シモツケの花が咲いている。シモツケは木でシモツケソウは草である。
シモツケは木と言っても年輪のない軟弱な木である。だが、長生きするものだ。50年から100年は生きそうだ。
シモツケの花をもらった。花を落し枝を水差しにしたら発根したので地植えしたら30年生きている。この花は咲き分けする、品種で白花を挿さないと咲き分けしない。
サツキも椿も白花の枝を挿さないと咲き分けしない。
赤花を挿すと赤しか出ない。それと赤花は強いので、花が終われば元から剪定して落とす。
シモツケの由来は旧国名の下野、今の栃木県で発見されたのでこの名が付いた。
私は30歳の頃、栃木県の人の家に泊めてもらった。朝、新聞を見せてもらったら下野新聞と書いてある。草書体で何と読むのかわからない。聞いて初めて知った。
30歳にもなって情けない事だと恥じた。
里見八犬伝でも読んでいれば関八州に関東の八国が出てくる。
関八州はどれも読みにくいものだ。読めるのは武蔵と相模くらいのものだ。
関八州 武蔵、相模、安房あわ 上総かずさ 下総しもうさ 常陸ひたち 下野しもつけ 上野こうずけ