ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

明けましておめでとうございます

2017年01月01日 | Weblog~雑記
【Live Information】




明けましておめでとうございます


 たぶんこの一年も、いままでと同じで、いろんなことが起こるでしょう。
 いろいろなことは、起きて当たり前。
 だから悩みはなくならないと思う。
 でも、起こることすべてには意味があり、自分にとっての課題を教えてくれるんです。


 そして、自分のテーマは去年と同じく、「やりたいことだけやる」
 自分のダメなところも自分で認め、受け入れる。
 そんな自分も自分、決して自分がダメなんかではないことを忘れない。
 評価されるために何かをしない。
 凹んでいる時・他人を大事にできない時は、自分を大事にできていない時。そんな時は、まず自分をよしよししよう。
 無理してオトナでいなくていいから、自然な自分でいよう。
 



 変わらず、また一年よろしくお願いいたします。
 



                                                                   
2017年1月1日






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最後の夏 その2

2016年07月18日 | Weblog~雑記

【Live Information】 



 高校野球の予選もたけなわ。
 アメトーークの「高校野球芸人」もテレビに齧りつくイキオイで観ました。
 やはり「最後の夏」はキーワードのひとつでしょう。
 「美化しすぎ」とか「高校野球だけ特別扱いしすぎ」などいろいろな見方もあるでしょうが、球児たちは大好きな野球に没頭したから最後は涙が止まらなくなるんだろうし、それだけ打ち込んできたのが伝わるからこそ、見ているこちらの胸もアツくなるんだと思います。
 
 
 思えば、高校時代は、
 「硬球の硬さ痛さに恐れをなした」こと、
 「部活動のオリエンテーション(ポップスの曲だった)でドラムを叩く先輩を見て『これは絶対モテる!』と確信した」こと、
 このふたつの軟弱な理由で吹奏楽部の門(戸、かなw)を叩いたんでした。
 最初は打楽器、そしてドラムセットが叩けるようになり、定期演奏会の曲に譜面があったことから指示されてエレキベースを弾きはじめ、それがきっかけで社会人のジャズ・バンドに入れられ、、、
 それ以後、いまに至るまで数十年も音楽を続けることになるなんて、思いもしなかったです。。。
 
 
 吹奏楽部の大きなイベントといえば、定期演奏会と、8月のコンクール。
 3年生は受験のため、コンクールを最後に引退するので、吹奏楽部員にとっても、3年生の8月は文字通り「最後の夏」でした。
 1年の夏、演奏後に「先輩に申し訳ない」と泣きじゃくっていた同級生の宮崎さん、元気かなあ。
 ぼくはあの頃涙が出るほど音楽に打ち込んでいたとはとても言えないけれど、音楽も、部員みんなも、雰囲気も、全部ひっくるめて吹奏楽部が大好きでした。
 所ジョージさんの「吹奏楽の旅」を観ると、どうしても涙が出てしまいます。青春って、いいですね~
 
 


 さて、7月24日(日)は、岡山市内のジャズ喫茶JORDANで、恒例のジャズ講座講師を仰せつかっておりますが、満席のため一応予約受付を終了するはこびとなったようです。皆さまどうもありがとうございます。

 

 今回は「ピアノとベースの間柄とは」と題してお送りしようと思います。
 珍しく真面目に下準備を兼ねた勉強しているので、自分の肥やしにもなっておりまして、このテーマだとむしろ講師を別に頼んで自分も客席で聞きたいくらいなんですが。。。(^^;) 
 ピアノでお手伝いしてくださるのは、オルガンやアコーディオン奏者としても各地で活躍している美淋つゆ子嬢です。
 
 
 キャンセルが出る可能性もなきにしもあらずなので、ご希望の方は電話等で改めて状況をお問合せくださいませ~(^^)
 
 
 7月24日(日)
 【ジャズ講座 「ピアノとベースの間柄とは?」】
  [場所] ジャズ喫茶JORDAN
     (岡山市北区表町2-5-23 ニュー表町プラザ2F tel 086-237-2012)
  [時間] 18:00~
 [料金] 1500円+別途ドリンク代


 
 





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最後の夏

2016年07月11日 | Weblog~雑記


【Live Information】 


 ぼくは野球が大好きだったけれど、縁があって高校から今までずっと音楽に親しんできました。でも野球というスポーツにはずっと愛着があります。愛するタイガースが優勝した時は恥ずかしながら涙したし、イチローや野茂の成績には一喜一憂したし、甲子園での熱闘にはいくど手に汗握ったことか。。。
 だから息子が中学で「野球部に入りたい」と言った時は、実はとても嬉しかったです。
 
 
 ただ、息子は飛び抜けて運動ができたわけではないし、どちらかといえば繊細な方なので、「汗」「涙」「青春」という綺麗な言葉の陰に潜む厳しい上下関係、先輩の強烈なシゴキ、下手な者を見下したり邪魔者扱いする陰湿さなどに耐えられるのかどうか、それらを身をもって知っているぼくは、内心とても心配でした。
 
 
 中学時代はずっと控え、たまに練習試合に出してもらってもヒットすら打てず、野球好きの父としてはずっと気をもんでいました。でも、救いだったのは、いつも楽しそうに練習に行っていたことです。きっとチームメイトに恵まれていたんだと思います。
 運動部は、2年秋に新チームになります。新チームとなったある日「きょう、2打点三塁打を打ったよ」と嬉しそうに教えてくれたことがありました。そしてその日を境にちょいちょい試合に出るようになり、ヒットを打つことも増え、いつの間にか外野のレギュラーになり、最後は5番打者兼外野手兼控え投手にまでなりました。たぶん息子以上にぼくの方が得意になっていたと思います。
 
 
 高校に入った時、またも「野球部に入る。絶対入る!」。しかも、自分から「ピッチャーをやる」。
 中学とはスピードからして格段に違う高校野球、大丈夫だろうか、と心配しながらも、やりたいことをはっきり主張できるようになった息子が頼もしくも思えたのを思い出します。
 
 
 それから2年3ヵ月。
 半強制的な丸坊主にひとり最後まで抵抗したり(ヘソ曲がりはぼく譲りでしょうw)、ベンチ入りが決まった直後に自打球を目に当てて、「せっかく背番号をもらったのに」と悔し泣きしたり、テレビを見ながら野球談議で盛り上がったり。
 
 
 1年の時だったか、珍しく暗い顔で「練習に行きたくない」とこぼしたことがありました。理由を尋ねても「わからん、、、」、野球部は楽しいか尋ねても「わからん、、、」、学校はどうか尋ねても「わからん、、、」・・・
 「いろんなことで悩む年頃だし、おまえにしかわからんこともあると思う。自分の思っていることが正しいか間違いかは気にしなくていいから、学校が面白くないんだったら構わんから好きなだけ休め。学校からいろいろ言われても心配するな、父さんがとことんおまえの味方になってやる」と言うと、息子は堰を切ったように泣き出しました。
 翌日には不思議なくらいケロッとしてましたが、このことは何かのきっかけになったんかな、という気はしています。


 

 
 きょうは最後の夏の初戦でした。
 チームは3-5で惜しくも敗れ、息子の出番もありませんでした。
 家に帰って見た息子の顔はいつもと同じ。
 「おつかれさん」というと、小さな声で「うん、ありがと」。
 「やり切った実感はあるか?」
 「うん」
 その返事だけで、ぼくは安心です。
 活躍した写真はないけど、背番号13の後ろ姿だけ画像フォルダにあれば、父さんは満足です(^^)
 
 


 さて、明日は岡山birdで、清水昌美4の一員として弾き倒してまいります。
 昌美ちゃんとも、國廣さんとも、宗さんとも、久しぶりの共演なので、楽しみです。
 皆々様、どうぞ気軽に遊びに来てくださいまし。 
 

 7月12日(火)
 岡山bird
 (岡山市北区表町3-6-3 福原ビル2F tel 086-232-4831)

 

 [出演] 清水昌美(flute)、宗友厚(piano)、國廣理正(drums)、皆木秀樹(bass)
 [時間] 20:45~ (2回ステージ)
 [料金] チャージ1000円+飲食代





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平敦盛の塚

2016年07月03日 | Weblog~雑記
                                                     ♪平敦盛


【Live Information】 


 きょうは風があるけれど、ドライヤーから出る温風をずっと体じゅうに浴びているような感じがします(´Д`;)アチー
 7月になったとたん、いわゆる「コワい話」をあちこちで見聞きするようになりました。
 もともと日本の怪談は、時期が夏ではないものも多いのですが、ずっと昔は、夏の日暮れ以降になると戸外に縁台を出して、話し上手の近所のじいちゃんやおっちゃんがしてくれる怪談話を聞きながら涼をとっていたことから、「夏は怪談」というイメージが定着したんだそうですね。
 
 
 一昨年の夏、神戸に住む仲良しのピアニストさんとご飯を食べたことがありました。
 食事のあと、ピアニストさんをお宅のある須磨まで送ったあと、家へ帰ろうとカーナビをセットしたんです。
 高速道路入口までの道が不案内なのと、時間が遅くて(真夜中過ぎていた)暗くて標示板を見落としそうだったからです。
 国道2号線を西へ少しだけ走ったあと、カーナビの指示通り山側へ右折したんですが、そのあとすぐ上り坂になり、街灯がなくなって真っ暗になり、道は細くなるしで、どうなってんの(?_?)と不安になりながら、それでもノロノロ走ったんです。
 すると間もなく行き止まりになりました。なんとなく駐車場のようなところです。なにやら大きな石塔も夜目にぼんやり見えます。自分がどこにいるのか確かめようと思って、車から降りてなんの石塔か見に行ってみたんですが、
 なんとそこは平敦盛(平清盛の甥。笛の名手と言われた。15歳で戦死。)の塚だったんです。
 さすがにビックリ、大あわてで車に乗って、なんとか2号線まで戻りました。
 もう一度カーナビをセットして再度岡山目指して車を走らました。さっきと全く同じところで、またも右折するようカーナビから指示が出ました。おそるおそる右折したのですが、今度は何事もなく、無事高速に乗れました。。。
 
 
 というわけで、今夜は赤田晃一(sax)くんとのデュオで、岡山Arkの10周年記念ライブに出演いたします。
 赤田くんの全精力を振り絞るようなインプロヴィゼイションで、Arkの10周年に華を添えられれば、と思います。
 コワいもの見たさ(?)の方、ご都合が許せばどうぞお気軽に遊びに来てくださいまし(^^)
 

 7月3日(日)
  岡山Ark   Ark10周年記念ライブ
  (岡山市番町1-14-29 スタジオK B1F  tel 086-234-0130)
  [出演] えだまめ
      白兎
      赤田晃一(sax) & 皆木秀樹(bass, others)
      吉永拓未
      KENG
  [料金] 1500円(飲食代別途)
  [時間] 18:30開場、19:00開演(赤田&皆木の出番は19:30頃になります)

 





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セッション、古着、仲間のライブ

2016年06月19日 | Weblog~雑記
                                                  ♪高松Speak Low



【Live Information】 


 一昨日の金曜は、友人とともに、ひさしぶりに、日の高いうちに瀬戸大橋を渡りました。
 青い空と海を見ながらの、遠慮のない音楽談義は、とても楽しいものです。


      
     


 その夜は、高松市内のライブ・ハウス「Speak Low」でジャム・セッションがありました。友人に誘ってもらって、行ってみたのです。
 実は、セッションは、自分で勝手にいろんな垣根を作ってしまうので、ものすごく苦手(キラいと言っても過言ではない))なのですが、その夜は「ジャズの曲は知らないけどとにかく歌いたいように歌いたおしてみる!」というボーカルさんや、ぼくのやろうとしていることを感じ取ってくれるピアノさんなどの、アツかったり温かかったりする方々に会えて、よけいなことに惑わされることなくいつもの自分で演奏することができました。なんだかありがたい思いがしました。


     


 そんなわけで、いい感じにテンションが上がったので、土曜日は古着屋さんへ行ってまとめ買いしたあと(またもやな感じのシャツも手に入れられてヨカッタ)、ムスメ1号2号を連れて岡山市の繁華街・表町へ。
 誰だったかから、音楽仲間が16時(?)から天満屋で演奏するらしいのを教えてもらっていたので、一刻も早くスニーカーを買いに行きたいムスメたちの『早く靴を見に行きたいのに!』という苛立ちを込めた「天満屋でなにを買うの?(- -#)」との質問を「ん~~」とか「いやまあ、、、」などの生返事でかわしながら、天満屋の4Fあたりをうろつくも、インストアライブの形跡などなにもないので、その撤収の早さに驚愕しつつ、「終わったんかもしれんな~」とあきらめて4Fを一周しただけで外へ出ました。
 「なあなあ、天満屋になにがあったん~?」とのシツコクも不審げな質問には「ノドかわいた人~!、はいほなジュース飲みに行こ!」という答えでかわし、表町3丁目にある、怪人たちの集う魔窟w、いや、くつろぎの空間「喫茶壱番館」に向ったのでありましたw


     

      
 

 あとで確かめてみると、天満屋4Fのインストアライブは、「日曜日」の「15時から」で、なんと二重の間違いを犯していたのであった!おいおい俺の脳味噌!(T T;)
 
 
 ということで、本日6月19日(日)夜は、美淋つゆ子(piano)嬢とのデュオで、倉敷木庵で演奏いたします。
 毎回エキサイティングな演奏を展開する美淋さんとの共演、とても楽しみです(^^)
 酒蔵を改造した広い木の空間、腕利きシェフのおいしい料理、オーナーの気遣いが楽しい、素敵なお店です。あ、もちろん演奏も!(^w^)
 どうぞ、ゆったりと日曜の夜を楽しんでくださいませ!

     
 
 【日時】6月19日(日) 18:30~、19:30~ (2回ステージです)
 【場所】木庵(倉敷市川西町18-23 tel 086-421-9933)
 【出演】美淋つゆ子(piano)、皆木秀樹(bass)
 【料金】飲食代のみ
 




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失くした携帯電話

2016年05月28日 | Weblog~雑記


【Live Information】 


 昨夜のこと。
 表町セカンド・シンプソンでのセッティングを終えて、いつもどおり時間までそのあたりをブラブラしようと、愛子店長に声をかけてから店を出ました。
 時計がわりの携帯電話を見つつ、店のドアを開けながら、
 「ちょっとそのへんまで行ってきま~~す。(あ、いま7時38分か)」
 「は~い」
 
 
 階段を下りながら、iPodのもつれたイヤホンをほどいて耳に装着し、ハナウタまじりで3分ほど歩いていた時にはっと気づきました。
 「あれ?携帯電話がない」
 
 
 手には何も持ってないし、どこのポケットにも入ってない。
 落とした? いやいくらなんでも落としたら分かるよな~(?-?)
 どこかに落としていないか探しながら来た道を戻り、また階段を上がって店のドアを開け、
 まさかと思いながらそのまま一番奥のステージへ行ってみると、ピアノの上にぼくの携帯電話が。。。
 は?電話を持って店を出たはずやけど?????
 
 
 「皆木さんさっき手に何か持って確認しながら出て行きましたよね?」と愛子店長。
 手ぶらなので、持っていたものといえば携帯電話しかないのです。
 ちなみに見つけた時の携帯電話の時計は7時43分でした。
 時間的には辻褄が合ってる・・・
 
 
 不思議。。。
 なにかの前触れなのか・・・?((((;゜Д゜)))) ヒィー
 




 
 というわけで、薄曇りの今日は姫路で演奏してきます。
 関西でいつも仲良くしてくれている、素敵なミュージシャンたちと久々に共演させていただきます。
 楽しみだなあ~(^^)
 播州方面の知り合いにも会えるといいな。
 

 5月28日(土)
 姫路ベンハウス(姫路市南条637)
 ・是川博美(vocal)
 ・籔慶子(piano)
 ・廣田秀雄(drums)
 ・皆木秀樹(bass)
 ※16時開演、入場無料のイベントです。

 





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平井康嗣氏の岡山ジャズ回想録、出版へ

2016年04月23日 | Weblog~雑記
                          ♪平井康嗣氏。スー・ラニー(vocal 左上)、梅津和時(sax 左下)、エヴァン・パーカー(sax 右下)の各氏と。


【Live Information】 

 
 日本におけるジャズの特異な点のひとつに、どの町へ行っても必ずといっていいほどジャズ専門のお店があり、ディープなファンが存在する、ということがあげられます。
 音楽シーンの中におけるファンの絶対数は他のジャンルより少ないのかもしれませんが、一度その魅力にとりつかれたジャズ・ファンは、その追求のために生きるようになる、といっても過言ではないと思います。ただただ素晴らしい音を浴びることを生きがいとして。
 
 
 平井康嗣さんは、かつて岡山市野田屋町で異彩を放っていたレコード店「LPコーナー」の元店長であり、現在もイベントの企画・プロデュースなどに関わって、地元岡山とジャズとの繋がりを深めるべく地道に活動を続けています。
 ライブ会場に顔を見せることも多く、直接間接問わず平井さんの影響を受けたり、恩恵を蒙ったりした音楽ファンは、岡山の音楽愛好者の中でもかなりの割合を占めることでしょう。
 かくいうぼくも、いち地方ミュージシャンとして平井さんから何度か温かい感想をいただいたことがあり、それが今でも励みになっています。
 
 
 ぼくは倉敷市の出身ですが、高校時代、気が向くと(ある意味気が乗らないと)午後の授業をサボって、17kmの道のりを自転車で隣の岡山市へ向かい、LPコーナーを覗いて、やや背伸びをしてマニアックなレコードを物色したことを思い出します。スリー・ドッグ・ナイト、コラシアム、ブラッド・スウェット&ティアーズなど、当時ここでたくさんレコードを買いました。
 平井さんは、お店の片隅にいて、ほとんど口もきかず、鋭い視線とともに会計の時に低い声でボソッとお礼を言うだけでした(当時のぼくにはそう感じられた)が、音楽通の常連客が来た時には音楽論を熱く交わしていたことは、強く印象に残っています。
 
 
 その平井さんの、地元岡山に密着した音楽人生には、今となっては貴重な文化的財産となっている出来事も数多く、岡山市が全国の地方都市の中でもとりわけしっかりジャズが根付いた街に育った理由のひとつが、平井さんの地道な活動にあるとも言えます。
 そんな岡山ジャズ史の生き証人である平井さんの回顧録を出版し、残していこうという動きがあります。
 
 
 大手メディアが伝えることは必ずしも音楽の本質ではありません。むしろ、流行や話題に左右されず、自分たちの感じることを大切にした結果育ったものが本物の地方文化だと思います。
 その地方文化の、栄誉や賛辞とは無縁ながらも偉大な遺産のひとつであるジャズについて振り返り、伝えてゆくことは、今の自分たちの音楽をも大切にすることではないでしょうか。
 
 
 平井さんの回顧録は、クラウドファンディングで出版されます。
 主旨に賛同した方は賛助金一口2000円を出資し、本の完成にあたって一冊を受け取れる、という仕組みです。
 多くの方の賛同をいただければ、と思い、個人的にお知らせさせていただきます。
 
 
 お問い合わせは
 「平井康嗣出版準備会事務局」
 (岡山市北区表町2-5-23 ニュー表町プラザ2F ジャズ喫茶JORDAN 古川三郎 tel 086-237-2012)
 までよろしくお願いいたします。


 





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腹話術・・・?

2016年03月15日 | Weblog~雑記
【Live Information】 


 運転中に熱唱している顔を見られたくないので、
 できるだけ口を開けず、
 そして唇を動かさず歌っていたんだけど、
 これがたまたま腹話術の基本になっていたらしい。
 
 
 このまま上達すれば、
 いずれは念願の腹話術でのMCを披露できる日も近い、かもしれんwww
 
 
 以前、ちょっと練習していたんだけど、
 マイクにうまく声が乗らなかったから断念したのです。(汗)

 
 
 
 こんなことばかり考えているうちに春が来てしまいました(^^;)
 アホなことに気を取られている場合ではないですね~
 練習しよ。
 




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懐かしの「カセット・テープ」

2016年02月14日 | Weblog~雑記
 ♪ラジカセにカセット・デッキ。これがあったから青春時代の楽しさも増したんだと思います。


【Live Information】 
 
 
 世はデジタル時代。
 部屋で楽しむ音楽も、その影響の大波を受けています。
 音楽を聴くのに、パソコンなしでは不便な状況さえあります。
 
 
 昭和の時代に青春時代を過ごしたぼくらにとって、音楽に親しむのにレコードとカセット・テープは欠かせないアイテムでした。
 ただし当時は、レコード1枚LP2500円、シングル(EP)600円~700円で、これは高校生のお小遣い事情から見るとかなり高価。ですから友達同士で貸し借りしたり、中古レコード店に足しげく通ったり。それもまた思い出のひとつです。


 FMラジオからのエアチェックも欠かせない作業でした。
 AMでかかる曲は途中でフェード・アウトしたり、パーソナリティのしゃべりとかぶったりするので、ノー・カットで放送してくれるFM局の音楽番組は、高校生にとって強い味方でした。
 その頃は、「週刊FM」「FMファン」「FMレコパル」などという雑誌があって、情報収集におおいに助かっていたものです。
 いつの間にかよく聴いていたリクエスト番組のパーソナリティのファンになって、FM好きの友達同士で「自分は○○さんがいいな~」「いや、ぼくは絶対○○さん!」なんていう他愛もない会話を交わして盛り上がったりしていましたね。


 買ったり借りたりしたレコードや、FMでチェックした曲は、カセット・テープに録音します。
 カセット・テープにはカセット・デッキや、ラジオと一体になっているラジオ付きカセット・テープ・レコーダーで録音します。
 ちなみにカセット・テープ・レコーダーは「カセット・テレコ」、ラジオ付カセット・テレコは「ラジカセ」と呼ばれておりました。
 ぼくの家にラジカセが来たのは、忘れもしない昭和48年。
 テレビにひっつけるようにしてラジカセを置き、息をひそめて歌番組のお目当ての歌を録音したりするんですが、そういう時に限って親がズカズカ部屋に入ってきたり、「電話よ~!」と大声で呼ばれたり。。。


 中学生の頃は、レポート用紙に曲名と演奏者名を書き、それをカセット・テープのケースに合うように切った、自分用インデックスをいちいち作っていました。



 これがどんどんエスカレートしていきます(汗)
 インデックス背中部分やカセット・テープ本体には活字の謄写シールできちんとミュージシャン名などをプリントします。



 この謄写シール、どこにでもあったわけではなくて、当時岡山市中山下にあった紀伊国屋書店に必ず買いに行っていました。同じメーカーのもので統一したかったからです。これが1枚200円とかそんな値段で、きれいにレイアウトできるから重宝していました。やはり母音、とくに「A」「I」「E」と、「C」がすぐになくなるので困ったのも懐かしい記憶です。



 カセット・テープのケースに最初から入っているインデックス・カードには曲名やミュージシャン名をあらためて英語で書き写したり、そのミュージシャンの写真を雑誌から切り抜いて貼ったり。



 FM雑誌についていたインデックス・シールもありがたく活用していました。


 
 
 のちには「ダブル・カセット」が当たり前になりました。
 そのラジカセには2本のカセット・テープをセットでき、そのままダビングできるのが売りだったんです。
 あっという間に広まったのを覚えています。
 

 大人になってCDを買い直したカセット・テープは、置き場所のこともあってどんどん捨てていったので、いまカセット・テープは数十本が残るのみです。
 先日も20年以上ぶりにCDとして手に入れた音源があったので、テープで保存してあったものは処分しました。
 でも、あらためて当時のカセット・テープをまじまじと見ていると、「よけいな物はどんどん捨てよう」と決めてはいても、寂しかったりします。


 CD-Rが流通しはじめてからカセット・テープはすっかり影をひそめてしまいましたが、近年カセット・テープの存在が再評価されているようです。
 なんとなく嬉しいような、そんな気持ちになりますね。





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明けましておめでとうございます

2016年01月01日 | Weblog~雑記

【Live Information】




明けましておめでとうございます


 昨年もいろんな方に関わっていただいたことを、とても感謝しています。
 今年も、よりよい音を出すことはもちろん、いろんなテーマを持って日々過ごしていこうと思っています。
 
 やりたいことだけやる、やりたくないことはやらない。
 ダメな自分のことも自分で認め、受け入れる。そんな自分も自分、自分で自分をヨシヨシして決して自分がダメなんかではないことを忘れない。
 評価されるために何かをしない。
 
 そして、ナチュラルに自分を出せたらいいなあ、と思います。



 変わらず、また一年よろしくお願いいたします。
 



                                                                   
2016年1月1日






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ムスメ、ハタチに。

2015年08月18日 | Weblog~雑記


【Live Information】



 きょう8月17日は、ムスメの20歳の誕生日。
 夜は友達の家で勉強するらしいので(試験ひとつ落としたらしい汗)、お祝いがわりに昼ごはんをふたりで食べにいきました。行き先は、友人一家が営んでいるお蕎麦屋さん「甚五呂」。
 行く前は、「甚五呂!?行きたい行きたい久しぶりにあの親子丼食べたい!」とかはしゃいでいたのに、着くなりさっさと牛丼を注文したのはどういうことか。。。(- -;)
 
 
 車の中で、
 「とーさんは、『オマエが20歳になるまではご飯は食べさせるけど、あとは知らん』っていつも言ってたけど、ほんと?」
 って聞くので、
 「20歳になったら即出て行け、という意味じゃなくて、未成年の間は親としては責任があるってこと。まあ、自立したい、って言ったらもう止めんけどな」
 と答えたらなんだか安心したようにニコッとしてました。
 あれだけ親を心配させ続けた自分がこんなことを自分の子供に言うなんてどうなん、と思うけれど、自分が通ってきたからこそわかることもあるということで、あの世の父と母には許してもらおう。 
 
 
 いくら小さい子供でも自分とは別人格。
 だから、生まれたその日に「子離れしよう、子供には自分で自分の人生を歩んでもらおう」と決めて20年。
 まだまだ心配ではあるけれど、なんとか自分で考え、自分で選択して進んでいるようなので、このまま側で見ていようと思います。
 

 ただ、ハタチになったらある意味決別して、ひとりの人間として付き合っていこうと考えていたけれど、いざその日が来ると、なかなかそうあっさり「決別」なんてできるもんじゃありませんでした(^^;)
 このままムリせず自然に付き合って行こうと思います。
 
 
 というわけで、甚五呂ではお茶で乾杯しました。
 おいしい昼食で、ふたりとも満足です(^^)





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ムスメからのお願い

2015年06月21日 | Weblog~雑記


【Live Information】


 
 夕方、庭で草取りをしていたら、ムスメがアルバイトから帰って来て、慌てた感じで、
 「とーさん、お願いがあるんだけど」「ケーキ屋さんに連れてって」
 

 すぐ近所のケーキ屋さんに自転車で行ったらええやん。


 「あそこはあんまりいいのがないもん」


 どこでも一緒や。そんないいのを買って誰にあげるの?


 「大事な人。明日あげたいから、お願い(>人<;)


 草取り途中だし、いまTシャツとジャージだから着替えないといけないし、、、も~~~




 近所のケーキショップに行ってみると、閉店間際のためか、ショーケースにはケーキの姿なし。


 「とーさんお願い、もう一軒あるケーキ屋さんに連れてって」


 そこも閉店時間かもよ。もしそうだったらどうする?


 「そしたら、そこにあるものの中から選ぶから」




 結局、もう一軒のほうも閉店時間だったので、ショーケースの中は、ホールのチーズケーキがひとつと、洋菓子の詰め合わせが数種類だけ。


 「もらって嬉しいのはどれかなあ」「とーさんならどれが欲しい?」「男のひとの気持がわからんから教えて」


 好きなものを貰うから喜ぶんじゃなくて、気持ちが伝わったり、貰いたい人から貰うから嬉しいんだと思うよ。だから自分で決めればいいんじゃないかな。
 じゃあ車で待ってるから、早よ買っておいで。


 数分後、息をはずませたムスメが車内に飛び込んできて、
 「はい、これ。」
 ポンと助手席に置かれた紙袋を見ると、いま買ってきたばかりのケーキが。


 
 (?_?)



 「きょう、父の日よ(^^)」


 ちっとも気づかなかったよ。
 ビックリ。
 ありがとう、って言おうと思ったら、不覚にも声が詰まってしまった。。。
 「泣いてるん?w」と聞かれてしまって、正直に「うん、泣きそうになったw」って返して、ふたりで笑いました。


 知らない間に、大きくなってるんだなあ。
 とっても嬉しかったけれど、なんていうか、なぜかすこ~しだけ寂しい気持ちになりました。
 甘いもの好きだけど、大事に、じっくり味わって食べよう。
 
 
 
 
 
 
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感触の実験

2015年03月15日 | Weblog~雑記

【Live Information】

 
 きょうはいろいろ事情があって、一日家にいます。
 すると、きょう休校日のムスコが「携帯電話を落としてディスプレイが割れたので、修理できるお店に連れていってくれないかな」と言うので、昼からふたりして出かけてきました。
 男ふたりでどこかに行くのは久しぶり。車中で、日ごろあまり話せていない学校の話もできて、よかったです。


 まあ勉強の話はともかくとして、単純に聞きたいことは、彼女がいるのかどうか。
 「彼女できたん?」
 「そんなの、、、おらん」
 「なんで?」
 「そんなん言われても、彼女はおらん」
 「彼女は、てw。。。ふ~~ん、ほな彼氏がおるん?」
 「! いや・・・(^^;)、おらんしw」
 「そんでもとーさんは、もし彼氏ができても反対はせんよ」
 すると、エッ!という顔で「そうなん!?」
 「そりゃビックリはするけど、お前がそう決めたんならとーさんが口出すことじゃないからなあ」と言うと、なんか安心したような顔(実は彼氏がいる、という意味ではなく)で「うん(^^)」と言って笑っていました。


 用が済んで、帰り道でのこと。
 最高速度70kmの道を流れにそって、80km以上くらいで快調に運転していたんです。
 すると、ムスコが急に、
 「とーさん、実験していい?」
 って言うから、なにを始めるつもりなんや、と怪しみつつも、
 「ええで(¬¬)」
 と返事すると、いきなり窓を開けて左手を斜め上に出して、手を開いたり閉じたりしはじめたではないですか(◎◎;)


 実はうちには「探偵ナイトスクープ」のDVDがあるんですが、その中に「高速で走る車の窓から出した手に受ける風圧がおっぱいを触る(揉む)のと同じ感触」というネタがあるんです。。。(^^;)
 それを突然思い出したので、
 「・・・探偵ナイトスクープか?(- -;)」
 と聞いたあとの、
 「うん♪」
 と答えた爽やかな笑顔が眩しかった。。。
 そして湧き上がってきた「いったいコイツは誰に似たんだろうw」という恐れにも似た疑問に頭を悩まされた、午後の国道2号線・・・(^^;)



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春の兆し

2015年03月02日 | Weblog~雑記


【Live Information】

 

 暦が「3月」に変わっただけで、春になったような気がします。
 昨日の雨模様とうってかわって、今日はおだやかな一日でした。
 卒業式を行った高校も多かったようです。卒業生にとっては、笑顔と涙と寂しさと希望がいりまじった、忘れられない日になることでしょう。
 ぼくはいろいろ事情があって高校の卒業式当日には出られなかったので、よけいに当時通っていた高校のこと、卒業式のことが懐かしく思い出されます。

 
 きょうは、休みだったので、部屋で一日ダラダラゴロゴロ過ごしました。なんだかずっと眠くて、布団にひっくり返ったと思ったら意識がとんでました(^^;)
 とはいえ、やっておかねばならないこともたくさんあるので、PCに座って、いやPCの前に座ってキーボードをカタカタ叩きつつ、リピートしてかけ続けたCDが「KOJIKANAYAMAMINE」のライブ・アルバムです。いやほんま楽しくて、楽しくて、楽しいです。


              


 「KOJIKANAYAMAMINE」は、小島良喜(piano)、金澤英明(bass)、山木秀夫(drums)、峰厚介(sax)からなる、いわば「スーパー・グループ」です。このCDは基本ライブ会場でしか手に入らないので、金澤さんにお願いして送っていただきました。当分CDトレイにはこのアルバムが載ったままでしょう。
 
   
 この5日間、ちょっとほったらかしだったので、ハチくんとも遊べてぼくの顔もニヤニヤ(・∀・)です。
 ハチくんは、頭をなでて欲しいのか、ぼくの手の平の下に頭を入れてくるばっかりするんです(//▽//)


              


 きょうは、名残りを惜しんで、あちこちで「お別れ会」が開かれることでしょう。無限の可能性を持った卒業生たちに幸あれ(^^)b





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バレンタイン・デー

2015年02月12日 | Weblog~雑記
【Live Information】



世界にさきがけ、恥ずかしながら、本日チョコレエトをいただきました。
 



くださった方は、、、
 
 
 
 











ムスメ(19歳♀)です。
  


ありがとう(´▽`)
 
 
  





とーさんにチョコくれたあとの第一声が、
 

「ちょっとちょーだい」
 

だったのには泣いた。
 


(^^;)





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