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Ariel Pink - Pom Pom

2014-12-09 21:56:31 | 洋楽レビュー/感想 2014
洋楽レビュー/感想。
幾重もの皮肉で彩られた、
狂気と狂喜に溢れていて異形で異様で変態でハイセンスで濃厚で濃密な、
B級サーカス的なローファイ/インディーポップ/ロック/サイケ作品。


◆Ariel Pink - Pom Pom
皮肉もありながらノスタルジーや哀愁満載の、
Ariel Pink's Haunted Graffiti名義の「Before Today」も良かったけど
今作はアルバムタイトルから「Pom Pom」なように、
アルバム全体で言えばAriel Pink史上最高レベルに捻くれてる&世の中舐めてる感じで、
細部まで嫌らしいほどに皮肉が満載で、
Ariel Pinkが醸し出すノスタルジックさをいつも以上にネタにして、
60~70年代のオマージュと同時にパロディーにも溢れているので、
曲によっては「おもちゃ箱をひっくり返した」なんて表現が生易しいくらい、
子供向けから成人向けからマニア向けのものまで、
ありとあらゆる物がとっ散らかってる&入っており、
そこにユーモアたっぷりで皮肉満載の歌詞が入る事で、
曲調と相まって皮肉が幾重にもなり、
時に悪趣味で悪意や狂気すら感じるのですが、
歌メロは実にポップでキャッチーで、
曲構成もアレンジもフック満載で凝っていますし、
狂気と狂喜に溢れていて異形で異様で変態とはいえ、
天才で変態で絶妙なセンスでまとめてるので、
どこか気持ち悪いけど気持ち良いという、
不思議で心地良い違和感がありますし、
これだけ様々なジャンルや音があるのに、
しっかりAriel Pink色に染め上げており統一感もあるので、
ちゃんと大衆性がある音楽作品として仕上がってるんですよね…
異形で異様で変態でハイセンス!
彼のメロディーメーカーとしての才能とアレンジセンス、
アイデアの引き出しの多さ、
それをまとめ上げるに能力には舌を巻かざるを得ない!凄い!
でもそれをストレートに出さず、
捻って捻って皮肉を込めて出すのがもうwww
この人は世の中が心の底から大嫌いで大好きなんだろうなww

Youtubeに公式が上げてる動画は、
内容自体は悪趣味でアレというかAriel Pinkらしさに溢れているとはいえ、
曲そのものは綺麗めな物ばかりなんで、
一聴したら変で古臭くてノスタルジックなポップミュージックかもですが、
前述のように皮肉が幾重にもなってますし、
曲によってはかなりイっちゃってるように、
今作は好青年の振りした詐欺師みたいな様相があるんで、
今回貼った曲聞いて気に入って買って失敗しても、
自分は責任取れないんでご注意をw



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