ミルクレゥプのカルボナーラの逆襲2112 その時、納豆にネギも付いてほくほく

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Run the Jewels - Run the Jewels 2

2014-11-04 20:28:04 | 洋楽レビュー/感想 2014
洋楽レビュー/感想。
El-PとKiller Mikeの二人のユニットによる、
R&B色の無い硬派で緊張感とアングラ臭漂うコアなヒップホップ作品。

◆Run the Jewels - Run the Jewels 2
基本的に前作同様に、
R&B色の無い硬派でアングラ臭漂うコアなヒップホップ作品で、
これでもかとばかりに二人の個性的で高度で高濃度なラップを堪能出来る内容なんですが、
前作がBig BoiやPrince Paulとヒップホップ人脈のゲストを多く迎えたのに比べ、
今作はRage Against The MachineのZack de la Rocha、
Blink-182のドラマーのTravis Barker、
FoxygenのドラマーのDiane Coffeeと、
ロック人脈のゲストを多く迎えているのもあり、
前作より曲のバリエーションやフックが増えて新鮮味も増え、
Cageの「Hells Winter」のようなバランスの
キャッチーさとポップさが増しているのと同時に、
EL-Pの「Fantastic Damage」のような、
アングラ臭やカオス度が増してるので、
緊張感のあるラップに引けを取らないくらい、
トラックがフックに溢れていて凝ってる&緊張感に満ちていて、
実に濃厚で濃密で素晴らしい&カッコイイ!

↑聞けば分かるようにロックファン受けも良さそうですし、
↓聞けば分かるように前作同様ヒップホップ好きにも堪らない内容という、
バランス感は見事ですし、
全編通して緩みが無く、繰り返し飽きずに聞けるのもポイント高く、
これだけ全てにおいて高いクオリティーの作品を褒めない理由はないかと。
「Fantastic Damage」に迫るくらいの名作!





PS
Kanye Westの「Late Registration」以降、
Drakeの登場もあって、
R&B要素やチルウェイヴ要素が入った、
所謂「軟派」な女性受けもするヒップホップが主流になってる訳ですが、
Killer Mikeのソロが発表されたくらいから、
徐々にこういうコアで男臭い「硬派」なヒップホップ作品が再評価されるようになってきましたね。
個人的にR&B要素の入ったオシャレさのあるヒップホップも好きですが、
こういうコアな作品も好きなんで、これからのシーンが楽しみだ。

PSのPS
アングラなヒップホップ作品と言えば、
タイプは違いますがShabazz Palacesの新作も素晴らしいですね!
こちらもレビュー記事書く予定です。

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