貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

雪見草?

2019-12-06 08:45:39 | 日記

雪見草?

令和元年12月6日

 桑名から四日市へ。

 垂坂山観音寺、参拝!

 国宝元三大師という石碑。

 

 取り敢えず参拝!

 御本尊に慈恵太師良源を祀り、

「垂坂山のお大師さん」

「元三さん」として地域の信仰

を集める。

 約1100年の歴史がある

天台の古刹である。

      

 寺の由緒は、若き日の慈恵大師が

大乗受戒で伊勢を行脚中、朝明郡

の領主舟木良見の帰依寄進を受け、

延長6年(928)垂坂山に堂塔を建立。

 太師自ら刻んだ千手観音像を

本尊として安置する。 

 寺は伊勢天台別院として栄え、

最盛期の伽藍の規模は広大で、

16km四方もあったと伝えられて

いる。

 しかし天正3年(1575))、織田

信長の兵火にかかり、諸堂ことご

とく炎上。

 現在では寺名や地名にその名残が…。

 その後荒廃していた観音寺を

嘆いた桑名藩野村増右衛門は

藩主松平定重公に再興を願い、

藩主の命により元禄4年(1691)復興。

 現在の本堂は昭和45年国宝防災の

一環として建立される。

 芭蕉句碑がある。

 芭蕉の句は、

「三日月の 

 地はおほろなる 

    雪見草」

 雪見草?

 雪見草は「ウノハナ(卯の花)」、

ウツギのこと。

 茎の中が空洞になっているので

「ウツギ(空木)」とも呼び、

遠くからみると雪のようなので

「ユキミソウ(雪見草)ユキミグサ」

とも・・・。


「三ケ月の 地は朧なり 

         そば畠」

        泊舩集

「三か月や 

  地は朧なる 

      蕎麦畠」

     芭蕉庵三日月日記

「三日月に 

   地はおぼろ也 

      蕎麦の花」

      うき世の北

 芭蕉は本当に推敲に推敲を

重ねる俳人。

 蕎麦が雪見草に変わる句を

調べたがまだ不明。

 根雪の下?