令和4年12月20日(火)
大崎市: 山刀伐峠
山刀伐峠は、
山刀伐峠は、
山形県の最上町から尾花沢市へと
越える峠。
<山刀伐峠入り口>
峠の形状が、
山仕事や狩りの際に被った
「なたぎり」
に似ていることから名付けらる。
しかし、
俗説では、刀を持った山賊が住み着いて、
道行く旅行者を襲撃しては
身包みを剥ぐ危険な峠
であったことに由来するという。
実際に、
実際に、
松尾芭蕉の『奥の細道』には、
山刀伐峠を越えるにあたって、
「封人の家」の当主有路氏が、
山賊から芭蕉の身を守るため、
屈強の者を護衛に付けた旨、
記されている。
『奥の細道』には、
「高山森々として、
一鳥声きかず、
木の下闇、
茂りあひて、
夜行くがごとし」
とあり、
当時はかなり厳しい峠で
あったことが偲ばれる。
現在、山刀伐峠の山頂へは
現在、山刀伐峠の山頂へは
舗装道路(旧道)が整備されていて
、車一台何とか通れる道となっている。
「どうか、車が来ませんように」
「どうか、車が来ませんように」
と祈る気持ちで、
狭い街道をこれまた慎重に上る。
峠の頂上に広場が有り、
峠の頂上に広場が有り、
一安堵。
芭蕉庵も造られ、
芭蕉庵も造られ、
トイレも整備されている。
今後の更なる整備が待たれる。
平成の芭蕉隊が、
平成の芭蕉隊が、
歴史の道を踏破している話もちらほら。
~つづく。