1級山岳が4つ登場するものの勾配は緩く、
最後は下ってからゴールという、
第11,16ステージに比べると難易度低めの山岳コースで行われた、
総合優勝争いの最後の決戦の場、
「ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第20ステージ」のレースレポ/感想。
◆ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第20ステージ（山岳ステージ）
プラザ、115kmを独走して勝ったー！！
アル逆転してマイヨロホ獲って総合優勝決めたー！
ドゥムランまさかの大ブレーキで表彰台圏内からも落ちた…
などなど、
今日はドラマティックでスペクタクルな展開に溢れていたんですが、
まずは見事な逃げ切り優勝を果たしたプラザですよ！
新城選手も入った逃げに乗り、
後続から合流されないように集団牽き倒してから、
まだ距離を残しているのに途中で単独でアタックして、
そのまま115kmを独走して勝つという、
凄まじい事をやってのけましたよ…！
これでツールに続いてグランツール二大会連続ステージ優勝した事になりますし、
ほぼアウターで途中からは単独で走って、
山岳ステージで平均速度38.1kmとか有り得ないわ…
今日はいろんな出来事があったため印象薄れるかもですが、
プラザの走りは実に衝撃でしたし凄くて強かった。オメー！
そして大注目の総合争いは、
アスタナの作戦が見事なくらい嵌り、
アルが逆転してマイヨロホ獲って総合優勝決めましたよ！
2つ目の山岳まではジャイアントの牽きで安定して進んでいったのですが、
3つ目の山岳入ってすぐにアスタナのペースアップで集団が絞られ、
ついに最終決戦の幕が開け、
ランダが先頭に立って更なるペースアップした事で、
ドゥムランが少し離れたの見て、
アルがキレのあるアタックで飛び出し、
完全にドゥムランを置き去りにして、
アルのアタックに反応出来たキンタナとマイカを連れて、
アルが先頭に立って残されたドゥムランの集団に対してどんどん差を広げていく中、
後続ではドゥムランのマークに入っていたランダが、
ドゥムランが足が無いのを確認してから
アタックしてロドリゲスとチャベスを連れて、
ドゥムランを振り切ってアル達に合流して、
先頭に立ち更にペースを上げたため、
ドゥムランが頂上を越える頃には20秒くらいの差が付くという…
そこからドゥムランが一緒に遅れた二エベと協調して、
下り区間で一時は10秒差まで詰めて、
アル達を視界には捉えたものの、
アルのグループに先に行かせていた、
チームメイトのゼイツとLLサンチェスが合流して、
ペースを上げた事で再び差が広がっていったので、
結局ドゥムランはアル達に追いつくことなく、
最後の4つ目の1級山岳に入ってしまったので、
ここで勝負ありな感じになりましたね…
それからドゥムランは上り区間で更に遅れて、
総合でどんどん順位を落としていく中、
アルグループからは総合2位や表彰台を狙って、
マイカとキンタナが飛び出したりと動きがあったものの、
最終的にホアキンはマイカ達から、
12秒遅れでゴールしたので総合2位は確保しましたし、
アルが実質的な最終日の第20ステージでマイヨロホ獲得という、
歴史的な快挙を果たしました。
ドゥムランの上りでの孤軍奮闘ぶりや、
予想以上の素晴らしい走りによって、
印象薄れてしまってる感ありますが、
アルはずっと積極果敢に攻撃的に動いてましたし、
苦手な個人TTも改善してきたように、
総合争いしてる中でも特に精一杯頑張ってた印象ありますし、
ニーバリとティラロンゴを失ってる中での、
チームの頑張りも素晴らしく、
今日はその集大成とばかりに、
チームの作戦が完璧に嵌ったように、
アルもチームも逆転での総合優勝に相応しい素晴らしい走りをしたと思うし、
レース後のインタビューでチームメイトの名前を全員挙げて感謝を述べ、
「今日の勝利は僕だけではなくチームの勝利だ」と言ったのも実に感動的で、
本当に強くて素晴らしかった。オメー！
しかしまさか実質的の最終日がこんなレース展開になるとは…
昨日のレースを見た感じだと、
ドゥムラン盤石かと思ったんですけどね…
本当にブエルタは予想付かないわw
ドゥムランはアルに遅れてから更に遅れて、
結果的に総合で6位まで落ちたように、
今日はバッドデイだったみたいなんで、
もし下り区間で追いついていたとしても、
最後の上りで再び遅れる可能性は高かったですし、
アシスト勢もアスタナのペースアップで遅れて居なくなっただけに、
ドゥムランは悔しいでしょうが、
やる事はやったうえでの結果ですから納得はしてるのかもですけど、
せめて表彰台圏内には残って欲しかったわ…残念
まだ若いですし、
これを糧にしていつかグランツールで勝てるといいな～
ブエルタ・ア・エスパーニャ2015第19ステージ結果
1位 ルーベン・プラサ（スペイン、ランプレ・メリダ） 4h37"'05"
2位 ホセ・ゴンサルベ（ポルトガル、カハルーラル） +1'07"
3位 アレッサンドロ・デマルキ（イタリア、BMCレーシング） +1'08"
4位 ロマン・シカール（フランス、ユーロップカー） +1'29"
5位 アマエル・モワナール（フランス、BMCレーシング） +1'30"
6位 カルロス・ベローナ（スペイン、エティックス・クイックステップ）
7位 セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、チームスカイ）
8位 ケニー・エリッソンド（フランス、FDJ） +1'35"
9位 マッテーオ・モンタグーティ（イタリア、AG2Rラモンディアール） +1'43"
10位 モレーノ・モゼール（イタリア、キャノンデール・ガーミン） +2'40"
個人総合成績
1位 ファビオ・アル（イタリア、アスタナ） 83h01'40''
2位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） +1'17"
3位 ラファル・マイカ（ポーランド、ティンコフ・サクソ） +1'29"
4位 ナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター） +2'02"
5位 エステバン・チャベス（コロンビア、オリカ・グリーンエッジ） +3'30"
6位 トム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン） +3'46"
7位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） +7'10"
8位 ミケル・ニエベ（スペイン、チームスカイ） +7'26"
9位 ダニエル・モレーノ（スペイン、カチューシャ） +7'32"
10位 ルイス・マインティーズ（南アフリカ、MTNキュベカ） +10'46"
マイヨプントス（ポイント賞）
1位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） 116pts
2位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） 114pts
3位 エステバン・チャベス（コロンビア、オリカ・グリーンエッジ） 108pts
マイヨモンターニャ（山岳賞）
1位 オマール・フライレ（スペイン、カハルーラル） 82pts
2位 ルーベン・プラサ（スペイン、ランプレ・メリダ） 63pts
3位 フランク・シュレク（ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング） 27pts
マイヨコンビナーダ（複合賞）
1位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） 15pts
2位 ファビオ・アル（イタリア、アスタナ） 23pts
3位 トム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン） 24pts
チーム総合成績
1位 モビスター 249h1'59"
2位 チームスカイ +29'47"
3位 カチューシャ +35'44"
ステージ敢闘賞
ルーベン・プラサ（スペイン、ランプレ・メリダ）
最後は下ってからゴールという、
第11,16ステージに比べると難易度低めの山岳コースで行われた、
総合優勝争いの最後の決戦の場、
「ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第20ステージ」のレースレポ/感想。
◆ブエルタ・ア・エスパーニャ2015 第20ステージ（山岳ステージ）
プラザ、115kmを独走して勝ったー！！
アル逆転してマイヨロホ獲って総合優勝決めたー！
ドゥムランまさかの大ブレーキで表彰台圏内からも落ちた…
などなど、
今日はドラマティックでスペクタクルな展開に溢れていたんですが、
まずは見事な逃げ切り優勝を果たしたプラザですよ！
新城選手も入った逃げに乗り、
後続から合流されないように集団牽き倒してから、
まだ距離を残しているのに途中で単独でアタックして、
そのまま115kmを独走して勝つという、
凄まじい事をやってのけましたよ…！
これでツールに続いてグランツール二大会連続ステージ優勝した事になりますし、
ほぼアウターで途中からは単独で走って、
山岳ステージで平均速度38.1kmとか有り得ないわ…
今日はいろんな出来事があったため印象薄れるかもですが、
プラザの走りは実に衝撃でしたし凄くて強かった。オメー！
そして大注目の総合争いは、
アスタナの作戦が見事なくらい嵌り、
アルが逆転してマイヨロホ獲って総合優勝決めましたよ！
2つ目の山岳まではジャイアントの牽きで安定して進んでいったのですが、
3つ目の山岳入ってすぐにアスタナのペースアップで集団が絞られ、
ついに最終決戦の幕が開け、
ランダが先頭に立って更なるペースアップした事で、
ドゥムランが少し離れたの見て、
アルがキレのあるアタックで飛び出し、
完全にドゥムランを置き去りにして、
アルのアタックに反応出来たキンタナとマイカを連れて、
アルが先頭に立って残されたドゥムランの集団に対してどんどん差を広げていく中、
後続ではドゥムランのマークに入っていたランダが、
ドゥムランが足が無いのを確認してから
アタックしてロドリゲスとチャベスを連れて、
ドゥムランを振り切ってアル達に合流して、
先頭に立ち更にペースを上げたため、
ドゥムランが頂上を越える頃には20秒くらいの差が付くという…
そこからドゥムランが一緒に遅れた二エベと協調して、
下り区間で一時は10秒差まで詰めて、
アル達を視界には捉えたものの、
アルのグループに先に行かせていた、
チームメイトのゼイツとLLサンチェスが合流して、
ペースを上げた事で再び差が広がっていったので、
結局ドゥムランはアル達に追いつくことなく、
最後の4つ目の1級山岳に入ってしまったので、
ここで勝負ありな感じになりましたね…
それからドゥムランは上り区間で更に遅れて、
総合でどんどん順位を落としていく中、
アルグループからは総合2位や表彰台を狙って、
マイカとキンタナが飛び出したりと動きがあったものの、
最終的にホアキンはマイカ達から、
12秒遅れでゴールしたので総合2位は確保しましたし、
アルが実質的な最終日の第20ステージでマイヨロホ獲得という、
歴史的な快挙を果たしました。
ドゥムランの上りでの孤軍奮闘ぶりや、
予想以上の素晴らしい走りによって、
印象薄れてしまってる感ありますが、
アルはずっと積極果敢に攻撃的に動いてましたし、
苦手な個人TTも改善してきたように、
総合争いしてる中でも特に精一杯頑張ってた印象ありますし、
ニーバリとティラロンゴを失ってる中での、
チームの頑張りも素晴らしく、
今日はその集大成とばかりに、
チームの作戦が完璧に嵌ったように、
アルもチームも逆転での総合優勝に相応しい素晴らしい走りをしたと思うし、
レース後のインタビューでチームメイトの名前を全員挙げて感謝を述べ、
「今日の勝利は僕だけではなくチームの勝利だ」と言ったのも実に感動的で、
本当に強くて素晴らしかった。オメー！
しかしまさか実質的の最終日がこんなレース展開になるとは…
昨日のレースを見た感じだと、
ドゥムラン盤石かと思ったんですけどね…
本当にブエルタは予想付かないわw
ドゥムランはアルに遅れてから更に遅れて、
結果的に総合で6位まで落ちたように、
今日はバッドデイだったみたいなんで、
もし下り区間で追いついていたとしても、
最後の上りで再び遅れる可能性は高かったですし、
アシスト勢もアスタナのペースアップで遅れて居なくなっただけに、
ドゥムランは悔しいでしょうが、
やる事はやったうえでの結果ですから納得はしてるのかもですけど、
せめて表彰台圏内には残って欲しかったわ…残念
まだ若いですし、
これを糧にしていつかグランツールで勝てるといいな～
ブエルタ・ア・エスパーニャ2015第19ステージ結果
1位 ルーベン・プラサ（スペイン、ランプレ・メリダ） 4h37"'05"
2位 ホセ・ゴンサルベ（ポルトガル、カハルーラル） +1'07"
3位 アレッサンドロ・デマルキ（イタリア、BMCレーシング） +1'08"
4位 ロマン・シカール（フランス、ユーロップカー） +1'29"
5位 アマエル・モワナール（フランス、BMCレーシング） +1'30"
6位 カルロス・ベローナ（スペイン、エティックス・クイックステップ）
7位 セルジオルイス・エナオモントーヤ（コロンビア、チームスカイ）
8位 ケニー・エリッソンド（フランス、FDJ） +1'35"
9位 マッテーオ・モンタグーティ（イタリア、AG2Rラモンディアール） +1'43"
10位 モレーノ・モゼール（イタリア、キャノンデール・ガーミン） +2'40"
個人総合成績
1位 ファビオ・アル（イタリア、アスタナ） 83h01'40''
2位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） +1'17"
3位 ラファル・マイカ（ポーランド、ティンコフ・サクソ） +1'29"
4位 ナイロ・キンタナ（コロンビア、モビスター） +2'02"
5位 エステバン・チャベス（コロンビア、オリカ・グリーンエッジ） +3'30"
6位 トム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン） +3'46"
7位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） +7'10"
8位 ミケル・ニエベ（スペイン、チームスカイ） +7'26"
9位 ダニエル・モレーノ（スペイン、カチューシャ） +7'32"
10位 ルイス・マインティーズ（南アフリカ、MTNキュベカ） +10'46"
マイヨプントス（ポイント賞）
1位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） 116pts
2位 アレハンドロ・バルベルデ（スペイン、モビスター） 114pts
3位 エステバン・チャベス（コロンビア、オリカ・グリーンエッジ） 108pts
マイヨモンターニャ（山岳賞）
1位 オマール・フライレ（スペイン、カハルーラル） 82pts
2位 ルーベン・プラサ（スペイン、ランプレ・メリダ） 63pts
3位 フランク・シュレク（ルクセンブルク、トレックファクトリーレーシング） 27pts
マイヨコンビナーダ（複合賞）
1位 ホアキン・ロドリゲス（スペイン、カチューシャ） 15pts
2位 ファビオ・アル（イタリア、アスタナ） 23pts
3位 トム・ドゥムラン（オランダ、ジャイアント・アルペシン） 24pts
チーム総合成績
1位 モビスター 249h1'59"
2位 チームスカイ +29'47"
3位 カチューシャ +35'44"
ステージ敢闘賞
ルーベン・プラサ（スペイン、ランプレ・メリダ）
