これが・・・
ひとまず まとめ となるかな。。
いのちと健康 の 保健師 K田さん。。
ほんと・・・ いつも 助けていただいております。。 <(_ _)>
握力 と 健康状態 の関係について
カナダMcMaster大学の Darry.P.Leong氏らが、世界17か国で 35歳~70歳 の男女、約14万人(日本人は入っていません)を対象に、握力と健康状態の関係を調べ、医学誌Lancet の電子版に論文を発表しました。
調査方法は、握力を左右それぞれ3回測定し、左右の最大値の平均を求めてデータにし、調査した人の健康状態や運動量、喫煙習慣、飲酒習慣、食習慣なども調べ、体格や血圧も測定するというものです。
その後、4年間で3379人(全体の2%)が死亡し、死亡したうちの2677人(全死者の79%)で、握力の強い人より、握力の弱い人の方が、死亡率 が高いことがわかりました。
具体的には、全体として握力が5k低くなるごとに、死亡のリスクが16%増え、循環器疾患による死亡のリスクは17%増、心筋梗塞を発症するリスクは7%増、脳梗塞を発症するリスクは9%増、 だということがわかりました。
日本でも、厚生労働省研究班が福岡県久山町で2012年に、男性1064人、女性1463人を対象に1988年から2007年まで追跡調査し、その間に死亡した 783人の内、握力が弱い人ほど死亡リスクが高くなり、循環器疾患や呼吸器疾患にかかりやすかった。 この研究では、握力が最も弱いグループ(男性35kg、女性19kg未満)は、最も強いグループ(男性47kg、女性27kg以上)と比較して約4割も死亡リスクが強かったという結果も出ています。
子ども達を守りたいね。。
ということで・・・
握力が弱いことで、 心筋梗塞、脳梗塞 にかかりやすい。 という結果へとつながるのですが、 握力 が弱いからかかった。 というよりも、 運動習慣、生活習慣 が悪かったからかかった。
ということだと思います。
その結果・・・
運動処方 へつなげても、、、
ストレッチ&有酸素運動(予防対策 が 虚血性心疾患 なので・・・)という 流れ になることが多いです。
ですが・・・
特異性の原理 から みても、 ストレッチ&有酸素 では 握力数値 が伸びるとも限りません。
防災への対策として・・・
普段(日常)の 健康づくり対策 は 重要だと考えています。
災害後・・・
被災者生活は長く続きますから、 体力(こころとからだ) をしっかり整えることも重要です。
運動 や 癒し の 知識と技術 は 震災後 2週間くらいから 必要となると考えます。
介護予防も含め・・・
健康づくり全般へ、 多角的にアンケート結果 が 役立つといいですね。。
いのちと健康なかのJapan 運動担当
萩野 博