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『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『座頭市 THE LAST』を観た]

2010-06-06 14:51:08 | 物語の感想
☆皆さん、「なんだよ、今週の封切り作品の感想じゃないのかよ」と御思いでしょう。

 私、可愛い幼女が殺されるような映画は不愉快で観れないのです(『告白』)。

 また、『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズは見たことなく、この間、ビデオでテレビシリーズを見てみようかなとも思ったのですが、シリーズが何シーズンもあって、挫折した次第です^^;

 それから、『孤高のメス』は、うちのバァちゃんが見たがっていたので、その内、一緒に行きます。

 で、本日は、香取慎吾主演の『座頭市 THE LAST』を見てきました。

   ◇

 かつて、香取慎吾が、NHKの大河ドラマ『新撰組!』の近藤勇を演じていたとき、評論家の遠藤浩一氏が、香取慎吾の怒鳴るときの声が、大人になり切れない子供の駄々のようだ、とか言っていた。

 遠藤氏は、評論家でもあり劇作家でもあった福田恆存氏を敬愛してもおり、俳優としての香取慎吾の発声がどうしても許せなかったのだろう。

 当時、ネット上で交流のあった私は、遠藤浩一氏の、そんな主張に対し、「香取慎吾は、若手のタレントの中では骨があるほうですよ」などと擁護していたものだが、

 確かに、遠藤氏の指摘は的を射ており、私は、その後、今日まで、香取慎吾になんとも中途半端な思いを抱かされていた。

 しかし、今回の香取主演の『座頭市』、見事な演技を見せられた。

 作品全般に対しての不満はあれど、香取慎吾の演技は素晴らしかった。

 最初の竹林での、敵の集団からの逃走シーンからして、非常に不恰好で、リアルだった。

 おそらく、目の見えぬ者の逃走とはこのようなものなのだろうと合点がいく「ドタバタ走り」だ。

 その後の殺陣もリアルだ。

 そこには、それまでの勝新やビートたけし、綾瀬はるかの演じたような、市の居合いの斬れ味はなかった。

 強い、強いが、自らも血を流し傷を負う、心にさえも傷を負う男の姿があった。

 そこが、この作品の評価のポイントなのである。

 香取慎吾の演技に代表される人物造詣には、有名役者(石原さとみ・反町隆史・倍賞千恵子・加藤清史郎・中村勘三郎・高岡蒼甫・工藤夕貴・岩城滉一・原田芳雄・豊原功補・寺島進・宇梶剛士・柴俊夫)を揃えているにも関わらず、そこに個性の様式化・定型化はなく、あたかもプロレタリア文学の如き土臭ささえも感じ、作品を重くしている(仲代達矢だけは、不気味なくらい、ケレン味たっぷり^^)。

 しかし、それ故に、物語をエンターテイメントにする志向がないらしく、幾らでも面白くする要素があるのに、妙に退屈な作品になってしまってもいた。

 生々しい物語もいいのであるが、要所要所で、市の鮮血飛び散るようなシャープな殺陣が見たかった。

 クライマックスで、役人の行列、ヤクザ集団、そして村人が一箇所に終結するのだが、その40,50人を一気に斬り伏せるような強さを、私は座頭市に求めている。

 それでこそ、市と、市が愛したタネとの悲恋も強調されるってものなのだが・・・。

 市と、豊原功補演じるヤクザの親分の用心棒との一騎討ちは、なかなかの緊張感があり、なおかつ、動きに手作り感(用心棒のカメラの裏を回る意表の突き方)があったが、やはり爽快感がない。

 大親分との戦いも、タネを殺した仇との決着も、市のやられ方も、なんか定石とは異なり、物語終焉のサッパリ・スッキリ感がない。

 もしかして、この監督には、そのような快感を物語に織り込む才能がないのかも知れない。

                                       (2010/06/06)

[与党民主党考・67 「政治空白と丸川珠代」]

2010-06-06 07:51:37 | 保守の一考
☆みなさん、自民党時代、首相が変わるときに、

 変わることが決まった後、やや、首相としての精彩を欠きつつも、「まだ任期がありますから」とか言って、政策遂行に励んでいた歴代総理を思い出して欲しい。

 でも、民主党は違う。

 ハトヤマについては、しばらく書く必要はないと思ったが、あまりにもの「痴呆」振りに、また書いてしまう。

 次回の衆議院選挙について、「首相を経験した者は、その影響力を消すために出馬しないほうがいい」とか言ったが、その内容についてはまた考えるとして、いや、あんた、もはや、全く影響力はないよ・・・。

 で、この総理業務引継ぎの大事な時期に、ハトヤマは、なんとも、失笑さえ起こしようのない軽口を公(おおやけ)で連発させている。

   《本気か冗談か…緊張感なく鳩山首相ギャグ連発 (産経 2010/06/06 00:23)》

 全文転載しよっと。

 <菅直人新首相と鳩山由紀夫首相の2人の「首相」が4~8日の5日間にわたって存在し、かつ政権中枢が“真空状態”となる異常事態に陥っている。小沢一郎幹事長らが描いたこの政権交代スケジュールは、民主党がいかに国の統治システムや危機管理に疎いかを如実に示している。
 鳩山氏は5日、都内の東京工業大で講演し、こう語った。
「こんにちは。内閣総理大臣と紹介され、恥ずかしい思いで聞きましたが、正確に言うとまだ総理です。菅君が首班に指名されましたが、天皇陛下の任命式があって初めて正式な総理大臣になる。その間は国家の一大事があれば私が仕事をしなければならない」
 憲法の規定により、新内閣が発足するまでは総辞職した内閣が職務を執行する。万一、大規模災害・事故が起きたり、外国が侵略する事態が起きれば、自衛隊の最高司令官は鳩山氏となる。鳩山氏はこれを説明したかったようだが、すでに4日の閣議で全閣僚の辞表を取りまとめ、花束を受け取って首相官邸を後にしており、その緊張感は全く感じられない。
 鳩山氏は講演で、「イラ菅」のあだ名のある菅氏を「私よりも1000倍も頭が切れるが、時々切れすぎる」と揶揄(やゆ)。退陣の引き金となった実母からの資金供与問題を念頭に「米国留学時代は貧しい学生で仕送りが年間1500万円、いや150万円だった」と語るなど冗談を連発した。自らがマニフェストで約束した「子ども手当」も「満額にすると防衛費より多くなる。そこまで多くすべきか」と自問してみせた。
 民主党は(1)鳩山氏の退陣表明から党代表選まで2日間しかなく人事構想を練る間がなかった(2)天皇陛下のご静養の日程があり、首相任命式と閣僚認証式は8日となった-と説明するが、首相指名選挙を遅らせても国政に何の影響もなかった。まして天皇陛下の日程を理由にすることは許されない。(榊原智)>

 ・・・あまり、私が加えることはないが、この人たち(民主党)は、本当に、自分らの置かれている状況が分かってない。

 榊原智記者が書いている内容も尤もだし、それと、まず、宮崎県では、「非常事態宣言」が継続中なんだよ。

 これは、その 「口蹄疫」の拡大が、民主党の杜撰な危機対応による「人災」の側面が大きい。

 上記のように、冗談を言ってる、いやさ、講演をしている、いやさ、首相を辞めている状況でもないだろうよ。

 しかも、TPOをわきまえないお寒いKYギャグの合間にも、「(菅を評し)私よりも1000倍も頭が切れるが、時々切れすぎる」などと、自分がいまだに、誰かと対等に比べて評されるべき存在だと思ってやがる・・・。

   ◇

 私は、自民党の丸川珠代議員を「ただのお飾り」「元テレビ朝日」「ちょっとそそる女」程度にしか思っていなかったが、最近、鋭いヤジで喝采を浴びている。

 私は、国会のハトヤマの答弁のときに、珠代議員が「ルーピー」とヤジを飛ばしたことについて、どんな風に言ったんだろう? 言い方によっては、全く効果を為さないのじゃないか? などと思っていたのだが、

 元アナウンサーのよく通る声で、「ル~~~ピィ~~~!!」と、意表をつく澄んだ発音で叫んでいたことをテレビの繰り返されるニュースで見て、こう来たか、と感心した。

 「愚か者めが!」発言もあったね。

 また、ハトヤマ辞任、その後の、予想される体制に対しての「小鳩が去って古ダヌキが2匹(菅と仙谷)やって参りました」の発言もいい。

   《小鳩去って古ダヌキ2匹…丸川議員また過激?発言(2010/06/04 21:12)》

 東京大学の経済学士だと言うし、菅の経済無知ぶりにも腹が立っているようだね。

 珠代議員は、これからも、このように、時事辛らつ発言を繰り返して欲しい。

 そして、「何か起こったら珠代からコメント!」と言う、田中真紀子的な位置を確保して欲しい。

 もしかすると、私、この珠代議員を生で見れるかもしれないチャンスが近日あるので、その時、挨拶できたら、「3バカ1日教組」と言う言葉を流行させてもらうお願いをしてみようと思う^^

 ・・・「3バカ(菅・岡田・前原)1日教組(輿石東)」。

                                        (2010/06/06)