1人静
1人静は小さな花だが今、咲き始めた。花が二本出るのが二人静。
かわいいものだ。
15センチくらいまで成長する。
春の山野草展にいくと芽出しのかわいい姿が見える。
芽出しが可愛い山野草がある。
ヤブレカサなども面白い。
破れ傘を植えていたら、家内の友達が来ていて、こんな貧乏たらしい野草を植えるものでないという。以前にも藤や葡萄を植えていたら成り下がるから植えるものでないと言う。
私は成り下がり者だから、一向に気にならないといった。
この人から花や挿枝をもらっているので笑ってすませた。
1人静は種が落ちいろんなところから芽をだす。
クリスマスローズも種が落ちたまに芽をだす。
私の知人の家はクリスマスローズがグランドカバーになっている。
1人静の静は静御前に由来する。源義経の妾。
山野草には粋な名前が多い。
紫式部、都忘れ、大文字草、一輪草、二輪草(川中美幸の歌にもある) ホウチャクソウ (寺院の風鈴に似ている)、蛍袋、ホトトギス、朱鷺草、鷺草、小判草、イカリソウ、白糸草、ウメバチソウ、オミナエシ、吾亦紅(われもこう)、水引草、岩煙草、寒葵(徳川家の家紋)等々
岡山には岡山の野草全4巻がある。中国電力に勤めていた人が各地を歩き探しもとめたもの。わたしもこの本を買い2年間各地を歩きました。こんな趣味は二、三回行って諦めるようでは物にならない。10回、20回といけば見えてくる。茅葺民家をさがす傍ら山野草も探した。