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James Plotkin & Paal Nilssen-Love - Death Rattle

2014-06-10 20:08:55 | 洋楽レビュー/感想 2014
洋楽レビュー/感想。
ベーシストのJames Plotkinと
ドラマーのPaal Nilssen-Loveの二人による、
ほぼ即興で出来上がった実験的で難解な、
全4曲で約47分の緊張感溢れる、
アヴァンギャルドジャズ作品。

◆James Plotkin & Paal Nilssen-Love - Death Rattle
ベーシストのJames Plotkinと
ドラマーのPaal Nilssen-Loveという、
強烈な個性を持った二人による、
ほぼ即興で出来上がった全4曲で約47分の緊張感溢れる、
アヴァンギャルドジャズ作品で、
各曲10分以上と長いですし、
メロディーらしいメロディーは皆無で実験的で難解なんですが、
曲が破綻しないように、
Paal Nilssenが絶妙にバランスを取って叩いてるので、
この手の音楽としては意外なまでに聞きやすいんですよねー!
(※インプロジャズ聴かない人は意味が分からんレベルだと思いますw)

相変わらずPaal Nilssenのドラムは、
タイム感にセンスに引き出しの多さに緩急の付け方に表現力と半端無く、
ドラム聴いてるだけで飽きないレベルですし、
エフェクターやハードウェアを駆使して変幻自在の音を出す、
James Plotkinのベースの表現力も半端無く、
音が絡みつく様はまるで生き物のようで、
生命力に溢れていてスピリチュアルでさえあり、
サックスのような動物の鳴き/呻き声みたいな音出したりと、
やりたい放題で個性的で素晴らしく、
この手のジャンルでは珍しく、
テクニックの押し付けで緊張感を出してるのではなく、
お互いのセンスをぶつけてる感じでの緊張感に溢れており、
良い意味で先鋭的&刺激的で聞いてて疲れますし、
その二人の音が巧く交わったときの恍惚感ときたら!

ただ全4曲で約47分で各曲10分以上という事もあり、
最後まで良い感じに緊張感や集中力が続きませんし、
いかんせんJames PlotkinがPaal Nilssenに比べると引き出しが少なく、
途中で飽きるというかダレる感じがあるんですよね…そこが惜しいかなと。
でもそれを差し引いても先鋭的で素晴らしい作品なのは間違いなく、
何かしら感じるものあれば、
DL販売で600円で買えますし聞いてみるのお勧めします。



PS
以前にレビュー記事書きそうと書いた
Brad MehldauとMark Guilianaの二人のユニット「Mehliana」の作品は、
悪くは無いけどレビュー記事書きたくなるほどではなかったの書きません。あしからず。

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