懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

東日本大震災に思う

2021年03月09日 | 日記
東日本大震災から10年
M9.1のジャワ大地震があり、ニュージーランド地震があり、日本も歪で大地震と言われながら何も対策も予防もしなかった。
地震の予測など当たるはずもなく、余り危険性を指摘してもオオカミ少年になるので専門家も予測はしなかったのか

私の住む地域は地震の揺れはなく知らなかった。
しばらくしてパソコンに地震のニュースが流れた。岩手から宮城から福島に震源があり割れている。
家内は仕事で地震発生、東北が割れたとメールを送った。職場の人も誰も知らなかった。
我が家は次男家族が東京にいた。心配だったが連絡がとれない。翌日連絡がある。帰宅困難で職場で仮眠した。停電していたら寒くて堪らない。
地震後、東京電力は48.5ヘルツまで低下(48ヘルツでブラックアウト) ブラックアウトになってもおかしくなかった。

速報では地震の規模M7.8 津波の高さ3メートルだった。
関東大震災並みの大地震だとおもった。地震の規模は日を追い修正されM8.2  M8.6   M9.0と修正された.現行の地震計では測定できない巨大地震であった。
地震計が揺れで壊れたり停電で通信ができないものも多かった。津波の高さもフロート式は津波で破壊され正確に測かれなかった。

初動で巨大地震発生、15メートルの巨大津波の予想、至急高台に避難と放送があれば被害者は減っていた。巨大地震の規模と津波の高さを推測するシステムが無かった。
それと強震地域は停電でテレビ情報が得られず、携帯ラジオかカーラジオで確認するのがいいか。今はスマホを持っているし車でテレビを見るのがいい。スマホの基地局の電源が停電しないのか心配だ。

福島第一原発のメルトダウンは原発神話を粉砕した。
メルトダウンの原因は全停電で冷却水が炉心に送れず冷却不足で溶融

  1. 設備的に一番の問題は非常用ディゼルや電気設備、配電盤が地下にあり、津波で浸水してディゼルや分電盤が停電になった。津波は7メートルを想定していたが14メートルが襲った。5号6号原子炉のディゼル発電機は嵩上げしてあり浸水しなかった。
  電気設備が海水をかぶったらどうしようもない。゛

関東のタワーマンションが洪水で地下のディゼル発電機や電気設備が浸水して長期停電になった。
地下の電気室 ディゼル発電機は脆弱だ。

2.津波でディゼル発電機の燃料タンクと海水の冷却水ポンプが流された。
ディゼル発電機は正常であってもいずれ燃料切れで停止していた。

3高圧の送電鉄塔が地震で倒壊した。 地震の揺れで接触短絡している。
送電線路も巨大地震に弱い。

4.原子力の運転員は優秀で定期的に試験がある。緊急処置の訓練はたえずやってはいたのだろうが、想定外のことが起きるのが自然災害、完全ブラックアウトのケーススタディと マニュアルがあったのだろうか