懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その68 反り棟の民家

2013年07月29日 | 日本茅葺紀行
出雲平野、斐川平野から安来まで出雲地方特有の反り棟の茅葺民家が残る。

民家も同じような形では面白くないその土地土地の形が見られるのが楽しみである。
観光用に民家を集めて展示してあるのではなく実際人が生活している生きた民家を見てみたいものだ。
出雲地方は本来は寄せ棟造りであるが棟を反らせて格好よくしたものと思われる。
築地松も江戸時代には農民が贅を尽くすことは許されなかったと思う。明治、大正、昭和時代の出雲地方の写真を見れば変遷が分かるとおもう。
棟を反らせる事で煙抜きの破風もできるのと格好もよくなるので造られるようになったのではと推測する。

築地松と反り棟が良く似合う、これぞ出雲の風景である。竹簾で巻いた棟仕舞がいい。
デジカメ時代になり築地松と反り棟の民家の取り合わせが少なくなった。
築地松に寄棟の茅葺民家ならばあるが

こんな反り棟の茅葺民家は愛知県の一宮でも見掛けた。





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