☆観れば観るほど面白過ぎる『ヱヴァ:破』である。
前の職場の同僚だった娘(既に観ている)と電話で感想を言い合い、盛り上がり、結果として、次の休みに観に行こうと約束してあるのだが、
本日、我慢が出来なくなって、三観目に赴いた。
私は、もはや、この作品を「音楽」のように捉えている。
何度も繰り返し、「へヴィ・ローテーション」で観たいのである。
昨日、母親に「明日は映画に行く」と言うと、「何観るの?」と聞かれ、「あまりにも面白いのでヱヴァンゲリヲンをまた観に行く」と答えると、「私も連れてけ」と頼まれた。
母親は、もう70歳を超えている。
「アニメだぞ?」「ロボットだぞ?」と繰り返し聞き、それでも行きたいようなので、レンタル店で『ヱヴァ:序』を借りてきて見せた。
「予習として、最低限、これは見ておけ!」
で、本日、『ヱヴァ:破』鑑賞後の、70歳超えたババァの一言。
「面白くて、体がずーっとカチコチになっちゃったよ^^」
・・・連れて行ってよかった^^
◇
夢中になると、却って、全く目に入らないシーンがある。
今回、3観目なので、かなり余裕を持って楽しめた。
ミサトさんにシャワーシーンがあったことに、今回、初めて気づいた^^
この『破』においては、あまり、私の好きなミサトさんは派手な活躍をしていないように見えた。
でも、ガラス越しに、加持とリツコのイチャツキを見て「フンガー!」となったり、
飲んだくれて、部屋で寝相悪く眠ってたり(でも、身体のラインはどうしようもなく魅力的^^)、
やっぱり加持いいな、って感じで頬を紅潮させたりと可愛い。
この方より、私など遥かに年上だが、でも、ミサトさんのような「永遠のお姉さん」てのは魅力的で、私にとってもずっと「お姉さん」なんだよね^^
◇
ミサトさんの影が薄くなってしまったのは、アスカの登場だけではない、マリのこともあるが、いまだにレイの存在が大きいからだ。
もう、十年以上も前から、レイもアスカも二大トップ二次元ヒロインであるのだから、いい加減、皆、飽きてもいいはずなのに、魅力を発散し続けている。
特に、今回は、そのメンタリティが堂々巡りをしていた前シリーズでのレイとアスカに比べ、渚カヲル言うところの「今度」のシリーズ(世界)では、ピュアなシンジと触れ合うことによって成長をしていく。
成長は、使徒との戦いで何度となく遮られるし、今作の後も、一進一退を繰り返すのだろうけど、「365歩のマーチ」の如く、「三歩歩いて二歩下がる」、少しづつ進んでいく。
そして、子供の成長は、恋を経なければならない。
レイもアスカも、それぞれのアプローチの仕方は異なるが、明確にシンジに好意を抱き始める。
本来ならば、我々は、レイもアスカも既知の存在であり、その行動様式も理解できているはずなのに、レイもアスカも、我々の認識を超越した行動を始めるのだ。
その驚きたるや、かなり大きい。
◇
そんなレイ・アスカ・シンジを前にしたら、
ミサトさんは、日本独特の襖文化を問われると、「日本人の信条は察しと思いやりよ」とか、「和をもって尊しとなすよ」とか答える、本来のコーチの役割に徹するしかない。
特に、襖文化は、後に、孤独に温もりを求めたアスカが、シンジの部屋に入っていく伏線ともなっている。
・・・「伏線」なんて言葉で括ってしまうのは申し訳ないが。
そこでの、アスカの大人びた口調と、でも、他人を求めてしまうアンビバレントな思いは、それまでのアスカ像に二重三重の複雑さを加えてくれる。
私の母親が、「どの声の人(声優ね^^;)も奇麗な声だ」と言っていたが、
アスカの声をあてた宮村優子は幾つもの声を使い分けて、感情を表現できて、実にうまい。
人形の声も良かった。
・・・いや、そんなことを言っていたら、シンジ君もミサトさんもレイもマリも、そのほかの役もみんなうまいのだが。
◇
では、今回は、そろそろ終えるけど、気になった点が幾つかある。
シンジの聞いているウォークマンだが、ディスプレイをアップしたときの曲番、今作では「26」「27」がクローズアップされる。
アスカが部屋に忍び込んできたシークエンスが終わるとき、「26」→「27」と変わる。
作り手の何らかのメッセージだと思うのだが、誰か教えてくれ。
もしかして、「今は26話」「今は27話」と教えてくれているのか?
それと、加持さんのコーヒーだが、割とTPOを弁えていると思う^^
ミサトさんのビールだが、エビスのほかに黒ラベルがフューチャーされているのは、黒ラベルファンの私は嬉しい^^
それから、渚カヲルの最後のセリフは、「パラレルワールド」と思ってもいいんですかね。
となると、「負」=「エヴァンゲリオン」=「幻魔大戦」、「正」=「ヱヴァンゲリヲン」=「真・幻魔大戦」か?
でも、あのセリフだけで済ませて、続篇がそちら(多次元世界ネタ)に傾くのは止めて欲しい気がする。
・・・しかし何度見ても、限界突破、表現超越の「綾波救出シーン」は燃える。
(2009/06/30)