですね。
ずっと以前、レンタルビデオ店で借りては、120分のビデオに3倍速ですべてダビングしていたんですが、ビデオが劣化して見ることができなくなっているので、じっくり「男はつらいよ」を観るのは、10年以上ぶりくらいになります。
改めて「男はつらいよ」を見直してみると、物語そのものに加えて、レギュラー陣のキャラクターとか、当時の旬の名女優陣の存在感、そこはかとなく散りばめられているユーモア、渥美清の話芸など、たくさんのお楽しみがバランスよく詰められていて、48作もあるので見始めるときりがありません(^^;)
昨日は共演女優が吉永小百合、浅丘ルリ子、樫山文枝のものを買ってしまいました。
とても面白いので、夜中につい見入ってしまいました。
吉永小百合。
オードリー・ヘップバーンと並び、自分的には東西の双璧です。
可愛いくて知的で品があって美しくて・・・
それから「葛飾立志篇」(共演:樫山文枝)では、喫茶店で電話をしている寅さんの向こうの壁面に、マイルス・デイヴィスの「Miles in the Sky」と、ポール・チェンバースの「Bass on Top」のアルバム・ジャケットが!
なんだかちょっと嬉しかったりします(^^)
今夜は、玉野Musikで、山本ヒロユキさん、龍野豊子さんとのトリオでジャズのスタンダード・ナンバー中心に演奏いたします。
いろいろ触発される、否が応でも燃え上がるトリオです。
どうぞ皆さまのお越しをお待ちしています(^^)
7月16日(日)
♫山本ヒロユキ(piano)、皆木秀樹(bass) & 龍野豊子(drums)
◆玉野Musik
(玉野市築港5-9-6 tel 0863-23-4820)
◆チャージ1000円+別途飲食代
◆19:00~ (2回ステージ)
※シットイン可です
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【Live Information】
早いもので、一番下のムスメが、この冬高校受験なのです。
志望校を尋ねてみると、なんというか、むむ~、思わず「なんでそんなところに!?もうちょっとマシなとこがあるやろ!」とでも言いたくなるような(すんませんものの例えです汗)学校の名をあげました。
理由を聞いてみると、もう一回むむむ~。
彼女なりのちゃんとした理由(そこに行きたい科がある、ちゃんとアルバイトしたい、女子が多いところの女同士の馴れ合いがイヤetc)があるじゃないか。
「こうしたい」という自分の意思があるなら、やりたいようにやったらいい。自分の人生だから、自分次第でどうにでもなるよ。
知らないうちに中身も大きくなっていたんだなあ、としみじみ思いました。
ぼくは「娘さん、いい学校へ行ってるんですね」と周りに言われたいだけだったのかもしれん。
今回はムスメに教えられました。(^^;)
そんなわけで、あさって7月13日(木)は、岡山ピアノ・バーで、ベースとかピアノを弾きます。
ソロで何曲か弾こうと思いますが、お店からのリクエストで、ほぼジャム・セッションになる予定です。
一緒に演奏しようや、と言ってくださる優しい方、セッションしてみたい方、譜面と楽器をお持ちのうえ(マイク、ピアノ、コントラバス、ドラムあります)、気軽にピアノ・バーに遊びに来てくださいまし!(^^)/
7月13日(木)
◆岡山ピアノ・バー
岡山市北区野田屋町1-11-10 清水ビル3F
086-222-8162
◆チャージ800円+別途飲食代
◆開演21:00 (2回ステージ)
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【Live Information】
ジャズが流れる夜のお店に出入りするようになったのは、高校時代だった。
背伸びして、味もわからない洋酒を頼み、タバコを吸い、きれいに着飾った女性たちに心をときめかせ、これまたよくわからないジャズを聴いて、夜の街という自分にとっての新しい世界を、おのぼりさんのようにドキドキしながら見回していたなあ。
当時ジャズ好きな大人たちが集っていた「ムスタッシュ」とか「ローズマリー」といったお店のドアを、大人になったつもりで、でも乏しい財布の中を気にしながら開けたものだった。
百戦錬磨のお店のスタッフからすると、生意気で場違いな小僧にしか見えなかったろう。
学校をサボって、ダンスパーティーで知り合ったホステスさんとお昼ご飯を食べたり。
自分ではデートしてるつもりだったんだけど。(^^;)
外見だけは立派な大人になっている今夜は、時間も、財布の中身も気にせず、夜のお店でゆっくりジャズを聴いている。
そして、とりとめもなく、こんなことを思い出したりしている。
外では雷が鳴り、激しく雨が降っている。
そういえば、いまは、酒もタバコもやらない、品行方正だけれどつまらない大人に成り下がっているような気もする。
そいえば、きょうはハチくんの誕生日。
早く帰って少しでも一緒に遊んで、それから寝ることにしよう。
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おととい3月13日、訃報の連絡をふたついただきました。
きょう、その両方と自分なりのお別れをしました。
同時に、「赤ちゃんが生まれました」というお知らせがふたつ。
人の生死はこの世の常ではありますが、このようにして人間の営みや繋がりは連綿と続いていくのだと思うと、とても感慨深いです。
きょう午前中は、親族とのお別れでした。
故人と会う機会が(頻度だけでいうと)数少なかった息子が目を真っ赤にしていました。
あとでふたりになった時「なんで泣いたん?」と尋ねてみました。すると、「なんでかわからんけど、涙出た」と答えてくれました。
人の生涯の終わりにあたって何かを感じてくれたのでしょう。
おかしな言い方なのかもしれませんが、自分も亡くなった方をお見送りする時、厳粛な気持ちになるのはもちろんですが、いつもどこか背筋が伸びるような思いになります。
そのあとで、もう一か所へ。
亡くなったのは、岡山在住の音楽プロデューサーでありプロモーターでもある、藤原憲一さん。
まだ68歳でした。
親しくさせていただいたのは短い間でしたが、言葉やお仕事ぶりを通じてとても大切なことをいくつも教わりました。
厳しい物差しをお持ちで、「本物はどんなものか」を知っておられて、仕事に対しては妥協もブレもない方だったと思っています。
若い頃はアメリカで暮らし、アメリカでも一流のジャズ・ミュージシャン達と深くまじわり、彼らのレコーディングに何度も立ち会い、そして尊敬を受けていたそうです。同じアパートに住んでいたあるジャズ・レジェンドとはファースト・ネームで呼び合う仲だったということです。
近年ではテッド・ローゼンタール(piano)、鈴木良雄(bass)、井上陽介(bass)など、幾多のミュージシャンのプロモート、プロデュースを手掛け、ミュージシャン達からも厚い信頼を受けておられました。
経験も知識も豊富で、それだけに「ぼくは音楽のことはあんまり詳しくはありませんから」と言いながらも、厳しい音楽観と耳を持っておられました。
「本当によい音楽を聴いてほしい、そういう音楽を広めたい」という言葉を、何度も伺いました。
厳しい物差しをお持ちの方でしたが、その物差しにまだ達していない人のことを見下すようなことは決してなく、長い目で見守ってくださっているようでした。そして、敬意を払う、ということを大事にされていました。
ただ、「本物のふりをする人」「音楽を使って実は他人を支配しようとする人」には手厳しく、絶対に惑わされない方でもありました。
時にはふたりで、決して人には聞かせられないような際どい楽屋ばなしをしたりもしましたが、その根本にはいつもはっきりした人生観があったように思います。
憲さんの経験と耳は、音楽に携わる者にとって大きな財産でした。
憲さんからもっといろんなお話が聞きたかったと思います。
きょうは、「縁があるから出会い、そしてその出会いと別れには必ずなんらかの意味がある」ということを思えた、とてもいい一日でした。
そして、憲さん、どうもありがとうございました。
いずれまたお目にかかれる日まで。
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