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The Knife - Shaking The Habitual

2013-04-30 21:43:46 | 洋楽レビュー/感想 2013
音楽レビュー/感想。
アーティスト名通りナイフのように尖っている、
先鋭的なインディー/エクスペリメンタル/ミニマル作品。


◆The Knife - Shaking The Habitual

前にも書きましたが↑の先行曲聞いた感じだと、
音楽にある「型」を破壊してから、
絶妙なセンスで再構築してみせたような「型破り」な印象を受けましたし、
リズムのセンスや音のマテリアルの使い方とか重ね方や反復パートのバランス感などなど、
実に先鋭的で深遠で知的さすら感じて、
難解で斬新であると同時に「ポップミュージック」としても成り立っていて凄いと思ったので、
アルバムを楽しみにしてた訳ですが、
出来た物は予想を遥かに上回る「ナイフ」のように尖った、
先鋭的で難解な芸術的な作品でしたよ!ヤバイ!

ワールドミュージックの要素を多様に含んだ、
執拗なまでのミニマルなリズムに、
NINを髣髴とさせるインダストリアル要素に
アンビエント(ダークアンビエント含む)からドローンにアシッド要素に、
現代音楽要素に前衛的なジャズのような曲まであるように、
とにかく濃厚でやりたい放題で、
一回聞いただけで理解するには難しい作品ですが、
曲のバリエーションはかなり豊富ですし、
聞けば聞くほど新しい音の発見があるような玉手箱のような作品で、
特に音の鳴らし方と音の選択などは圧倒的なセンスを感じます。

時にあまりに難解過ぎて一種の狂気すら感じますし、
いくつかの曲で練り込み不足を感じるんで、
良いか悪いかという評価軸で言えば賛否両論出るでしょうが、
圧倒的なセンスに溢れている「凄い」作品である事は疑いの余地がなく、
コアな音楽好き向けな感は否めない実験的で難解な作品ですが、
同時に深遠で知的で濃厚な芸術的な先鋭作品なのは間違いないかと。

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