紅葉
平野部の里山には、まだ紅葉は残る。
モミジの木は紅葉と書いてモミジと読ませる。紅葉の代名詞だ。
モミジ狩りの言葉はチコチャンに叱られるでいっていた。
平安時代の貴族は鹿狩りや鷹狩、鴨狩が遊興であった。モミジ見物ではさえないので
紅葉狩りと言ったとか。
以前、天皇家の行事に鴨狩があった。池に囮の鴨を浮かべて餌を撒き寄った鴨を網で獲る行事があった。やる事が残酷と近年はやらなくなった。小屋に隠れていて一網打尽にする。
鴨は助走しないと飛び立てない。
木々の紅葉は葉が落ちるまえに枝から栄養や水分が絶たれ、葉に残る糖分が変色する。
例えが悪いが離婚して夫から養育費を途絶え真っ赤な顔で怒る妻の感じ。
紅葉には葉が赤くなるもの紅葉(モミジ、かえで、ななかまど、欅,ドウダンつつじ、ハ、錦木)
葉が黄色くなるもの黄葉、(銀杏、カラ松)
葉が黄色から褐色になるもの褐葉(ブナ,楢、クヌギ)
紅葉の名所は自然林でなく人により植えられたものが多い。京都は奈良の寺院、並木銀杏並木やモミジ並木、奈良公園だけでもモミジが800本あるそうだ。
安芸の宮島もモミジの谷がある。大分の耶馬渓にもモミジ園がある。
モミジは海に近い所や九州の温暖なところには自生していない。
しかし、モミジは人が植えればどこでも育つ。
岡山もモミジや欅はあるが500メートル位の山にある。
長野や新潟までいくとモミジは低い山にもある。
長野まで行くと紅葉は美しい。中央道で長い恵那山トンネルを抜け阿智村に入ると風景が一変する。カラ松林の黄色が鮮やかである。大糸線で木崎湖付近に鉄道ファンが並ぶ特急アズサとカラ松林の黄葉の風景をとっている。