貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

草臥れての三唱?

2019-12-04 08:59:26 | 日記

草臥れての三唱?

 令和元年12月4日

 やっと名古屋市を卒業。

津島市の瑞泉寺へ。

 瑞泉寺はかつては津島神社

代々神主邸内にあり。

 その屋敷は中世城郭形式の構造で、

屋敷地の周辺を外堀で囲み、

邸内には内堀や池を構えていたと

いう。

 寺は屋敷地内南方の池の

ほとりに建てられ、

園池は鏡のようなきれいな水面

を持つことから、

山号を「鏡池山」とする。

 寺の創建年代は、良王様逝去

2年後の1494年、神社境内の

御前大明神が創建された時、

または御子良新様が神主になら

れた時。

 この2案が浮上。

 何れにしても1500年前後

と考えられる。

 現在の御本尊様は、1751年

春に大橋武左衛門の寄進によるもの

で、京都の仏師駒井柳朝師作。

 現在は、寺の中心は境内にある

津島幼稚園。

 丁度夏祭りの日に参拝。 

 その準備に、園長さん、理事長さん

と追われて・・・。

 夏の真っ盛り!

 園長さんが声をかけてくださる。

 芭蕉句碑のことを尋ねると、

「これから夏祭り・・・。」

と断られる。

 私も、東京から来て、これからの

予定もあるので、今しか拝顔できな

い旨話すると、快く理事長さんで

ある住職に案内をお願いされる。

 住職の後をとぼとぼ。

 愛知県近辺の暑さは、関東の暑さ

とは違う。

 草臥れて・・・かな?

 本堂裏の墓地の奥へ。

 芭蕉の句碑の句も説明してくだ

さる。

 流石! 説明も適確。

 芭蕉の句は、

「草臥れて 

 やとかるころや 

   藤の花」 。 

     
 猛暑の日。

 夕方からの夏祭りが盛大に、

楽しく無事終わらんことを祈って・・・。

 草臥れながらも、

次の桑名市へ向かう。