草いろいろ
令和元年12月12日
いよいよ芭蕉の故郷伊賀市へ。
先ず、一番近そうな上野図書館へ。
開館前も開館前。
外に芭蕉句碑があるという
ことで、先に寄る。
この図書館は、津(藤堂)藩の
藩校・崇広堂を利用し、
明治38年(1905)に開館。
三重県最古の公立図書館。
藤堂藩や松尾芭蕉、忍者と
いった郷土に関する資料を多く
所蔵する他、文芸雑誌『白樺』
全160巻のうち156巻の
貴重書も保有するという。
芭蕉句碑の句は、
「草いろいろ
おのおのの花の
手柄かな」 。
この句は貞亨5年秋の作。
『笈日記』に
「その年の秋ならん、
この国より旅立て
更科の月みんとて」
とある留別の四句の一句。
貞亨5年秋の作。
碑文にはレーガン大統領の
署名がある。
昭和58年11月11日来日
中のアメリカ合衆国レーガン
大統領が衆議院本会議場で
表敬演説された時、
「自由こそ、
全ての人を豊かにする
多様と創造性を育む
ものである。」
と、この句を引用。
丁度ライオンズクラブ
創立三十周年にあたり、
その記念事業としてこの碑を
建立する。