懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 ひと休み

2021年12月14日 | 懐かしい物
撮影場所 島根県旧広瀬町

農家の奥さんがひと休みしていたので話掛け撮らせてもらう。
今ならば歳をとりもっと上手く人の心に入っていけるのにと思う。
どんな話をすれば食いついてくるか訓練だらあと思う。

奧さんは後ろの茅葺民家にすんでいる。
出雲地方特有の反り棟である。

春は山菜取りの楽しみもあるだろう。
盆や正月は孫や曽孫も集まり賑やかにやるのだろう。

中国出身の介護スタッフ(日本語わかる)と話していた。
日本の生活で気付いた問題点はと聞いたら、親子や兄弟、親戚の付き合いが希薄すぎると言われた。
子供たちは従妹会で奈良に集っている。私の世代は全くこんな集まりはなかった。

紅葉

2021年12月12日 | 日記
紅葉
平野部の里山には、まだ紅葉は残る。
モミジの木は紅葉と書いてモミジと読ませる。紅葉の代名詞だ。
モミジ狩りの言葉はチコチャンに叱られるでいっていた。
平安時代の貴族は鹿狩りや鷹狩、鴨狩が遊興であった。モミジ見物ではさえないので
紅葉狩りと言ったとか。

以前、天皇家の行事に鴨狩があった。池に囮の鴨を浮かべて餌を撒き寄った鴨を網で獲る行事があった。やる事が残酷と近年はやらなくなった。小屋に隠れていて一網打尽にする。
鴨は助走しないと飛び立てない。

木々の紅葉は葉が落ちるまえに枝から栄養や水分が絶たれ、葉に残る糖分が変色する。
例えが悪いが離婚して夫から養育費を途絶え真っ赤な顔で怒る妻の感じ。

紅葉には葉が赤くなるもの紅葉(モミジ、かえで、ななかまど、欅,ドウダンつつじ、ハ、錦木)
葉が黄色くなるもの黄葉、(銀杏、カラ松)
葉が黄色から褐色になるもの褐葉(ブナ,楢、クヌギ)

紅葉の名所は自然林でなく人により植えられたものが多い。京都は奈良の寺院、並木銀杏並木やモミジ並木、奈良公園だけでもモミジが800本あるそうだ。
安芸の宮島もモミジの谷がある。大分の耶馬渓にもモミジ園がある。
モミジは海に近い所や九州の温暖なところには自生していない。
しかし、モミジは人が植えればどこでも育つ。

岡山もモミジや欅はあるが500メートル位の山にある。
長野や新潟までいくとモミジは低い山にもある。
長野まで行くと紅葉は美しい。中央道で長い恵那山トンネルを抜け阿智村に入ると風景が一変する。カラ松林の黄色が鮮やかである。大糸線で木崎湖付近に鉄道ファンが並ぶ特急アズサとカラ松林の黄葉の風景をとっている。

茅葺民家 兵庫県旧千種(ちぐさ)町

2021年12月10日 | 茅葺き民家
46歳になった頃、自分は何かガムシャラに打ち込んだ事はあるかと思った。
定年になり自分は熱中するものがあり、楽しい人生だったかと思い返す時がくるだろう。
私には10年、20年継続する趣味はなかったなあと思った。
自分の住む岡山県だって78市町村走った事もない。
自分が生きた証に今後消えて無くなるであろう物を記録に残そうと思った。

今後、消える物を理由と共にリストアップしてワープロに書き残した。

岡山県78市町村を走った。
次は中国山地の峠をすべて越え周辺の市町村を茅葺民家などを求めて走る。 
次は京阪神へ足を延ばす。
兵庫県や京都府、大阪北部に茅葺き民家が残っていたのは驚きだった。
神戸市など中心地から40分離れたところに茅葺民家がゴロゴロとある。
人間は行動を起こして観る聞く歩くである。体験しないと発見できないものがある。あれから29年沖縄を除き全国各地を茅葺を求め走った。

千種町は兵庫県の北西部 岡山、鳥取に隣接
夕暮れ時に農家の主婦が祠の前を歩いて家路に帰る。
長靴や地下足袋で一日働いたことであろう。
ここから4時間家に帰り着くのは21時。。

農家の主婦は角のない牛と言われるくらいよく働い。


日本茅葺紀行 NO,562 柿実る

2021年12月07日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 岡山県吉備中央町

柿が実っている。そのままだと熟して鳥の餌になるだけだ。
県北の熊が出るところは熟れる前に収穫しないと熊が山から下りてきて食べてしまう。
山より畑や民家の周囲が食べ物がある。味をしめて毎年やって来る。

干柿にする柿も大きな実の愛宕より西条の方が甘く美味しい。
渋は甘柿にもあるが渋が集まっているのが甘柿で舌が感じない。渋柿は全体に渋があり渋く感じる。しかし、干し柿か熟すと渋は消える。
植物が渋かったたり苦いのは実が熟れるまでに動物に食べられないためだろう。

この家は何度も撮影に来たが15年前に建て替えていた。
茅葺職人もいなくなるし耐久性はなく金は掛かるしだ。
 

博多ラーメン一風堂

2021年12月05日 | グルメ
私の住む地方都市でも全国のラーメンが食べられる。
食べものの多い通りには三軒博多ラーメンがならんでいる。
京都ラーメンのチェーン店も2軒ある。
東京のラーメンの二郎系 横浜の家系ラーメンもあるそうだが車椅子の自分が入れるか確認していない

博多ラーメンの一風堂に行ってみた。株式も一部上場している。
コンビニでも一風堂ラーメンはあるそうだ。
店は段差があり従業員の男性に手伝ってもらった。
ラーメン屋は段差があるところがある。三段もあるとお手上げだ。
車椅子には優しくない。
ラーメンは豚骨ラーメンで濃厚ない。豚骨特有のくさい、濃厚、こってりをなくしているそうだ。家内は美味しいと言ったが私は久留米ラーメンのようなこってりでくさい豚骨ラーメンが好きだ。

介護施設の看護師にラーメンの話をすると年寄が塩分と油脂の多いものを食べると文句を言われる。

私の昭和鉄道遺産 鹿児島県 吉松機関区

2021年12月05日 | 私の昭和鉄道遺産
夕方の吉松機関区、黒い煙が立ち昇り過去を思い起こす。
何両も蒸気機関車がいた頃が懐かしい。
C57型は動輪が大きく3輪のため肥薩線大畑(おこば)ループの急坂は登れない。
四輪のD51型が牽引した。 客車と貨物の混合列車もあった。

旅館でゆっくりできれば心に余裕もあるが夜行で移動となると寂しい。
貧乏旅行だった。
鉄道マニアは似たりよったりだ。
吉松には共同温泉があった。 旅館から廊下伝いに温泉に行け。
霧島が近いので温泉も湧いたのだろう。 硫黄の匂いのする天然温だ。
定年後、元気だったら家内と温泉巡りをするのだった。

それでもそれでも九州では別府、湯布院、武雄、嬉野、雲仙、黒川,九重の温泉郷、指宿には立ち寄った。

懐かしい物 辻堂と火の見櫓

2021年12月04日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県吉備中央町

辻堂と火の見櫓が三叉路の中央に建っていた。
辻堂は休み堂とか茶堂とか大師堂、阿弥陀堂と呼ばれ互葺きなら今も残っている。

以前、阿弥陀堂だよりという映画があった。都会で医師をしていた女性が心を病み夫婦で田舎で生活して阿弥陀堂の堂守や地元の人との触れ合い回復する映画。それを撮影したのが長野県飯山市、茅葺民家撮影とそば食べに近くに行ったので地元の人に阿弥陀堂の事を聞いたらあれは映画のセットでつくったものだ撮影するなら教えるけどというので結構ですと断った。

映画のセットで観光施設として残っているものがある。
長野県安曇野市 大王ワサビ園の水車 観光パンフレットに載っている。黒澤明監督の映画のセットで使われたもの。更新しながら今も水車は動いている。

辻堂は旅をする人や歩いて移動する人の休憩の場して建てられたと思う。
旅の安全を願い地域の安全を願い阿弥陀如来や弘法大師がまつられている。
辻堂を守るのは地域の人で秋には総出で萱刈もする。
仏に花を生け定期的に掃除をする。地域外の人にお接待する役目もあった。
最近は車の運転も出来ず出歩かない。15年前に通りかかったら辻堂も火の見櫓も撤去されていた。時代のニーズに合わなくなった。

分かれ道に建てられるのは、その集落に災いを持ち込まないようにの願いもある。

辻堂で検索すると神奈川県藤沢市の東海道線に辻堂駅がある。

茅葺民家 新潟県川西町

2021年12月03日 | 茅葺き民家
新潟県も山に入ると豪雪地帯で高い家が多い。
雪の多い時は一階部は雪に覆われ梯子で二階から出入りする。
雪国はどの家にも梯子を掛けている。
冬支度で一階の窓には厚い板を落とし込み雪の重みで窓が壊れるのを防止している。
日本海側に雪が多いのは対馬暖流が流れている。寒波の襲来で温かい海から水蒸気が発生し冷やされ雪となる。オホーツクのような冷たい海では雪の量は少ない。

越後は鯉の飼育で有名だ。小さい鯉は夏の間は田圃に放し水中生物を食べ。
成長すると山間の池に放す。冬の間は池に氷や雪で鯉が押しつぶされるのでコンクリートの水槽に移される。
鯉は冬にはほとんど食べない。冬眠状態。

田圃掃除で大きな田螺が繁殖する。鯉の糞などを食べてタニシは成長する。
そのタニシを泥を吐かせ上のコリコリした部分を串焼する。秋祭りに出すと全部売れると言っていた。

りんご選果場

2021年12月02日 | 日記
10月20日に青森県の茅葺民家を撮影して帰ろうとした。
東北道のインターへ向かう途中土産を買おうと思った。
リンゴ売り場を見るが余り安くない。
フジを買いたかったがない。

大きな建物があった。木箱を積んであるのでリンゴ選果場かと思い入った。
受付に若い女性がいたので聞いた。
ここは個人でもりんごは売ってくれるのと聞いたらよいという。
まだフジは売っていないがどうしてと聞いたら。
フジは11月から収穫、雪が降るなかでも収獲だという。晩生(おくて)の品種なのだ。タイヤチェーンなど持っていないので11月に東北にくるのは怖い。

いくらいるかと聞かれたので段ボール一杯分と言った。
家で食べるので家庭用でいいと言った。若い男性がフォ―クリフトのパレットに5箱分の違った品種を持ってきた。ひと箱分詰めて3500円と言った。
50個入っていた。
その後ネットでも買ったがりんごはひと箱3500円から4000円だが輸送費が1500円掛かり、こちらの青果店と変わらない。

フジりんごは青森県藤崎町(弘前市の隣)で生まれた。日本一のりんごと富士山と藤崎を関連づけてフジと名付けた。
サンフジは袋を外し完熟に色づきした物。葡萄のニューピォーネは種無しぶどう。
フジは蜜が入り易い、テレビのためしてガッテンでやっていた蜜が入ると甘みが落ちると言っていた。ピォーネも種子有の方が甘いそうだ。