貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

身をやくよりも哀しきこと

2018-06-04 09:16:53 | 日記
身をやくよりも哀しきこと

平成30年6月4日(月)

 世界三大美女の話も懐かしい!

 魅力的な話術の持ち主で、小鳥

のような美しい声の持ち主の

「クレオパトラ」。

 そして、「楊貴妃」。

 三人目が日本の「小野小町」。

歌姫だ。

 今朝は、小野小町も詠んだ沖の井に。



多賀城市の末の松山の近く。

今は住宅地の中。

沖の井(石)の説明板



 説明板によると、

「今もって池の中の奇石は磊磊(るいるい)

とした姿をとどめており、古の情景を

伝えている。



 元禄2年5月8日、芭蕉と曾良は

この地を訪れる。

 四代藩主伊達綱村の時代には、仙台藩

により名所整備が行われ、手厚い保護を

受けていた」と記載されている。

「わが袖は しほひにみえぬ おきの石の

    人こそしらね かわくまぞなき」

という二城院讃岐の歌(千載和歌集)や



小野小町(古今和歌集)の

「沖のゐて 身をやくよりも かなしきは 

     宮こしまべの わかれなりけり」

の歌などで知られ、歌枕の地としても有名

となっている。





 やはり、人との別れ、愛犬との別れ等

わが身やくより哀しきこと、しみじみと!

可愛い松ぼっくりの花盛りで癒やされた。