懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい風景 お供する犬

2017年10月13日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県倉敷市下津井

着物の女性のあとを犬がついてゆく。
誰が飼っているわけでもなく地域に住み着いた犬であろう。
これを撮ったころは年寄りは冬場は着物を着ていた。
こんな生活習慣もすっかり変わった。
女性もみんな車に乗るようになり着物では運転しにくい。
スポーティな服装になった。現在はスカートの女性も少なくなった。
時代はどんどん変化しているのだ。

江戸時代まで日本では犬は放し飼いだったと書いてある。
地域に住み着き誰からか餌をもらっていたそうだ。
開国で外人から指摘され犬は繋いで飼う法律ができたそうだ。
  
子供の頃には野犬が沢山いた定期的に野犬狩りがきて専用道具で捕獲していた。
家で飼えずみんなが野原で餌を与えていた犬もいなくなった。
日本は犬を食べる習慣は一般的ではなかったが余り行くなと言われている集落に行くと腹を切開されたけ犬を吊るしてあった。
野犬狩りの人の持っていた道具をチャンチューと言っていた。針金やワイヤーの輪で首が入ると締まり抜けなくなる。鹿や猪ウサギを獲る罠もチャンチョーというそうだ。調べたらそう書いてあった。野犬狩りは自転車に乗り捕獲した犬を入れる大きな竹籠を乗せ竹竿に付けたチャンチューを持ち現れる。
子供たちは野犬狩りのチャンチューが来たと飼い犬を家に入れ恐れられていた。

チャチューの言葉は差別用語か軽蔑語だろうか

茅葺民家 モノクロ 京都府旧美山町

2017年10月12日 | 茅葺き民家
今でも茅葺民家の残る美山町は茅葺民家を撮っている者にとっては有り難い存在だ。
デジカメで撮れるのが現在はよい。
画質もフィルム時代よりはるかにいいしカラーでもモノクロでも撮れる。
誰がとっても70点、80点が撮れる失敗しないカメラである。

現在では茅葺民家は厳しいものがある。普通の民家より手間が掛かる昔の暮らしを残している。
残っているだけでもありがたい。
山際の暮らしの茅葺は自然に溶け込んだ建物と思う。



日本茅葺紀行 NO,398 青森県新郷村

2017年10月11日 | 日本茅葺紀行
青森県の新郷村へは十和田湖で泊り田子町から新郷村へ田舎道を走った。
懐かしい風景に出合わないか期待したが平成の時代、懐かしい風景は少なかった。

東北本線に蒸気機関車が走っていた頃ならまだしも新幹線が走る時代になって残るはずはない。時間が経過するほど探すのに時間がかかるし品が悪い。
いい物が残っていないのが現実だ。
新郷村に何軒か茅葺きが残っているとの事でおとずれる。
この地域は青森県でも南部藩で岩手県の民家の影響を受ける。
弘前などの津軽藩とは民家の形が違う。
棟は草棟であきる。
このあとは岩手県に入った。



私の昭和鉄道遺産 その46 糸崎機関区

2017年10月10日 | 私の昭和鉄道遺産
蒸気機関車運行も終焉を迎えていた。
電車や電気機関車の運転訓練も兼ねて運行されていた。
呉線の電気機関車はEF15やEF58だった。
余剰になった蒸気機関車は機関庫やターンテーブルにつながる放射線状の線路に置かれていた。ほとんどのものが解体され鉄材になった。

夕暮れで人もおらず寂寥(せきりょう)感がたそだよっていた。
もっと早くから一杯蒸気機関車を撮っていた者はこんな感覚にならないのであろう。
高度成長期、古いものはどんどん淘汰されていく時代だった。
戦前の機械や明治大正期の建物は老朽化も進んでいた。
材料素材が技術の進歩で大きく変わっていた。
プラスチックやステンレス、ダイオードやICの電子部品

蒸気機関車は全廃されたあと沢山の蒸気機関車が保存された。
それも管理されず放置されたものが多く無償で譲渡するので引き取り手を探す自治体もでてきた。
財政的にも残すのがお荷物になってきた。

これは茅葺民家の保存も同じでいつまで維持ができるのかと思う。

懐かしい物 文具店 

2017年10月09日 | 懐かしい物
撮影場所 広島県福山市鞆

鞆には古い街並みが残る。このころは電柱もコンクリートではなくコールタール含侵の木柱だ。
道も狭い大八車が交わせるだけの道幅しかなくとにかく狭い。
今は東側の海を埋め立てて駐車場やフェリー乗り場の港を造り車で行きやすくなっている。
昔の町家は何かの商売をしていた。
八百屋や魚屋、床屋、本屋や文具屋
こんな町並みには結構人が住みこの住民相手だけで商売が成り立っていた。
買い物に行くにも自転車くらいしかなく近くで用はすましていた。
倉敷の美観地区も入口部に文具店があったがとっくに土産店に変った。

しかし、車社会になり、こんな集落では車を置くところも無く狭く車で走れない。
住むのも住みにくいので新興住宅地に家を建てる。
郊外には大きなスーパーや商業施設ができる。
人の住む場所や買い物が新興住宅地や郊外の商業施設に移動した。
市の中心地も車で行くのは不便でどこも衰退していった。

写真を撮るのは将来どう変わっていくか何が消え何ができるのかを想定して撮るべきなのかな。
そんなのは40年経過し高齢者になって初めて気づくのだ。

白い手袋とパチンコ

2017年10月08日 | 日記
フィルムスキャンをする時にフィルムを手で触るので指紋が付かないよう白い薄手の手袋をする。最初は写真屋で買ったら250円だった。
一年使ったら指先に穴が開いた。
家内が100円ショップへ行けば売っているというので買ってきてもらった。
100円で2セット入っていた。
一セット50円のものは値段だけのものだ。
毛羽が立ち薄くなってくる。これはスキャナーには困る。ゴミがスキャナーに入ると分解掃除に出さないといけない。
一度可動部の調子が悪く修理と掃除にだしたら3万5000円かかった。
10年近く使うと故障も出てくる。いままで三回の補修で10万円掛かった。
2セット100円の手袋は使えない。
100円で1セットのものを使っているが何とか使える。
半年一年と使うと駄目になる。また家内に買ってきてもらおうと依頼したらランニングの日焼け防止に使っているのがあるのできあげると3セットくれた。
なんでこんなに持っているかと聞いたらランニングクラブの男性がパチンコ屋で貰ってくるそうだ。家内も高齢者になっててランニングを始めた。
今までは走った事も無かったのに豚もおだてりゃ木に登ると言ったら怒りだした。
豚が気に入らないという。
現在のパチンコ屋は素手ではO-157やノロウィルス、インフルエンザ―に罹るので予防で手袋を提供するそうだ。本人はそれを使わず女性陣に配るそうだ。
手袋が増えるだけパチンコ屋に納める月謝が増えているのではないかと心配する。

C級川柳

・手袋が一万につくパチンコ屋

茅葺民家  島根県旧赤来町

2017年10月08日 | 茅葺き民家
赤来町は広島県との県境の中国山地にある。
現在は頓原町と合併して飯南町になっている。
国道54号線沿いにある。
一般道の利用なので随分時間が掛かる。
この国道54号線は広島と島根の宍道を結ぶ国道で私の住むところでは三次から国道184号線で東に走る必要がある。
夕方まで撮影したら帰りは22時になる。
ここは三度しか走っていない。
頻繁には来られない。
途中国道沿いにもところどころ茅葺は残っている。写真の民家も国道から見えた。
若い頃職場のキャンプで島根半島まで行った。随分時間が掛かった。
途中の広島県の集落が茅葺民家だらけだった。
いつか撮りに行こうとおもったが40年以上経過した。
なに事も思い立ったらすぐにやらないと時間があっという間にすぎてしまう。

人生億劫がらずコツコツとやった人が勝ちだなあ。

日本茅葺紀行 NO,397 京都市左京区久多

2017年10月07日 | 日本茅葺紀行
何度も登場する京都市左京区久多


日本の原風景という言葉をよく使う。頻繁に聞くと嫌になる言葉だ。
手垢の付いた言葉や風景写真は新鮮味を失うと書いてあった。
どんな言葉がいいか苦労する。

秘境 癒し 原風景 昭和レトロ レトロ雰囲気 隠れ里 里山 

これからどんな言葉を使おうか辞書でも検索するか

久多には久しく行っていない。
写真の民家もトタンを掛けたそうだ。どんどん茅葺は減っていく。

蒸気機関車 肥薩線吉松駅近郊

2017年10月06日 | 蒸気機関車
吉松近郊を走行のC57型蒸気機関車
C57,C55型はスタイルがいいですね。
時間があれば全国のC57を撮って置きたかったところですが時間がかぎられていてそんなことはできません。昭和40年頃に撮り始めていれば廃止まで10年間あったので大分撮れていたでしょうか
何事も早くから関心を持ち早く気付く。やり始めたら止めない事でしょうか
たかが趣味ですが早く長く続けている人かからは人生の教訓を教えてもらいます。

懐かしい物 犬三匹出迎え

2017年10月05日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県鏡野町


犬が吠えながらお出迎え
座敷で飼っているのだ。
小型の犬だから外には出ないのか。猫のように段差は苦手だろう。
田舎でも山間部でもペットショップで買ってくる。
野良犬を拾って飼う事はない。

うちはネコは野良を拾ってきた。猫にに血統があろうとなかろうと関係ない。