貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

草いろいろ

2019-12-12 08:59:34 | 日記

草いろいろ

令和元年12月12日

 いよいよ芭蕉の故郷伊賀市へ。

 先ず、一番近そうな上野図書館へ。

 開館前も開館前。

外に芭蕉句碑があるという

ことで、先に寄る。

 この図書館は、津(藤堂)藩の

藩校・崇広堂を利用し、

明治38年(1905)に開館。

 三重県最古の公立図書館。 

 藤堂藩や松尾芭蕉、忍者と

いった郷土に関する資料を多く

所蔵する他、文芸雑誌『白樺』

全160巻のうち156巻の

貴重書も保有するという。

 芭蕉句碑の句は、 

「草いろいろ 

  おのおのの花の 

    手柄かな」


 

 この句は貞亨5年秋の作。

 『笈日記』に

「その年の秋ならん、

 この国より旅立て 

 更科の月みんとて」

とある留別の四句の一句。

 貞亨5年秋の作。  

 碑文にはレーガン大統領の

署名がある。

 昭和58年11月11日来日

中のアメリカ合衆国レーガン

大統領が衆議院本会議場で

表敬演説された時、

「自由こそ、

 全ての人を豊かにする

 多様と創造性を育む

 ものである。」

と、この句を引用。

 丁度ライオンズクラブ

創立三十周年にあたり、

その記念事業としてこの碑を

建立する。