貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

中尊寺その4 千歳のかたみ!!!

2022-12-07 14:18:04 | 日記
令和4年12月7日(水)
 金色堂を出ると、
すぐに芭蕉翁像と奥の細道碑がある。
<芭蕉翁像>

<おくのほそ道碑>

「兼て耳驚かしたる二堂
 (光堂と経堂のこと)開帳す。
 経堂は三将の像をのこし、
 光堂は三代の棺を納め、
 三尊の仏を安置す。
 七宝 散うせて、
 珠の扉(とぼそ)風にやぶれ、
 金の柱霜雪に朽て既頽廃空虚の叢
 と成べきを、四面新に囲て、
 甍を覆て風雨を凌。
 暫時千歳の記念(かたみ)とはなれり」
と、『奥の細道』で記す。
 勿論、芭蕉の句は、
「五月雨の 
  降のこしてや 
     光堂」
※五月雨は全てのものを腐らすのだが、
ここだけは降らなかったのであろうか。
 500年の風雪に耐えた光堂の
何と美しく輝いていることよ。
 
 芭蕉の感動が文章からも伝わってくる。
 芭蕉と賢治は、中尊寺では、
ほんとうに大事にされていることが
伺える。