ある音楽人的日乗

「音楽はまさに人生そのもの」。ジャズ・バー店主、認定心理カウンセラー、ベーシスト皆木秀樹のあれこれ

ジプシー・ジャズ @姫路Straw Hat

2024年12月29日 | 自分のライブで

【Live Information】


 ジプシー・ジャズ、あるいはマヌーシュ・ジャズなどと言われているジャズのいちカテゴリーがあります。
 ヨーロッパのジプシー文化の中で育ったジャズで、その演奏家としてはギタリストのジャンゴ・ラインハルトやヴァイオリニストのステファン・グラッペリがたいへん有名です。

 
 日本でも各地で徐々にジプシー・ジャズが根付き、育ってきているようです。
 ぼくも岡山のジプシー・ジャズ・バンド「Hot Club of OKAYAMA」さんのライブにサポートとして加わることがしばしばあります。
 そのHot Club of OKAYAMAに、姫路で行われるジプシー・ジャズのイベントからお声がかりがあったようで、ぼくもイソイソと同行いたしました。


 場所は、姫路駅から徒歩10分ほどのところにあるレストラン「Straw Hat」の2階。
 カントリー&ウエスタン系の音楽が似合いそうな雰囲気のお店です。
 お店の入り口に立っているおおきなクマくんがお出迎えしてくれます。

 

 

 店内はもうぎっしり。
 出演者は、東京、大阪をはじめとして、奈良、高松、そして岡山などから。
 みんなそれぞれ、敬愛するジプシー・ジャズが少数派であることの悲哀(?)を日頃から味わっているからでしょうか、どことなくその気持ちを共有している者同士のフラットでフレンドリーな雰囲気が漂っていたようにも感じました。

 

 とにかく盛り上がったいいイベントでした。
 なかでも伊東伸威さんと伊藤淳介さんのデュオは圧巻でした。
 伊東さんはジャンゴ・ラインハルト研究会会長ということでも知られた東京の名手、伊藤さんは地元姫路の凄腕ギタリスト。
 このふたりの正面からのぶつかり合い(しのぎの削り合い、と言ってもいいかも)は、非常にエキサイティングなものでした。

 
 伊藤淳介(左)×伊東伸威(右)


 主催者の高橋あきさんも進行や諸対応などいろいろ気を配っておられてました。
 ご自分でもベース&ボーカルでステージに立っていました。
 また、貴重なヴィンテージ・ギターが目の前のテーブルにポンと置かれていたりして、これはけっこうな目の保養でした。

 
 
 ぼくがお手伝いさせてもらったHot Club of OKAYAMAも40分ほどの時間をいただいて7曲演奏しました。
 空気感も温かくて、もっといたかったのですが、夜は岡山でのライブがあったので、打ち上げに心を残しつつ姫路をあとにしました。
 またお声がけいただければ、ぜひ参加したいです。

 

 


2024年10月26日(土)
 姫路市ストローハット
 

コメント
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