「クラシックの女王」と「北の地獄」の異名を持つ、
「パリ~ルーベ 2013」のレースレポートと感想。
◆パリ~ルーベ 2013
カンチェラーラ、キター!!
しかも大方の予想の勝ち方である独走による勝利ではなく、
スプリント勝負で勝ちましたよ!!何だこのレース展開は!!
今日はとにかく「不思議」なレース展開で、
残り47km地点の5つ星の第10セクターの石畳区間で絞られた小集団からの、
追わないと行けないアタックにカンチェが全く反応せず、ペースも一向に上がらず
しきりに無線に何かを言ってチームカーを呼んで話をしたりしてたので、
「今日のカンチェは駄目だ…」という空気が全体に漂いだして、
カンチェグループにはカメラバイクさえも付かなくなったんですが、
見えない所で爆発力溢れるアタックをかましたみたいで、
前にチームメイトが居るという事で付き位置だったテルプストラとボームの姿が見えないくらいの速さで、
先行してた集団にいきなり追いついて来て(!)、
第6セクターでスティバール以外の選手を千切り、
先行していたファンマルケとヴァンデンベルグに合流して、
勝負はこの4人に絞られたのですが、
ヴァンデンベルグとスティバールが観客に接触するというトラブルで遅れてしまったのもあり、
最終的にはカンチェのファンマルケの競技場のトラックでのスプリント勝負なり、
早めに先行してスプリントを開始した若さ溢れるファンマルケを
冷静に自分のタイミングでスプリントを開始したベテランの巧さ溢れるカンチェが、
後ろから差し切って勝っちゃいましたよー!
レース中と練習中に落車したという事で、
コンディションが万全ではなかったようですし、
フランドルでの圧倒的な勝ち方で、
弥が上にも各チームがカンチェラーラを封じようとマークしてくるので、
自分へのマークを薄くしようと頭を使って、
予定通りか成り行き上かは分かりませんが、
結果的に選手は勿論、視聴者も含めてみんなが騙されるような芝居をうって、
周りを疑心暗鬼にして精神的にも体力的にも疲弊させるという頭脳プレイをして
最後は経験の差から来る巧さ溢れるスプリントでの勝利と、
実に見事な勝ち方でした。オメー!
レース後に芝生に倒れこむ姿の絵になる感じといい
表彰台での立ち振る舞いといい、
王者の貫禄が半端無かったし、
ボーネンに次いでクラシックレースの女王に愛されてる選手だw
逆に後一歩の所で負けてしまった、2位のファンマルケは惜しかった…
レース後のインタビューで真っ赤な目をして涙声で悔しさを滲ませ、
チームの関係者に抱きついて慰められてたシーンは、
見ててこっちまで泣きそうになった…
「またここに帰ってきて次こそは勝ちたい」と言ってたみたいですし、
いつか勝てる日が来るといいな…応援してる
そして、チームから二人も前に入れてたのに、
二人とも観客に接触して優勝争いに絡めなかった、
オメガファルマ・クイックステップは本当についてないなw
特にスティバールは本人も凄く悔しがってるように、
カンチェのアタックに全く遅れることなく付いて行けてただけに、
スプリント勝負になってたら勝ってた可能性高かっただろうね…
最終的に3位だったとはいえ、
結果的にはカンチェに完全に騙されたがために、
テルプストラは優勝争いに絡めなかった訳ですし、
「北の地獄」を味わったのは2011年に続いてクイックステップだったなw
ちなみに、カンチェに完全に騙されて置いてかれたテルプストラは、
慌てて必死こいて集団に遅れて追いついてきたんですが、
「俺はもう騙されない」とばかりに
真っ先にカンチェの後ろに入ったの見て吹きましたwww
◆パリ~ルーベ 2013 結果
1位 ファビアン・カンチェラーラ(レディオシャック・レオパード) 5h45’33”
2位 セップ・ファンマルケ(ブランコ)
3位 ニキ・テルプストラ(オメガファルマ・クイックステップ) +31”
4位 グレッグ・ヴァン・アーヴェルマート(BMC)
5位 ダミアン・ゴーダン(ヨーロッパカー)
6位 ゼネク・スティバール(オメガファルマ・クイックステップ) +39”
7位 セバスチャン・ラングフェルド(オリカ・グリーンエッジ)
8位 ホァン・アントニオ・フレッチャ(ヴァカンソレイユ・DCM)
9位 アレクサンダー・クリストフ(カチューシャ) +50”
10位 セバスチャン・テュルゴー (ヨーロッパカー)
「パリ~ルーベ 2013」のレースレポートと感想。
◆パリ~ルーベ 2013
カンチェラーラ、キター!!
しかも大方の予想の勝ち方である独走による勝利ではなく、
スプリント勝負で勝ちましたよ!!何だこのレース展開は!!
今日はとにかく「不思議」なレース展開で、
残り47km地点の5つ星の第10セクターの石畳区間で絞られた小集団からの、
追わないと行けないアタックにカンチェが全く反応せず、ペースも一向に上がらず
しきりに無線に何かを言ってチームカーを呼んで話をしたりしてたので、
「今日のカンチェは駄目だ…」という空気が全体に漂いだして、
カンチェグループにはカメラバイクさえも付かなくなったんですが、
見えない所で爆発力溢れるアタックをかましたみたいで、
前にチームメイトが居るという事で付き位置だったテルプストラとボームの姿が見えないくらいの速さで、
先行してた集団にいきなり追いついて来て(!)、
第6セクターでスティバール以外の選手を千切り、
先行していたファンマルケとヴァンデンベルグに合流して、
勝負はこの4人に絞られたのですが、
ヴァンデンベルグとスティバールが観客に接触するというトラブルで遅れてしまったのもあり、
最終的にはカンチェのファンマルケの競技場のトラックでのスプリント勝負なり、
早めに先行してスプリントを開始した若さ溢れるファンマルケを
冷静に自分のタイミングでスプリントを開始したベテランの巧さ溢れるカンチェが、
後ろから差し切って勝っちゃいましたよー!
レース中と練習中に落車したという事で、
コンディションが万全ではなかったようですし、
フランドルでの圧倒的な勝ち方で、
弥が上にも各チームがカンチェラーラを封じようとマークしてくるので、
自分へのマークを薄くしようと頭を使って、
予定通りか成り行き上かは分かりませんが、
結果的に選手は勿論、視聴者も含めてみんなが騙されるような芝居をうって、
周りを疑心暗鬼にして精神的にも体力的にも疲弊させるという頭脳プレイをして
最後は経験の差から来る巧さ溢れるスプリントでの勝利と、
実に見事な勝ち方でした。オメー!
レース後に芝生に倒れこむ姿の絵になる感じといい
表彰台での立ち振る舞いといい、
王者の貫禄が半端無かったし、
ボーネンに次いでクラシックレースの女王に愛されてる選手だw
逆に後一歩の所で負けてしまった、2位のファンマルケは惜しかった…
レース後のインタビューで真っ赤な目をして涙声で悔しさを滲ませ、
チームの関係者に抱きついて慰められてたシーンは、
見ててこっちまで泣きそうになった…
「またここに帰ってきて次こそは勝ちたい」と言ってたみたいですし、
いつか勝てる日が来るといいな…応援してる
そして、チームから二人も前に入れてたのに、
二人とも観客に接触して優勝争いに絡めなかった、
オメガファルマ・クイックステップは本当についてないなw
特にスティバールは本人も凄く悔しがってるように、
カンチェのアタックに全く遅れることなく付いて行けてただけに、
スプリント勝負になってたら勝ってた可能性高かっただろうね…
最終的に3位だったとはいえ、
結果的にはカンチェに完全に騙されたがために、
テルプストラは優勝争いに絡めなかった訳ですし、
「北の地獄」を味わったのは2011年に続いてクイックステップだったなw
ちなみに、カンチェに完全に騙されて置いてかれたテルプストラは、
慌てて必死こいて集団に遅れて追いついてきたんですが、
「俺はもう騙されない」とばかりに
真っ先にカンチェの後ろに入ったの見て吹きましたwww
◆パリ~ルーベ 2013 結果
1位 ファビアン・カンチェラーラ(レディオシャック・レオパード) 5h45’33”
2位 セップ・ファンマルケ(ブランコ)
3位 ニキ・テルプストラ(オメガファルマ・クイックステップ) +31”
4位 グレッグ・ヴァン・アーヴェルマート(BMC)
5位 ダミアン・ゴーダン(ヨーロッパカー)
6位 ゼネク・スティバール(オメガファルマ・クイックステップ) +39”
7位 セバスチャン・ラングフェルド(オリカ・グリーンエッジ)
8位 ホァン・アントニオ・フレッチャ(ヴァカンソレイユ・DCM)
9位 アレクサンダー・クリストフ(カチューシャ) +50”
10位 セバスチャン・テュルゴー (ヨーロッパカー)