トイチニッキ

旧ドイツニッキ
ドイツ駐在の日々から日本での小さな日々まで

コンサートのお話

2011-03-22 11:58:47 | おさんぽ

【お知らせ】

Bielefeld独日協会がチャリティーコンサートを行うようです。

4月3日(日)  
Rudolf-Oetker-Halle  (Lampingstr.16 33615 Bielefeld)
16時開場 17時開演
協力費 20ユーロ

集められた寄付金は日本赤十字社に送られるようです。

コンサートの内容はよくわからず・・・。
情報が入ってきたらまた載せましょう。



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コンサートといえば
先日地元のホールで行われたシンフォニーコンサートに行ってきた。

年末年始にクラシックコンサートの華やかさ・面白さを堪能したmichnahe、
調子に乗って地元の楽団のも観てやろうという目論みである。

1ヶ月くらい前にチケットを買ったのだが
その時はもう後ろの方しか空いてなかった。
結構人気があるのね。期待は高まる。


この町で一番大きい(と思われる)ホール。
ここに入るのはこれが初めて。

ロビーにはドリンクブースも設けられ
みんなゼクトやワインを片手に談笑。
おおクラシックコンサートっぽいわ~。

しかし年齢層が異様に高い。平均年齢60歳くらいじゃなかろうか。
若い人はほんの数人。みんな興味ないの!?
演歌ショーを観にきた気分だ。


ホールに入ってみる。



う~ん・・・しょぼっ!

日本の公民館レベルのステージだわよ。
1000席くらいはあったみたいだけどnahe達の所はパイプ椅子。




この日のメインプログラムはモーツァルトピアノ協奏曲25番。
Aleksandar Madzarというセルビア出身のピアニスト。


周りの観客は照明が落ちても楽団員が入ってきても
ワイワイガヤガヤ。
ちょっと~、まさかこのままお喋り続けるんじゃないでしょうね。
指揮者が入ってきた所でようやく落ち着く。
フランクすぎだわ。


そして演奏が始まる。
この曲も「はい、モーツァルトですよ」的なオープニング。

だけどなんだろう。
ホールの音響が悪いのか、はたまた演奏が悪いのか
それともこういう意図の曲なのか
全然迫力が感じられない。
ウィーンのオランジェリーの方がよっぽどいい音だ。

しかもピアノも単音でメロディーを弾く部分が多いので
なんだか音が小さくて
「あぁ、隣のお姉ちゃん、またピアノ弾いてるねぇ。上手だねぇ」
みたいな印象だ。
寂しすぎるーーー。


隣のmichは寝てるし


休憩時間をはさみ次の曲は
ドミートリイ・ショスターコヴィチって人の交響曲第5番。
michnaheは全く知らない作曲家だったのだが
1930~60年代に活躍したロシアの作曲家らしい。
現代的なクラシック?

予習も何もなくぶっつけで聴く。
映画音楽みたいな感じもあったが
なんか展開に脈略がなく、テンポもくるくる変わったりで
難しい曲だった。
それにnaheの神経を逆撫でするようなフレーズが多々あったので苦手。



この曲、結構打楽器が使われていて
ティンパニーに木琴、鉄琴、ドラにシンバル、ピアノまで。
打楽器隊は一番後ろの列にいるのでよく目立つのだが
その中で一人じっと座ったままの人がいる。

隣の人なんて小太鼓叩いた次はドラ叩きに立ち上がったりと
忙しく動き回っているというのに
彼はひたすら座って指揮を見つめたまま。
一体彼は何のパートだ??
naheはもう彼から目が離せなくなった。

第一楽章、第二楽章、第三楽章・・・
動かない。

もしやただの観客?
「俺もさステージに立ってみたいんだけど、ちょっと入れてくんない?」的な
モンスターカスタマーか?

そして第四楽章。
どんどん盛り上がってきた部分で彼がついに動いた!!
密かに興奮し固唾を呑むnahe。

さあ、何を持つ!?



 ちーん。


トライアングルかよ!


彼はやり遂げたよ。
最後の最後に重要なトライアングルの音を奏でてたよ。

たったこれだけの為に何分じっとしてたのよ。
途中ちょっとしか出番のなかったピアノの人がやってもよかったんじゃないのぉ?
なんかとってもトホホな気分でコンサートは終わった。


michは管楽器隊の演奏に不満だったよう。
いきなりウィーンなんかで凄いのを聴いたもんだから
耳が肥えちゃったのか?

毎月定期演奏会が行われているんだけど
今後も行くかどうか・・・。
それよりベルリン行きたいね。