日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 香港旅行・・・一日目 *

2012年04月30日 | 風景・お出かけ

「ばぁば・・いい思い出 いっぱい作ってきてね」

朝6時に家を出発。 関空に向かう車の中で、「ばぁば・・」と言いながらなつめが私の耳もとへ両手を覆って周りへ聞こえないようにささやいた。 
(眠っている時間なのに、まぁ・・こんなことが言えるなんて・・) 思いがけない言葉に、ぐっときた出発の朝。

9時5分離陸。 子供のころから雲の上を見てみたい・・が、夢の中のひとつだった、飛行機苦手なくせに。   4度目。

1年10か月前の香港旅行、空から空港を見た時の驚きと言ったら・・・(え~! 何これは!? 高層ビルの群れ!!)

関空には荷物の引き渡し場は2箇所、香港空港は13箇所もある~!  
長女が「飛行機の座席の前の画面に到着前に自分の荷物の引き渡し場の番号が出るから見ておくこと」とメールをくれていたので助かった。 
12番に向かって歩いたが、言ってもらっていなければ1番からずっと探したりして出るのに時間がかかったであろう。
香港空港の大きさを改めて感じたものである。  
前は長女の案内のままついて行くだけだったが、今回は頼りないじじばばへの不安、マニュアルを作り何度かメールで送ってくれた。

「大丈夫、分かってるわい」口では気丈に言う夫だが、私は内心不安だった。
案の定、いざと言うと、どっちや? 意外と冷静に、見て確認して行動したのは私の方だった。  
無事2人を見つけると、長女はほっと。 本日セイ君は深圳(シンセン)。

長女夫婦の滞在するホテルに向かう。

目を見張るような高層ビル、ビル、ビル。  新しいビルの間にはかなり古いビルがあったり、そんな中を市場と称するトタン屋根の建物の前
何人もの台車を押し荷運びの人たちが目につく・・その落差。

中国滞在2年になるセイ君が、1年半住まいしたホテルの36階からの眺めは夫や次女一家が滞在した話しや写真と納得。
1昨年の7月、セイ君のお母さんと一緒に香港旅行に来た時泊まったホテル、シェラトンから眺めた光景と変わらないような位置。
絵葉書やTVで見る香港のメインな光景を一望できる・・まさに贅沢そのもの。

これからのスケジュールをこなす為にも? マッサージのお店へ。 娘は足、夫と私はボディマッサージを・・初体験。 
夫は早々に爆睡、私はドキドキ初体験? と言うよりは、仕事とは言え同じ女性に微に入り細に入り・・気の毒なくらい。

ミシュラン1つ星鼎泰豊(テイタイフォン) いつもは並ぶらしいがお昼を過ぎていてすっと入れた。 珍しいと言う。
人気の小籠包、ジューシー! 難波のデパートに入っている。 
シンプルな料理にも、しっかりと味が沁みていて美味しい 参考にさせてもらおう。
豊富な野菜料理、ひっきりなしに注いでくれる温かいプーアール茶、とった分の脂肪はきっと落としてくれるに違いないと思うほど。 

ヴィクトリア湾には様々な船が行き交うのも楽しみな光景。  オーシャンターミナルには大型クルーズ船がいつも接岸されてる。

この街並みにネオンが灯り・・

毎夜8時から15分間行われる「シンフォニー・オブ・ライツ」 レーザー光線、光と音のショー。

ベッドに横たわリながら、眠らない香港の夜景をしばらく眺めていた。 
本当なら私はここにいないはず。 13日手術をした姉の事を思うと、旅行を楽しむ気持ちになれなくてやむなく断っていた。
不安感いっぱいだった姉だったが、術後の経過よろしく頑張りも加え家族が拍子ぬけするくらい実に順調な回復。

愛ちゃんは「一緒に行くものだとばかり思っていました。 行く前と帰って来てお見舞いに行かれたらいいんじゃないですか?」
次女は「あのホテルから見る景色が見られなくなるんやで、行ってきいよ、うちが頼んであげるわ」 2人に押してもらい気持ちが動いた。
ゴールデンウィークだ。 行きは一緒にとれたものの、帰りは別々になったけれど行くことになったのも出発の5日くらいまえ。
このホテルから、間もなく住居を移転するのである。 だからここからの眺めはもう最後になるのだ。

様々なことを思いながら寝付けなかったし、何度か目が覚めては時計を見ていた。