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『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『アイアンマン2』を観た]

2010-06-11 15:11:13 | 物語の感想
☆・・・ごめん。

 これ、全然、私にはダメでした。

 面白くない。

 私は、『1』は、かなり楽しんだ口で、『ダークナイト』の悩めるヒーロー像などよりも、この自信満々のトニー・スタークに引かれたものだが、

 今回は物語の展開を含めて、全くノレなかった。

 何がダメなんだろう?

 スケールが小さく、リアリティの求めどころが、明後日のほうを向いているからだろうか。

 最初、アイアンマンの存在が、アメリカを守る抑止力として、米軍の中で、どのような位置付けなのかが語られるのだが、その抑止力の源であるアイアンマンの雄姿が全く描かれない。

 ここでは、序盤から、対テロリストや、戦争作戦の中での、やや自分勝手に動くスタークの活躍を見せるべきだと思うのだが、言葉で語られるだけで、映画・映像としての説得力が皆無であった。

 アメリカの映画は、どうも、ヒーローを差し置いての、人間同士の・・・、企業同士の争いと言うものにリアルを感じるらしく、今回も、スターク社と、ライバル軍事企業ハマー社との開発競争的な展開となる。

 また、親友の軍人がアイアンマンスーツを着て、悩んで、やや荒んでいるスタークと長々と戦ったりもする。

 そんな展開は、面白くない。

 私はずっとあくびし通しだった。

 ヒーローってのは、全くの敵対関係の者ら(悪の秘密結社)と戦ってこそ、見ている者にカタルシスを感じさせるのだ。

 内輪の戦いなど、本来のヒーローの存在目的を考えると、全くの横道に過ぎず、つまらん。

 面白くないけど、ハリウッドのヒーロー物は、このような展開を好む。

 『X-MEN』や『ハルク』、『ロボコップ』などの、特にそれらの『2』にその傾向が見えていた。

 だけども、『スパイダーマン』などは、不器用な主人公なれど、それでも、戦いの場では、これでもかと痛快なアクションを見せてくれたものだ。

 摩天楼の滑空など心地良かった。

 しかし、今回のアイアンマンは、前作で爽快だった飛行シーンが、ほとんど夜空で、光が行きかうようにしか見えない。

 ミッキー・ロークが敵役として出てくるが、なんか、スタークにそぐわぬお悩み展開が続いていたので、そっちに引きずられてその悪役振りも冴えない。

 スカーレット・ヨハンソンがエージェント役で、凄くいい女として現われるが、それも作品内で十全に活きない。

 後ろから舐めるショットのボディラインの素晴らしさが記憶に残るのみ。

 全ては、スタークを悩めるヒーローにした弊害である。

 彼が悩むシーンなどは、10分でいいのである。

 ゴージャスな彼が、傾奇者の様に底抜けに明るく立ち居振る舞い続け、けれど、クライマックス前にちょいと悩む。

 本来が陽気なヒーローは、作中の10分間悩んだだけで、物語にメリハリが利くものだ。

 それを、物語全般悩ませたために、痛快になるはずのクライマックスの戦いも、それに乱されて面白くない。

 ただ、最後の戦いの舞台となる、日本庭園のパビリオン・・・、桜の舞い散る状景はかろうじて良かった。

 でも、アイアンマンがアイアンマン風と戦っても、全く面白くないのである。

 『インクレディブル・ハルク』の感想でも書いたが、同じ形質の者同士が戦ってもつまらない。

 私ならば、アイアンマンは猛獣とか怪獣と戦わせる。

 そのメカニックと大自然の畏怖的存在との対比が面白くなる要素だ。

 メカであっても、ならば、巨大ロボットと戦わせるべきだ。

 それでこそ、アイアンマンの個性が引き立つ。

 だから、最初のミッキーローク演じる生身の電磁ムチ男vsアイアンマン戦は楽しかった。

 次回は、宇宙人と戦うようなので期待したい^^

                                       (2010/06/11)

[与党民主党考・72 「やっぱり、「クリーン・Jr・ハイスクール」民主党]

2010-06-11 07:23:43 | 保守の一考
☆どう考えてもダメだね、菅内閣・・・。

 この、ドンブリ勘定、八百屋的金銭感覚、糞ミソ一緒、呆れ返る。

 領収書があれば良いってもんじゃない・・・。

   《事務所費でマンガ大人買い 荒井氏団体の領収書(産経 2010/06/10 22:29)》

 <菅内閣の荒井聡国家戦略担当相(64)=北海道3区=の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」(東京都府中市、解散)の事務所費疑惑で、民主党は10日、同団体など3閣僚3団体分の領収書を報道陣に公開した。民主側は「違法性はない」と自信満々だが、同団体の「備品・消耗品費」には大量のマンガ本などが経費計上されており、荒井氏の政治活動のあり方に疑問符がついた。 公開されたのは荒井氏の団体のほか、自民党が質問主意書で疑問を呈した、蓮舫行政刷新担当相の「民主党東京都参院選挙区第3総支部」▽川端達夫文部科学相の政治団体「達友会」-の平成19~21年分。通常は開示されない「1円から」の領収書を公開した。
 荒井氏の団体では、領収書やレシートに「コミック」との表記があるものや、タイトルなどからマンガと類推されるものが確認できただけで計60冊。中には、『NANA』などの少女マンガで知られる矢沢あいさんの『パラダイスキス』全5巻を“大人買い”しているケースもあった。
 音楽CD店の領収書には「ゲーム ミュージック/ぱちんこ必殺仕」と印字されており、音楽CDとみられる商品を2500円で購入していた。ハンバーガーセット代なども備品・消耗品として処理していた。
 一方、蓮舫氏、川端氏の団体の領収書には目立って不審な支出はなかった。
 民主の細野豪志幹事長代理は公開前の会見で「領収書をチェックした結果、架空・違法なものは存在しなかった」と宣言。「生活費などの混入は」との質問には、「それぞれの事務所で確認しているが、これはないと考える」と述べた。
 荒井氏は「私もマンガ好きですけど、少女マンガはあまり読まない」とした上で、「少し反省しなければならない。(政治家の事務所では)超過勤務手当を出していないので、そういうところまでギスギスすると次の日に辞めてしまうこともある。そのあたりは理解してほしい」と述べた。蓮舫氏は「問題といわれるなら、納得いただけるまで説明する」、川端氏は「法的に何の問題もないと思っている」とそれぞれ語った。>

 ・・・荒井、蓮舫、川端・・・、モロモロと「政治とカネ」の問題が溢れ出してきた。

 安倍政権のときに、あれだけ騒がれていた「任命責任」てのはどこにいった?

 1円からの領収書と言うフレーズが文字通り、形骸化されている。

 その内容は蔑ろである。

 これが、マンガ本ではなく、文学本であっても大問題なのだが。

 それこそ、1円の出費も、国民の血税は、その使い道が問題なんだぜ。

 そう、あんたら民主党は主張し、票を得てきたんだぜ。

   ◇

 それから、口蹄疫の被害が更に拡がっているが、これはまさに、鳩山辞任から菅任命の間の空白期間に感染が広まったんだよ。

 あたかも、首相が変わったから政治が良くなるというイメージだけのものが、全く物理的な法則には無効であることを如実に示している。

 繰り返すが、この未曾有の大災害に、民主党政権は、全く機能していない。

 中学の教室で、マンガ読みながら、クラス政治をしつつ、世間を騒がせている大災害に「大人の社会は大変だなぁ」と鼻クソをほじくっているようなものだ。

 ・・・「クリーン・Jr・ハイスクール」(クリック!)とは、我ながら、グッドネーミングだ・・・。

                                       (2010/06/10)