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ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第16ステージ(山岳ステージ)

2015-09-08 21:10:22 | サイクルロードレース
3級、2級、3級、2級、2級、1級、超級と立て続けに計7つの山岳が登場し、
獲得標高が5000mを超える難関山岳3連戦の最終日で、
最後は最大勾配20%オーバーを含む、
超級山岳アルト・エルミタ・デ・アルバ頂上フィニッシュのコースで行われた、
「ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第16ステージ」のレースレポ/感想。

◆ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第16ステージ(山岳ステージ)
久しぶりにフランク・シュレク、キター!!
レース序盤に出来た10人くらいの逃げに乗り、
上り区間では先頭に立ったりして集団を牽いて、
メイン集団から逃げ切り可能タイムである10分以上の差を作って、
最後の超級山岳前の1級山岳に入り、
積極的に前に出てペースを作り、
逃げ集団の中で対抗馬とされていたロランが遅れ出して4人に絞られた所で、
更に先頭でペースを上げてトレスと共に抜け出して、
後続と差を付けた状態で最後の超級山岳に入り、
お互いの顔色や足の周りを見つつ牽制することなく、
真っ向勝負な感じで先頭交代して進む中、
残り3㎞で終にトレスが力尽き遅れだした所で、
フランクがペースを上げてトレスを一気に突き放し、
そのまま勢いを失うことなく上り続け、
見事にステージ優勝を果たしましたよー!!
同じチームに繰り上げ優勝とは言えツールを制覇した、
弟の「アンディ・シュレク」という天才が居たため、
兄であるフランクも十分強いとはいえ、
アンディのアシスト役に回ることが多く、
いつも日陰者というか引き立て役的に見られてましたし、
ツールでのステージ優勝や表彰台も、
アンディが居たから的な見方もされてたのもあり、
ネームバリューや実力ほど評価はされてなく、
アンディが引退して居なくなった後は大きなリザルトを残せず、
ほとんど目立つことすらなかった訳ですが、
ブエルタ最難関の超級山岳アルト・エルミタ・デ・アルバ山岳がある、
この難関山岳ステージで
「どうだ!俺がフランク・シュレクだ!」と言わんばかりに、
強さを見せつけるような、
素晴らしい走りでステージ優勝しましたよー!
ずっとこの兄弟応援してきた自分的にこの優勝は実に感慨深く、
勝った時はヤバいくらい嬉しかったぜ!w
この瞬間をずっと待ってたよ!!オメー!!
もう35歳と決して若くはないですが、
ホーナーという40歳越えてブエルタ制覇した人も居ますし、
これからの活躍も期待してますよー!

そして注目の総合争いは、
アスタナを中心としたハイペースの牽きで、
集団内が20人くらいに絞られた状態で最後の超級山岳に入り、
ポランスキーが様子見アタックをして、
アスタナが反応して追いついてからも、
先頭に立ち続けハイペースで牽いて力尽きる頃には、
集団内の人数を更に絞られて、
アルが苦しいのか集団後方に下がったり、
逆にドュムランが調子が良いのか前の方に上がってきて、
一時は先頭のランダの次である前から二番目を走っていたのですが、
後半の斜度が厳しくなってきった所で後方に下がってきて、
ポッツォヴィーボやチャベスやバルベルデが遅れだすものの、
アタックらしいアタックが無かったのもあり、
何とかドュムランは最後尾で粘りを見せて、
総合トップ3やキンタナが居る集団内でラスト1㎞を迎える中、
昨日同様にホアキンが先頭に立って徐々にペースを上げていき、
後続見て付いてこないの確認してから、
更にペースを上げて後続を突き離し、
終盤にアルが全力出して必死に追いかけて来たものの、
ホアキンがアルに2秒差付けてゴールして、
遂にマイヨロホを獲りましたよー!強い!オメー!
ドュムランは遅れだしてからも粘りの走りを見せて、
ホアキンから30秒弱の遅れにまとめましたし、
マイカ、キンタナ、二エベは10秒前後の遅れでゴールしました。

これで本格的で厳しい山岳ステージは終わり、
ついに最後の勝負所とも言える個人TTを迎えるわけですが、
総合1,2位のホアキンとアルが個人TTを苦手としてるため、
2分以内の差に何とか収めた、
個人TTスペシャリストのドゥムランが逆転する可能性が高いと見られてます。
ですので普通に考えて、
もう11.16ステージのような厳しいコースが無く、
近々の16ステージのような厳しいコースで、
ライバル勢から30秒以内の差に抑えたドゥムランが、
次の個人TTで30秒弱の差を付けて首位に立てれば、
かなりブエルタ制覇が近いと思われます。
でもレースの進め方によっては、
コースプロフィール以上に厳しくすることも出来るのが、
サイクルロードレースです。
今大会で最強のチーム力を誇るアスタナが攻撃的に走れば、
多少のタイム差を奪う事は十分に可能ですし、
そこに利害が一致したチームや選手が加われば、
総合トップに立った事でレースをコントロールしないといけない立場になり、
他の総合上位の選手のチームに比べると、
チーム力が弱いジャイアントが苦しくなるのは必須ですし、
何かトラブルがある可能性も無きにしも非ずなだけに、
個人TTでドゥムランが1分以上の大きな差を付けないと、
意外と最後まで分からない可能性高いんだよねー!
という事で個人TTが「見物」なのは間違いありませんが、
それ以降も意外と白熱するかも…
個人的にはこれがグランツールを制する事が出来る、
「千載一遇」のチャンスと思われるドュムラン応援してますが、
同時に最後までレースが面白くなった方が見てる方としては良いのでw
他の選手も頑張れー!!



ブエルタ・ア・エスパーニャ2015第16ステージ結果
1位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)  5h49'56"
2位 ロドルフォ・トレス(コロンビア、コロンビア)              +1'10"
3位 モレノ・モゼール(イタリア、キャノンデール・ガーミン)          +1'48"
4位 ジョージ・ベネット(ニュージーランド、ロットNLユンボ)          +2'42"
5位 ピエール・ローラン(フランス、ユーロップカー)              +2'49"
6位 オマール・フライレ(スペイン、カハルーラル)               +3'05"
7位 カルロス・ベローナ(スペイン、エティックス・クイックステップ)      +4'26"
8位 ローレンス・ワーバス(アメリカ、IAMサイクリング)            +6'02"
9位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)              +8'51"
10位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)                  +8'53"
11位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)           +9'03"
12位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) 
13位 ミケル・ニエベ(スペイン、チームスカイ)                +9'05"
14位 ミケル・ランダ(スペイン、アスタナ)                  +9'06"
15位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、MTNキュベカ)           +9'07"
16位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)         +9'18"

個人総合成績
1位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)             67h52'44"
2位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)                    +01"
3位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ・サクソ)            +1'35"
4位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)          +1'51"
5位 ミケル・ニエベ(スペイン、チームスカイ)                 +2'32"
6位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ)        +2'38"
7位 ダニエル・モレーノ(スペイン、カチューシャ)               +2'49"
8位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)                +3'11"
9位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)             +3'58"
10位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、MTNキュベカ)           +5'22"

マイヨプントス(ポイント賞)
1位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)              106pts
2位 エステバン・チャベス(コロンビア、オリカ・グリーンエッジ)        96pts
3位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)                   864pts

マイヨモンターニャ(山岳賞)
1位 オマール・フライレ(スペイン、カハルーラル)               82pts
2位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング)   30pys
3位 ルーベン・プラサ(スペイン、ランプレ・メリダ)              27pts

マイヨコンビナーダ(複合賞)
1位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)              13pts
2位 ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)                   19pts
3位 トム・ドゥムラン(オランダ、ジャイアント・アルペシン)          27pts

チーム総合成績
1位 チームスカイ                            204h04'27"
2位 モビスター                                +2'30"
3位 アスタナ                                 +6'32"

ステージ敢闘賞
ロドルフォ・トーレス(コロンビア、コロンビア)

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