♪ラジカセにカセット・デッキ。これがあったから青春時代の楽しさも増したんだと思います。
【Live Information】
世はデジタル時代。
部屋で楽しむ音楽も、その影響の大波を受けています。
音楽を聴くのに、パソコンなしでは不便な状況さえあります。
昭和の時代に青春時代を過ごしたぼくらにとって、音楽に親しむのにレコードとカセット・テープは欠かせないアイテムでした。
ただし当時は、レコード1枚LP2500円、シングル(EP)600円~700円で、これは高校生のお小遣い事情から見るとかなり高価。ですから友達同士で貸し借りしたり、中古レコード店に足しげく通ったり。それもまた思い出のひとつです。
FMラジオからのエアチェックも欠かせない作業でした。
AMでかかる曲は途中でフェード・アウトしたり、パーソナリティのしゃべりとかぶったりするので、ノー・カットで放送してくれるFM局の音楽番組は、高校生にとって強い味方でした。
その頃は、「週刊FM」「FMファン」「FMレコパル」などという雑誌があって、情報収集におおいに助かっていたものです。
いつの間にかよく聴いていたリクエスト番組のパーソナリティのファンになって、FM好きの友達同士で「自分は○○さんがいいな~」「いや、ぼくは絶対○○さん!」なんていう他愛もない会話を交わして盛り上がったりしていましたね。
買ったり借りたりしたレコードや、FMでチェックした曲は、カセット・テープに録音します。
カセット・テープにはカセット・デッキや、ラジオと一体になっているラジオ付きカセット・テープ・レコーダーで録音します。
ちなみにカセット・テープ・レコーダーは「カセット・テレコ」、ラジオ付カセット・テレコは「ラジカセ」と呼ばれておりました。
ぼくの家にラジカセが来たのは、忘れもしない昭和48年。
テレビにひっつけるようにしてラジカセを置き、息をひそめて歌番組のお目当ての歌を録音したりするんですが、そういう時に限って親がズカズカ部屋に入ってきたり、「電話よ~!」と大声で呼ばれたり。。。
中学生の頃は、レポート用紙に曲名と演奏者名を書き、それをカセット・テープのケースに合うように切った、自分用インデックスをいちいち作っていました。
これがどんどんエスカレートしていきます(汗)
インデックス背中部分やカセット・テープ本体には活字の謄写シールできちんとミュージシャン名などをプリントします。
この謄写シール、どこにでもあったわけではなくて、当時岡山市中山下にあった紀伊国屋書店に必ず買いに行っていました。同じメーカーのもので統一したかったからです。これが1枚200円とかそんな値段で、きれいにレイアウトできるから重宝していました。やはり母音、とくに「A」「I」「E」と、「C」がすぐになくなるので困ったのも懐かしい記憶です。
カセット・テープのケースに最初から入っているインデックス・カードには曲名やミュージシャン名をあらためて英語で書き写したり、そのミュージシャンの写真を雑誌から切り抜いて貼ったり。
FM雑誌についていたインデックス・シールもありがたく活用していました。
のちには「ダブル・カセット」が当たり前になりました。
そのラジカセには2本のカセット・テープをセットでき、そのままダビングできるのが売りだったんです。
あっという間に広まったのを覚えています。
大人になってCDを買い直したカセット・テープは、置き場所のこともあってどんどん捨てていったので、いまカセット・テープは数十本が残るのみです。
先日も20年以上ぶりにCDとして手に入れた音源があったので、テープで保存してあったものは処分しました。
でも、あらためて当時のカセット・テープをまじまじと見ていると、「よけいな物はどんどん捨てよう」と決めてはいても、寂しかったりします。
CD-Rが流通しはじめてからカセット・テープはすっかり影をひそめてしまいましたが、近年カセット・テープの存在が再評価されているようです。
なんとなく嬉しいような、そんな気持ちになりますね。
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世はデジタル時代。
部屋で楽しむ音楽も、その影響の大波を受けています。
音楽を聴くのに、パソコンなしでは不便な状況さえあります。
昭和の時代に青春時代を過ごしたぼくらにとって、音楽に親しむのにレコードとカセット・テープは欠かせないアイテムでした。
ただし当時は、レコード1枚LP2500円、シングル(EP)600円~700円で、これは高校生のお小遣い事情から見るとかなり高価。ですから友達同士で貸し借りしたり、中古レコード店に足しげく通ったり。それもまた思い出のひとつです。
FMラジオからのエアチェックも欠かせない作業でした。
AMでかかる曲は途中でフェード・アウトしたり、パーソナリティのしゃべりとかぶったりするので、ノー・カットで放送してくれるFM局の音楽番組は、高校生にとって強い味方でした。
その頃は、「週刊FM」「FMファン」「FMレコパル」などという雑誌があって、情報収集におおいに助かっていたものです。
いつの間にかよく聴いていたリクエスト番組のパーソナリティのファンになって、FM好きの友達同士で「自分は○○さんがいいな~」「いや、ぼくは絶対○○さん!」なんていう他愛もない会話を交わして盛り上がったりしていましたね。
買ったり借りたりしたレコードや、FMでチェックした曲は、カセット・テープに録音します。
カセット・テープにはカセット・デッキや、ラジオと一体になっているラジオ付きカセット・テープ・レコーダーで録音します。
ちなみにカセット・テープ・レコーダーは「カセット・テレコ」、ラジオ付カセット・テレコは「ラジカセ」と呼ばれておりました。
ぼくの家にラジカセが来たのは、忘れもしない昭和48年。
テレビにひっつけるようにしてラジカセを置き、息をひそめて歌番組のお目当ての歌を録音したりするんですが、そういう時に限って親がズカズカ部屋に入ってきたり、「電話よ~!」と大声で呼ばれたり。。。
中学生の頃は、レポート用紙に曲名と演奏者名を書き、それをカセット・テープのケースに合うように切った、自分用インデックスをいちいち作っていました。
これがどんどんエスカレートしていきます(汗)
インデックス背中部分やカセット・テープ本体には活字の謄写シールできちんとミュージシャン名などをプリントします。
この謄写シール、どこにでもあったわけではなくて、当時岡山市中山下にあった紀伊国屋書店に必ず買いに行っていました。同じメーカーのもので統一したかったからです。これが1枚200円とかそんな値段で、きれいにレイアウトできるから重宝していました。やはり母音、とくに「A」「I」「E」と、「C」がすぐになくなるので困ったのも懐かしい記憶です。
カセット・テープのケースに最初から入っているインデックス・カードには曲名やミュージシャン名をあらためて英語で書き写したり、そのミュージシャンの写真を雑誌から切り抜いて貼ったり。
FM雑誌についていたインデックス・シールもありがたく活用していました。
のちには「ダブル・カセット」が当たり前になりました。
そのラジカセには2本のカセット・テープをセットでき、そのままダビングできるのが売りだったんです。
あっという間に広まったのを覚えています。
大人になってCDを買い直したカセット・テープは、置き場所のこともあってどんどん捨てていったので、いまカセット・テープは数十本が残るのみです。
先日も20年以上ぶりにCDとして手に入れた音源があったので、テープで保存してあったものは処分しました。
でも、あらためて当時のカセット・テープをまじまじと見ていると、「よけいな物はどんどん捨てよう」と決めてはいても、寂しかったりします。
CD-Rが流通しはじめてからカセット・テープはすっかり影をひそめてしまいましたが、近年カセット・テープの存在が再評価されているようです。
なんとなく嬉しいような、そんな気持ちになりますね。
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