いのちと健康なかのJapan
倫理委員会提出項目
研究内容
東日本大震災後の東京において日頃からどのような食材を備蓄しているかを調査し、アンケートを通して災害時への意識喚起を図るとともに首都東京でどのような食生活支援が望まれているかを探る。 また、日ごろからの体力づくりへの取り組みや排泄の問題に関しても調査を行い発災後の生活支援の在り方についても調査する。
平成25年の 第7回東京都食育フェアから平成29年の第11回まで5年間に渡りアンケートを実施
実施場所
会場:代々木公園ケヤキ並木通り
対象者及び人数
対象者:東京都食育フェアでブースに立ち寄られた方(自由参加)
等々 で行った・・・
アンケート調査データ を 元に・・・
まとめる!
ということで・・・
食と運動と排泄
をテーマに・・・
運動面からまとめてみました。。 <(_ _)>
食と運動と排泄 の 相関関係 を・・・ と要望がありましたが、 『握力が強い人は排泄の問題が少ない』 というデータ自体には興味がります。(アンケートの時に・・・ 一人ひとり の 協力していただいた方々に 握力 を測っていただいております。)
それに関連して・・・
握力が弱い人でも排泄に問題のない人は・・・ 何も運動していないのか?
例えば ウォーキング とか、 ウォーキング をしている方が、 握力 が強くなる! という関連はあまり考えられないが、排泄に関しては、足腰周りの筋肉を動かすので、 体表内臓反射 が働くような気がします。(頻度も、 週何回 で効果があるのか?)
食に関しては・・・ 防災備蓄食材 をテーマにしているので、 運動と食 につながってくるのか? アンケート内容 をあまりよく思い出せませんので、 関連 で 考察 を続けます。
食は大切です。。
厚生労働省、文部科学省、両省ともに、健康づくり青壮年、高齢者の 体力測定 の筋力測定種目は、 握力 を採用しています。
握力 握る力 は、日常生活において最も 使う “筋力” です。 もっとも 使う筋力 ということは、 力 が落ちにくいといえます。
20代~60代 くらいまで・・・ 男性 40k~50k、 女性 20k~30k の間で平均値が維持されることも知られています。(落ちにくい)
その 最も使う筋力 が、 もし低下している とするならば・・・ 他筋群 も 運動不足から かなり 低下 していると仮定できます。
ペットボトル があけられない。 買い物に行っても荷物を持って帰ってこられない。 というようなことを 感じたら 握力低下 がみられます。
サルコペニアの診断(公益法人 長寿科学振興財団から)
サルコペニア は 加齢により主に 筋肉量が落ち、筋力低下や身体機能の低下 が起こること。
サルコペニアの診断基準は様々な種類がありますが、ヨーロッパのワーキンググループ(EWGSOP) による定義がよく使われています。
四肢骨格筋量 は 四肢の筋肉量(ALM)を身長(m)の2乗で割った、二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)の値(kg/m²)が男性では 7.23㎏/m²以下の場合、女性では5.67kg/m² 以下であることが必須の条件であり、さらに 10m歩行速度 が0.8m/秒未満の場合、あるいは 握力 が 男性では 30k未満 女性では 20k未満 の場合には サルコペニア と診断されます。
日本人の サルコペニアの診断基準
EWGSOP の 診断基準では欧米人の高齢者の基準であり、日本人と欧米人では、高齢者であっても体格や生活習慣の違いがあるため、日本人の高齢者にあったサルコペニアの簡易基準案 国立長寿医療センター・老化に関する長期疫学研究(NILS-LSA)が作成しています。
65歳以上の高齢者で、歩行速度が1m/秒未満、もしくは握力が男性25k未満、女性20k未満である場合で、さらに BMI値 が18.5未満、もしくは下腿囲が30cm未満の場合に サルコペニア と診断されます。
歩行速度、握力 が 基準以上であった場合は正常、歩行速度、握力が基準値以下でも、BMI、下腿囲が基準以上であれば 危弱高齢者であるが サルコペニア ではないと診断されます。
ということから・・・
握力のみであっても(歩行速度 も 測定できれば望ましいが、、)、測定していくことは意味があり、男性で25k、女性で20k未満 の方々にはなんらかの 運動処方(サルコペニア及びロコモティブ予防) へと 繋げられる システム も必要と思われます。