介護施設にくる男性と会話していた。
奥さんは蛸とイカが好きで、自分の好きな物で料理するという。
82歳になる奥さんは、虫歯がなく固いタコを平気で食べる。
一方男性はかなり歯が抜けている。軟らかい刺し身や白身魚がいいという。
奥さんは食べ物を食べると歯を磨く習慣だ。
大酒飲みで歯も磨かず寝る者は歯はボロボロだ。歯を見れば生活習慣が如実に分かる。
蛸飯の番組を見ていると生タコは一晩冷凍室に入れておくと軟らかくなるそうだ。おでんなどで大根と煮るとタコも軟らかくなる。
大阪には芋蛸南京の言葉がある。誰でも知っているそうだ。
井原西鶴の小説にも出てくる。女の好きな物のたとえでもある。
女の好きな浄瑠璃、芝居、芋、蛸、南京と言うそうだ。
田辺聖子さんの小説にもイモ タコ ナンキンがある。NHKの朝ドラでも放送された。南京は南瓜かぼちゃの事、西洋カボチャと言われ、ホクホクで甘い
一方、ゴツゴツのカボチャは日本カボチャと言われ 日向カボチャなどの品種がある。宮崎民謡に芋柄木刀(いもがらぼくとう)がある。それに日向かぼちゃがでてくるろ。イモ柄木刀はサトイモの芋柄で木刀にもならない。役に立たない男をいう。ウドの大木のように小馬鹿にした言葉 焼酎を5合も飲む男が嫁女(よめじょ)をもらう歌
焼酎5合の寝酒の酌に俺も嫁女がほしゅうなった。もろうたもろうたの芋柄木刀、日向かぼちゃのよか嫁女 じゃがじゃがまこっちえれこっちゃ
日向かぼちゃ 色は黒くて器量は悪いが優しく働き者の意味
まこっちえれこっちゃ (まことにえらいことだ)
日向かぼちゃ
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