トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

忍者ファッション着こなし術~実践編

2010-02-14 18:22:54 | おさんぽ
遂に忍者をお披露目する日がやってきた。
うちから市内中心部までは歩いて20分ほどかかるため
中心部に住む同僚のお宅で着替えさせてもらうことに。
が、気がはやるnaheは上着とズボンは着ていくことにした。

エンジのズボンに黒いブーツ
そして上にはボアつきヤッケ。
まるでビートたけしが扮装してる
土方のおっちゃんのような格好だとmichに笑われた。
いいのだ、これも仮装のひとつさ。


同僚宅に着き早速着替える。
中にはヒートテックシャツ2枚とタイツ。
体幹部と足にはカイロ2枚ずつ。
万全の防寒対策だ。


まずはその同僚夫婦に披露。ウケた。
イケることを確信。


忍者仲間の同僚夫婦一組も揃い
4人の忍者がついに街に参上。



左からmich黒影、nahe、Mご妻夫。
どう?練習した甲斐あって頭巾の形も綺麗でしょ?


街の中は様々な仮装であふれているが
忍者の私達は極めて異質。
「NINJA!」と叫ぶ子供の声もチラホラ聞こえる。

だが「ヘイ!NINJAじゃないか!!
なんてクールなんだ。写真撮らせておくれよ♪」
なんて気軽に話しかけてくる人は皆無。
みんなジロジロ見てくるだけ。

同僚の方いわく
目だけしか出ていないから表情がわかりずらくて
話しかけにくいのではないかと。


しかしnaheは別の理由を考えていた。
忍者たるもの、移動するときは一列にならねばならない。
この衣装を提案したmichがリーダー、すなわち先頭。
ただでさえ「目つきが怖い」と時々言われるmichのことだもの、
きっと周りの人の視線を悉くぶった斬っていたに違いない。



ならばこちらから歩み寄ろうではないか。



東西の剣士がここに集結。
彼の剣はなかなか本格的だった。
この後話しかけられたけど
ドイツ語わかんなかったのと、頭巾のせいでよく聞こえないのとで
ちっとも理解できず。
この格好でコミュニケーションをとるのは結構難しい。



しかしこの日の天気は雪。
寒いっ、寒すぎるっ
石畳からどんどん伝わってくる冷気で
カイロの暖かみなど全く感じられず
着ぐるみ仮装の人が恨めしい。
中にセーターくらい着てもよかったかも。

忍者たるものこのくらいでへこたれてはならぬ!と
1時間ばかり外で頑張ってみたが
まだまだ修行は足りなかった。
一旦アジト(同僚宅)へ非難。



アジトの窓からパレードを高みの見物。
パレードが終わったところで写真撮影のためまた外へ。






DOMの前で忍者ショー。
通りがかったドイツ人も足を止めたり写真を撮ったり。

ひとしきりアホな写真を撮ったあとは
喫茶店にてほっと一息。

1つのテーブルを囲んで忍者が4人
まったりコーヒーを飲む風景は
かなり奇妙だったに違いない。

不安要素だった「どうやって飲み物を飲むか?」
結局マスクを下にずらして解決。
呼吸したり喋ったりしてるうちに
どんどんマスクがずれてきてしまうのだ。
そして自分の息で湿ってきてしまう。
これは改良してもらわねば、伊賀忍者衣装.comさんよ。
え?忍者たるもの、喋ってはならないの!?


本来ならばこの後は特設テントに行って
去年のように騒ぎたかったのだが
この寒さには耐えられずここで断念。

翌日はケルンまで遠征しちゃう?なんて話もあったのだが
この寒さではその気になれずこれも断念。


一日だけの幻忍者。




それでも自分達だけは充分楽しんだ。
コスプレの楽しさってこういうものだったのね。



来年もまた忍者になろうか?
でもM夫婦は残念ながら今年で帰任。
2代目忍者を育てようか?
さらなる野望を抱くnaheである。