トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

そのブーはどこのブー?

2011-01-20 16:45:08 | おうち


これ、うちの玄関ドア。
ドアに隙間がある方が我が家。
オートロックなのでうっかり閉めちゃうと大変なことになる。
星が飾ってあるドアはお隣さん宅。
間に置かれているのはモミの枝。
お隣さんがアドベント用に11月末から置いているのだが
いつまで置いておくつもりなのだろう?
モミの木ゴミ回収も先週終わってしまったぞ!?
結構邪魔くさいんだが。


見ておわかりの通り、うちは隣との玄関の距離が近いのだ。
そのせいなのか、隣の玄関ブザーが鳴る音も
うちの中にいてもよく聞こえる。

聞こえることについては別に構わない。
問題なのはそのブザー音が、我が家のブザー音と同じということだ。


ブー

この色気も素っ気もない、濁ったブザー音が鳴るたびに
naheはどっちの家のベルかを判断しなければならない。

夏の間は家の中のドアを開けっ放しにしていたので
音量の違いで判断できていたのだが
ドアを閉めている今、その判断は非常に難しい。


まあ、うちに来客があることは稀だし、突然来ることなんて皆無だし
小包だって誰かがサプライズで送ってくることなんてないので
判断がつかない時は「これは隣」とみなしておくのだが

今週は家に届く予定のものがあったのだ。
だけどいつ発送するとか、そんな情報まるでなし。

結構高額のものなのだが保険をつけなかったので
なんとか自分で受け取りたい。
留守の時はお隣さんが受け取って玄関前に置いといてくれたりするけれど
隣も留守だった場合が一番厄介。

そんなわけで今週はブザー音に敏感に。



昨日も今朝も2階にいる時にブー
「うちかなぁ?」と半信半疑でインターフォンに出れば「小包でーす」
おお、来たかと共同玄関の鍵を開け
配達員が上ってくるのを待ち構えていると

昨日は下の診療所の荷物。
え?私、まさか下の部屋のブザー音にまで反応しちゃったの!?

そして今朝はお隣さんの荷物。
ドアを開けて待ってたらお隣さんも出てきて
配達員も「え?どっち??」みたいな微妙な空気に。

ひぃぃ、2度も間違えたぁ


ただ、ドイツの配達員はすぐにインターフォンに出ないと
やみくもに他の住民のベルを押して荷物を預けてトンズラする所があるから
実際にうちのベルがなっていたのかもしれないけれど

もう自分の耳に自信が持てない!
もうイヤっ!このブザー音!!
もっとわかりやすく、もっと可愛らしい音に変えたいーー!!!



そしてついさっき、またブー
今度は確実にうちだ! 絶対うちだ!!
だって玄関横にあるトイレにいたんだもの、私。

なんでこんなタイミングでやってくるんだか。
そりゃもう大慌てだわよ。
二度目のブーに「あああ、今出るから去らないで~」と必死よ。
人の荷物に顔突っ込んで、自分の荷物は受け取れないって
そんな失態犯すわけにはいかないわ。

ズボンをあげるのはとりあえず後回し!
とにかくインターフォンに出て鍵を開け、
配達員が上ってくる間に身なりを整える。

こうして無事に荷物受領。


あぁぁ、これでしばらくはブザー音からも解放されるわ
もういくら鳴ろうと「今のは隣」と思い込んでやるー。

それにしてもどうにかならんか?このブザー音。