メタルメモ5(2023)
前半はエモい&分かり易いの多めですが、
後半はいつも通りコアで難解です。
◆nothing,nowhere.
オルタナロック/ポストハードコア/エモラップ/ラップメタル
精神的な不安や人生の苦しみをテーマにしたリリックとメロウでエモい感じのラップが特徴の、
アメリカ人のラッパー/ソングライターで所謂「エモラップ」の代表的な存在の一人である「nothing,nowhere.」の新作なんですが、
今まではヒップホップを軸にしつつ様々なジャンルをシームレスに取り入れてましたが
今作はゲスト陣見れば一目瞭然のように、
ポストハードコア色やメタル色が強めで、
「Linkin Park」や「P.O.D」や「Pleymo」辺り筆頭に2000年代に流行ったニューメタルやラップメタルや、
ゲスト参加もしてる「Underoath」辺りのポストハードコアを髣髴とさせますね。
メロディアスで分かり易いのもあり日本人受けしそう。
◆The Classic Crime - RIGHT NOW (Official Video)
インディー/オルタナロック/エモ/ポストロック
2004年から活動しているアメリカのバンド。
過去最高にインディーロック色強めで、
普通にギターロックとしてカッコイイし、
相変わらずエモくてよいよい。
基本的にはやってる事はあまり変わってないですが、
演奏やアレンジなんかはかなり巧くなりましたし、
成熟した事で深みも増し
過去最高に前向きな感じ受けるかも。良作。
◆EVERMORE - Forevermore (Official Video)
ヘヴィメタル/パワーメタル
スウェーデンのバンドの2作目。
Blind GuardianやHelloweenに通じるジャーマンメタル要素と、
イギリスの正統派メタル要素が上手く合わさっていて、
程好い疾走感に熱くて臭い曲展開&ギターに
力強いハイトーンボイスのボーカルに大袈裟なシンセと、
メタルファンなら痒い所に手が届くこと請け合いの
熱くて臭いメタルでよいよい。
◆Gel - Attainable [Official Video]
ハードコア/パンク
ニュージャージーを拠点に活動する女性ボーカルのハードコアバンド。
シンプルな演奏に激情ボーカルの、
混じりっ気のない純粋なハードコアパンクで、
初期衝動に溢れていて実にリアルでヘヴィで熱くてエモくてよいよい。
◆RAIDER - TRIAL BY CHAOS (OFFICIAL VIDEO)
デスラッシュ/プログレ
カナダのバンドのデビュー作。
基本デスラッシュな感じですが、
ギターソロが華麗でテクニカルだったり、
ドラムがフィルインだらけで叩きまくりだったり、
ヘヴィでありながら疾走感と爽快感と炸裂感があるし、
途中でプログレ的な変拍子パートがあったりと、
楽器の演奏や曲構成にフックや聞き応えがあってよいよい。
◆Milanku - À l'aube [Album] (2023)
ポストメタル/シューゲイザー/ポストハードコア
フランスのバンドの5作目。
「Godspeed You! Black Emperor」辺りと「Neurosis」辺りと、
初期の「Alcest」辺りのポストブラック要素を足したような感じ。
ヘヴィでダークですがメロウでエモくてディープで美しい…
◆Godflesh
インダストリアルメタル/スラッジコア
マーシナリ―なインダストリアル音と、
ダークでヘヴィなギターが合わさるという、
「これぞGodflesh!」な感じの、
闇の世界に沈み込むような暗黒音楽で、
目新しさはあまり無いですが、
流石の貫禄&安定感でよいよい。
◆Dødheimsgard / DHG - Det Tomme Kalde Mørke | Official Music Video
アヴァンギャルドブラックメタル/インダストリアル/ポストブラック
1994結成のノルウェーのバンドの久しぶりの新作。たぶん6枚目。
ブラックメタルにテクノ要素を大胆に取り入れた「666 Internationa」以降、
アヴァンギャルドブラックメタル界ではそれなりに有名だったとはいえ、
今まではやりたい事が音楽に追い付いていない感じ…
…B級っぽさやチープさがあったのもありマニア向け感ありましたが、
(※それが本来のブラックメタルとも言えるので一概に悪いとは言いません)
今作はやっとやりたい事が音楽に追いついた感じがあり、
全体的に洗練されて音質も良くなり聞き易くなっていて、
これは大化けしましたね!
基本アヴァンギャルドなブラックメタルでありながら、
ジャズ要素があったり宗教色が強くなったりエレクトロニック要素があったりと、
実験的で自由で難解でディープで深遠でアート的ですし、
スケール感なんか宇宙規模な感じあるし、
展開も演奏も聞き応えに溢れていて実に興味深い。
◆URANIUM - An Exacting Punishment (Full Album)
インダストリアル/ドローン/ポストブラック/エクスペリメンタル
インダストリアル/ドローン要素のある
不穏でエクスペリメンタルでヤバめのポスブラで
先鋭的でアート的で難解で
まるで地獄の底のような音楽ですが、
この理解が及ばない(追いつかない)深さは単純に凄いし、
暗黒芸術作品としては一つの最高峰かと。
ちなみにバンド名の「URANIUM」は核兵器の原料である核物質の「ウラン」の事です。
という事もあり、
ウランと聞いて連想するようなダークな要素多めですし、
核戦争が起こった後の世界を音楽にしたら、
こんな感じの救いの無い音楽世界になるのかもね…
前半はエモい&分かり易いの多めですが、
後半はいつも通りコアで難解です。
◆nothing,nowhere.
オルタナロック/ポストハードコア/エモラップ/ラップメタル
精神的な不安や人生の苦しみをテーマにしたリリックとメロウでエモい感じのラップが特徴の、
アメリカ人のラッパー/ソングライターで所謂「エモラップ」の代表的な存在の一人である「nothing,nowhere.」の新作なんですが、
今まではヒップホップを軸にしつつ様々なジャンルをシームレスに取り入れてましたが
今作はゲスト陣見れば一目瞭然のように、
ポストハードコア色やメタル色が強めで、
「Linkin Park」や「P.O.D」や「Pleymo」辺り筆頭に2000年代に流行ったニューメタルやラップメタルや、
ゲスト参加もしてる「Underoath」辺りのポストハードコアを髣髴とさせますね。
メロディアスで分かり易いのもあり日本人受けしそう。
◆The Classic Crime - RIGHT NOW (Official Video)
インディー/オルタナロック/エモ/ポストロック
2004年から活動しているアメリカのバンド。
過去最高にインディーロック色強めで、
普通にギターロックとしてカッコイイし、
相変わらずエモくてよいよい。
基本的にはやってる事はあまり変わってないですが、
演奏やアレンジなんかはかなり巧くなりましたし、
成熟した事で深みも増し
過去最高に前向きな感じ受けるかも。良作。
◆EVERMORE - Forevermore (Official Video)
ヘヴィメタル/パワーメタル
スウェーデンのバンドの2作目。
Blind GuardianやHelloweenに通じるジャーマンメタル要素と、
イギリスの正統派メタル要素が上手く合わさっていて、
程好い疾走感に熱くて臭い曲展開&ギターに
力強いハイトーンボイスのボーカルに大袈裟なシンセと、
メタルファンなら痒い所に手が届くこと請け合いの
熱くて臭いメタルでよいよい。
◆Gel - Attainable [Official Video]
ハードコア/パンク
ニュージャージーを拠点に活動する女性ボーカルのハードコアバンド。
シンプルな演奏に激情ボーカルの、
混じりっ気のない純粋なハードコアパンクで、
初期衝動に溢れていて実にリアルでヘヴィで熱くてエモくてよいよい。
◆RAIDER - TRIAL BY CHAOS (OFFICIAL VIDEO)
デスラッシュ/プログレ
カナダのバンドのデビュー作。
基本デスラッシュな感じですが、
ギターソロが華麗でテクニカルだったり、
ドラムがフィルインだらけで叩きまくりだったり、
ヘヴィでありながら疾走感と爽快感と炸裂感があるし、
途中でプログレ的な変拍子パートがあったりと、
楽器の演奏や曲構成にフックや聞き応えがあってよいよい。
◆Milanku - À l'aube [Album] (2023)
ポストメタル/シューゲイザー/ポストハードコア
フランスのバンドの5作目。
「Godspeed You! Black Emperor」辺りと「Neurosis」辺りと、
初期の「Alcest」辺りのポストブラック要素を足したような感じ。
ヘヴィでダークですがメロウでエモくてディープで美しい…
◆Godflesh
インダストリアルメタル/スラッジコア
マーシナリ―なインダストリアル音と、
ダークでヘヴィなギターが合わさるという、
「これぞGodflesh!」な感じの、
闇の世界に沈み込むような暗黒音楽で、
目新しさはあまり無いですが、
流石の貫禄&安定感でよいよい。
◆Dødheimsgard / DHG - Det Tomme Kalde Mørke | Official Music Video
アヴァンギャルドブラックメタル/インダストリアル/ポストブラック
1994結成のノルウェーのバンドの久しぶりの新作。たぶん6枚目。
ブラックメタルにテクノ要素を大胆に取り入れた「666 Internationa」以降、
アヴァンギャルドブラックメタル界ではそれなりに有名だったとはいえ、
今まではやりたい事が音楽に追い付いていない感じ…
…B級っぽさやチープさがあったのもありマニア向け感ありましたが、
(※それが本来のブラックメタルとも言えるので一概に悪いとは言いません)
今作はやっとやりたい事が音楽に追いついた感じがあり、
全体的に洗練されて音質も良くなり聞き易くなっていて、
これは大化けしましたね!
基本アヴァンギャルドなブラックメタルでありながら、
ジャズ要素があったり宗教色が強くなったりエレクトロニック要素があったりと、
実験的で自由で難解でディープで深遠でアート的ですし、
スケール感なんか宇宙規模な感じあるし、
展開も演奏も聞き応えに溢れていて実に興味深い。
◆URANIUM - An Exacting Punishment (Full Album)
インダストリアル/ドローン/ポストブラック/エクスペリメンタル
インダストリアル/ドローン要素のある
不穏でエクスペリメンタルでヤバめのポスブラで
先鋭的でアート的で難解で
まるで地獄の底のような音楽ですが、
この理解が及ばない(追いつかない)深さは単純に凄いし、
暗黒芸術作品としては一つの最高峰かと。
ちなみにバンド名の「URANIUM」は核兵器の原料である核物質の「ウラン」の事です。
という事もあり、
ウランと聞いて連想するようなダークな要素多めですし、
核戦争が起こった後の世界を音楽にしたら、
こんな感じの救いの無い音楽世界になるのかもね…