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Scale The Summit - The Collective

2011-03-19 00:40:51 | 洋楽レビュー/感想 2011
洋楽アルバム感想/レビュー。
今回はポストロック風味のプログレインストメタルな作品です。


◆Scale The Summit - The Collective
基本的にはいつも通りで、
洗練されたDecrepit Birthみたいな感じ…
もっと分かりやすく言うなら、
Liquid Tension Experiment×Cynicみたいな感じなんですが
前作よりメタル色が薄れた変わりに、ポストロック色やジャズ/フュージョン色が強くなり、
落ち着いた感じになったけど深みが増し、確かな進化が感じられる作品になってます。

とにかく曲の組み立て方が実に見事で、
変拍子の使い方も上手いし、繰り返す度に細かく変化していったり、熱量が増していく様や、
複雑に各自別々に進行していた演奏が、
だんだん噛み合っていく様は、実に美しく
スケール感も増して深遠な感じさえありますし、
構築美に溢れ、
聞けば聞くほど実に練られてるのがよく分かるのですが、
全体的に似たような雰囲気で、
曲が短いので中途半端に終わるように感じる曲もいくつかありますし、
各演奏者上手いとはいえ、圧倒的な巧さやセンスや個性が無く、
曲の勢いが薄れ、じっくり聴かせる要素も増えただけに、
もっと巧い演奏者だったら…
例えばギターをJohn Petrucciが弾いてたらとか考えると、
もっと良くなるのが明白ですし、
曲の魅力を最大限に出し切れてない感じ…痒い所までは手が届いてない感じがあり、
曲は良いだけに、そこは実に勿体無い…

最終的には好みの問題なんで一概には言えませんし、
世界観考えると、この淡々とした演奏が長所なのも理解は出来ますが、
人が演奏する以上は`味`みたいのがどうしても欲しく思い、
個人的には惜しさが残る作品でした。
ただ、良い作品なのは間違いなく、
自分がBu○rn!誌基準で点数付けるなら86点くらいは付けると思います。
曲聴いて気になった人は買ってみて損は無いですよー。



PS
プログレメタルというジャンルが確立してから、だいぶん経ちますが、
Dream TheaterやQueensrycheやCynicやMeshuggahやOpethやPain Of SalvationやACTなどなど、
個性ありまくりでフォロワー生みまくりの凄いバンドが沢山居て、
Spiral ArchitectやElectrocution 250やEvil WingsやSpastic InkやFredrik Thordendalのソロなどなど
キ○ガイ一歩手前の変態な名作も多くあるし、
Animals As LeadersやBlotted ScienceやDaedalusやLeprousやSeventh Wonderなどなど、
次から面白いバンドが出てきてますし、
プログレメタル界はいつの時代も変で捻くれてて面白いバンドが居て飽きないなw


PSのPS
悪口や批判をしないのは賢い生き方かもだけど、
そういう人ほど信用出来ない人は居ないと思う。
批判部分はあるけど魅力溢れる物については、これからも書いていきたい。


PSのPSのPS
パンスプは全公演が中止になり、
Jimmy Eat Worldのライブは全公演延期になりましたので、
チケット持ってる方はご注意を。

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