「ツール・ド・フランス 2016 」の雑感。
フルーム&スカイがとにかく強かった!
上りでの走りは勿論ですが
衝撃の下りも凄かったし個人TTも速くて、
ライバルのコンタドールがリタイアしたり、
キンタナが不調だったりというのもありましたが、
それを差し引いても「フルームさん鬼つえー」って感じで、
カメラバイクが観客のせいで急に止まった影響で、
バイクに追突する形で落車して自転車が壊れ、
ランニングでモンヴァントゥーのゴールを目指すという、
前代未聞のアホハプニングに、
雨の下りで白線に乗って滑って落車してしまい、
チームメイトのバイクでゴールまで走ったりなどなど、
トラブルも多くあったのに、
終わってみれば危なげなかった印象ですし、
サポートするスカイのアシストも完璧で、
ブルームとスカイの走りは素晴らしいという言葉しかないですね。
フルーム&スカイ、オメー!
他にも個々の賞や選手に触れていくと
山岳ステージでアシストもしっかりこなしつつ、
ステージ3勝にポイント賞獲得と、
怪物っぷりを大いに発揮したサガンは見事で、
ゴール後にウィリーして観客喜ばすファンサービスも素敵w
そのウィリーシーンを流すのに、
マイヨジョーヌの表彰式からスイッチングした、
現地のフランスのTV局はどうかと思うけどw
そのサガンとチームメイトのマイカの山岳賞も見事でした
勝てばマイヨジョーヌというチャンスを、
三度目の正直で見事に物にしたカヴェンディッシュは、
カリフォルニアの最終ステージ見た時に期待はしたとはいえ、
終わってみればステージ4勝という結果で、
キッテルがあまり調子良くなかったとはいえ、
この成績は見事という他ないですね!
ゴールスプリントで斜行した事で、
新たにキッテルという敵を作りましたが、
それも彼らしいかなとw
まああれくらいの斜行はブアニやRフェイユはいつもしてるけどなwww
しかしグライぺルにキッテルに、
オーストラリア人国籍ですがドイツ人の血も流れているハウッスラーといい、
カヴはドイツに敵作り過ぎだなwww
アラフィリップのあと一歩の惜しい走りにメカトラ、
ロランが運悪く落車したりする中での、
フランス人唯一の勝利となったバルデの走りも見事だったし、
(個人的にはフランス人の優勝無い方が今のフランスを象徴する感じで良かったけどww)
カミングスの逃げ切り勝利や、
マシューズのチーム一丸の勝利、
ヨン・イサギーレの全てが絶妙のタイミングだった勝利は特に印象的でしたし、
去年の活躍はフロックじゃないのを、
ステージ2勝して証明したドゥムランも凄かった。
でも今ツールで特に印象に残った選手と言えば
一躍時の人となったパンタノですよねー!
終盤は連日逃げに乗りステージ優勝争いをして、
上りでもそこそこ上れるのを証明しつつ、
頭のネジ外れてるんじゃないかという、
クレイジーダウンヒルをしてステージ優勝までしましたからね…
今期で解散が決まってるIAM所属なだけに、
今ツールは最大の就活アピールの場だった訳ですが、
この走りなら、かなりの数のオファー来るだろうね。
来年が今から楽しみ。
とここまでは良かった&面白かった部分に触れてきましたが、
ツールと言えば年々悪い部分の増えて来てるように、
今年も残念な出来事が多く、
まずはコンタドールのリタイアでしょうね…
初日から落車に巻き込まれ、
さらに翌日にも落車するというスタートだっただけに、
今年は完全に運に見放されてね…残念。
そして数々の運営側のミスによるトラブルですよ!
フラムルージュ崩落事件に、
フルーム並走した観客殴打騒動に、
マイヨジョーヌがランニング事件は
今年のツールを語る上で外すことは出来ないですし、
これからも多く映像が使われるでしょうねw…
解説の栗村さんがレースの運営に携わった経験踏まえて、
運営側を庇うような発言してましたが、
プロというのは努力したからどうこうじゃなく「結果」が全てな訳で、
いくら努力してようと毎年トラブルが続出してるのが「結果」として出てる以上、
個人的には運営に対しては不満しかないです。
ぶっちゃけドーピングよりこういうトラブルの方が見てて萎えるんで。
でもそんな運営側を庇って大人な発言する選手達は流石だなと。
まあ「フルームにはパリマラソンにも出てもらおうかw」
というスカイのGMの大人のジョークは、
タイム差が付かなかったからこそ言える事であり、
被害に遭ったフルームは苦笑いしか出来ないでしょうがww
ちなみに後日落車してバイクが壊れたフルームに、
自分のバイクを差し出したトーマスがレース後に、
「フルームが再スタートしてからチームカーを待っていると、
目の前をチームカーが素通りしたけど、
数百メートル先でチームカーが止まったので、
フィニッシュまでランニングせずに済んだよw」と、
皮肉たっぷりにコメントしたのには吹いたwww
総括
今年も例年通り中盤でマイヨジョーヌがほぼ決まるという、
スリリングさには欠ける総合争いでしたが、
フルームとスカイの走りは見事という他ないですし、
前半は大きな落車もトラブルも少なく、
各ステージ毎にいろんなドラマが繰り広げられ面白かったのは事実ですが、
今ツールを振り返って思い出す映像のトップに、
フルームのランニングシーンが入るであろう大会だったように、
どうしてツールはこう選手と関係ない部分で、
毎年トラブルが多く起こるんですかね…
人は誰しも必ずミスをするとはいえ、
こうも毎年ツールを象徴するような大きな事件があるのは…
ツールは世界最大で最高峰のステージレースの大会ですが、
もはや金とプライドでフォアグラのように肥大になり過ぎ、
運営側も上手く身動きが取れなくなり、
自ら大会をコント―ロール出来なくなってるのかもなw
ドーピング問題が大きく言われた時は、
「ツール・ド・ドーピング」などと揶揄されましたが、
今は「ツール・ド・ハプニング」だよw
まあ今年は選手を車やバイクが撥ねなかっただけマシなのかもですけどねww
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) 89h04’48”
2位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール) +4’05”
3位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) +4’21”
4位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +4’42”
5位 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング) +5’17”
6位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +6’16”
7位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +6’58”
8位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ)
9位 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ) +7’04”
10位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、ティンコフ) +7’11”
マイヨヴェール(ポイント賞)
1位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ) 470pts
2位 マルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) 228pts
3位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、オリカ・バイクエクスチェンジ) 199pts
マイヨアポワ(山岳賞)
1位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ) 209pts
2位 トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル) 130pts
3位 ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、IAMサイクリング) 121pts
マイヨブラン(ヤングライダー賞)
1位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) 89h09’30”
2位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ) +2’16”
3位 エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・アルゴン18) +42’58”
チーム総合成績
1位 モビスター 267h20’45”
2位 チームスカイ +8’14”
3位 BMCレーシング +48’11”
総合敢闘賞
ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ)
フルーム&スカイがとにかく強かった!
上りでの走りは勿論ですが
衝撃の下りも凄かったし個人TTも速くて、
ライバルのコンタドールがリタイアしたり、
キンタナが不調だったりというのもありましたが、
それを差し引いても「フルームさん鬼つえー」って感じで、
カメラバイクが観客のせいで急に止まった影響で、
バイクに追突する形で落車して自転車が壊れ、
ランニングでモンヴァントゥーのゴールを目指すという、
前代未聞のアホハプニングに、
雨の下りで白線に乗って滑って落車してしまい、
チームメイトのバイクでゴールまで走ったりなどなど、
トラブルも多くあったのに、
終わってみれば危なげなかった印象ですし、
サポートするスカイのアシストも完璧で、
ブルームとスカイの走りは素晴らしいという言葉しかないですね。
フルーム&スカイ、オメー!
他にも個々の賞や選手に触れていくと
山岳ステージでアシストもしっかりこなしつつ、
ステージ3勝にポイント賞獲得と、
怪物っぷりを大いに発揮したサガンは見事で、
ゴール後にウィリーして観客喜ばすファンサービスも素敵w
そのウィリーシーンを流すのに、
マイヨジョーヌの表彰式からスイッチングした、
現地のフランスのTV局はどうかと思うけどw
そのサガンとチームメイトのマイカの山岳賞も見事でした
勝てばマイヨジョーヌというチャンスを、
三度目の正直で見事に物にしたカヴェンディッシュは、
カリフォルニアの最終ステージ見た時に期待はしたとはいえ、
終わってみればステージ4勝という結果で、
キッテルがあまり調子良くなかったとはいえ、
この成績は見事という他ないですね!
ゴールスプリントで斜行した事で、
新たにキッテルという敵を作りましたが、
それも彼らしいかなとw
まああれくらいの斜行はブアニやRフェイユはいつもしてるけどなwww
しかしグライぺルにキッテルに、
オーストラリア人国籍ですがドイツ人の血も流れているハウッスラーといい、
カヴはドイツに敵作り過ぎだなwww
アラフィリップのあと一歩の惜しい走りにメカトラ、
ロランが運悪く落車したりする中での、
フランス人唯一の勝利となったバルデの走りも見事だったし、
(個人的にはフランス人の優勝無い方が今のフランスを象徴する感じで良かったけどww)
カミングスの逃げ切り勝利や、
マシューズのチーム一丸の勝利、
ヨン・イサギーレの全てが絶妙のタイミングだった勝利は特に印象的でしたし、
去年の活躍はフロックじゃないのを、
ステージ2勝して証明したドゥムランも凄かった。
でも今ツールで特に印象に残った選手と言えば
一躍時の人となったパンタノですよねー!
終盤は連日逃げに乗りステージ優勝争いをして、
上りでもそこそこ上れるのを証明しつつ、
頭のネジ外れてるんじゃないかという、
クレイジーダウンヒルをしてステージ優勝までしましたからね…
今期で解散が決まってるIAM所属なだけに、
今ツールは最大の就活アピールの場だった訳ですが、
この走りなら、かなりの数のオファー来るだろうね。
来年が今から楽しみ。
とここまでは良かった&面白かった部分に触れてきましたが、
ツールと言えば年々悪い部分の増えて来てるように、
今年も残念な出来事が多く、
まずはコンタドールのリタイアでしょうね…
初日から落車に巻き込まれ、
さらに翌日にも落車するというスタートだっただけに、
今年は完全に運に見放されてね…残念。
そして数々の運営側のミスによるトラブルですよ!
フラムルージュ崩落事件に、
フルーム並走した観客殴打騒動に、
マイヨジョーヌがランニング事件は
今年のツールを語る上で外すことは出来ないですし、
これからも多く映像が使われるでしょうねw…
解説の栗村さんがレースの運営に携わった経験踏まえて、
運営側を庇うような発言してましたが、
プロというのは努力したからどうこうじゃなく「結果」が全てな訳で、
いくら努力してようと毎年トラブルが続出してるのが「結果」として出てる以上、
個人的には運営に対しては不満しかないです。
ぶっちゃけドーピングよりこういうトラブルの方が見てて萎えるんで。
でもそんな運営側を庇って大人な発言する選手達は流石だなと。
まあ「フルームにはパリマラソンにも出てもらおうかw」
というスカイのGMの大人のジョークは、
タイム差が付かなかったからこそ言える事であり、
被害に遭ったフルームは苦笑いしか出来ないでしょうがww
ちなみに後日落車してバイクが壊れたフルームに、
自分のバイクを差し出したトーマスがレース後に、
「フルームが再スタートしてからチームカーを待っていると、
目の前をチームカーが素通りしたけど、
数百メートル先でチームカーが止まったので、
フィニッシュまでランニングせずに済んだよw」と、
皮肉たっぷりにコメントしたのには吹いたwww
総括
今年も例年通り中盤でマイヨジョーヌがほぼ決まるという、
スリリングさには欠ける総合争いでしたが、
フルームとスカイの走りは見事という他ないですし、
前半は大きな落車もトラブルも少なく、
各ステージ毎にいろんなドラマが繰り広げられ面白かったのは事実ですが、
今ツールを振り返って思い出す映像のトップに、
フルームのランニングシーンが入るであろう大会だったように、
どうしてツールはこう選手と関係ない部分で、
毎年トラブルが多く起こるんですかね…
人は誰しも必ずミスをするとはいえ、
こうも毎年ツールを象徴するような大きな事件があるのは…
ツールは世界最大で最高峰のステージレースの大会ですが、
もはや金とプライドでフォアグラのように肥大になり過ぎ、
運営側も上手く身動きが取れなくなり、
自ら大会をコント―ロール出来なくなってるのかもなw
ドーピング問題が大きく言われた時は、
「ツール・ド・ドーピング」などと揶揄されましたが、
今は「ツール・ド・ハプニング」だよw
まあ今年は選手を車やバイクが撥ねなかっただけマシなのかもですけどねww
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
1位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ) 89h04’48”
2位 ロメン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアール) +4’05”
3位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター) +4’21”
4位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) +4’42”
5位 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング) +5’17”
6位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +6’16”
7位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ) +6’58”
8位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ)
9位 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ) +7’04”
10位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、ティンコフ) +7’11”
マイヨヴェール(ポイント賞)
1位 ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ) 470pts
2位 マルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ) 228pts
3位 マイケル・マシューズ(オーストラリア、オリカ・バイクエクスチェンジ) 199pts
マイヨアポワ(山岳賞)
1位 ラファル・マイカ(ポーランド、ティンコフ) 209pts
2位 トーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル) 130pts
3位 ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア、IAMサイクリング) 121pts
マイヨブラン(ヤングライダー賞)
1位 アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ) 89h09’30”
2位 ルイス・マインティーズ(南アフリカ、ランプレ・メリダ) +2’16”
3位 エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・アルゴン18) +42’58”
チーム総合成績
1位 モビスター 267h20’45”
2位 チームスカイ +8’14”
3位 BMCレーシング +48’11”
総合敢闘賞
ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ)