アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

ヨイショで活性

2013-03-07 14:35:00 | 介護
まったく驚いた。

自称、体がもう腐っている母は、最近支配するものもなくなって寝たきりの時間が多いわけです。
テレビのチャンネルをピコピコかえても面白くなく、つまらない毎日のようです。

そんなとき、チョコパンが録画しておいたテレビ番組をかけてくれました。

そしたら、恐ろしく活性化したのです。

生意気で偉そうで自信満々の母が現れました。

番組は三味線合奏や民謡の番組です。

数年前まで三味線と民謡の師匠だった母は、テレビに映る曲の解説をコンコンとし始めたのです。

『これは習い始めのひとが習う歌よ! これは北海道の民謡! これは難しい歌なのよ! 津軽三味線は糸巻きが太いの。 あれは三味線じゃない胡弓よ。・・・・・・』

何か言うたびに、チョコパンが感心している。
そして質問したりして、母を褒める。

母は、ご機嫌で何も知らないチョコパンにドヤ顔で教えてる。

こんなふうに、ヨイショして母を褒め称えないといけないんだろうな。
なかなかできるもんじゃない。
たまに会う親戚のおばさんや、お世辞のためにならわたしも時々ごまをすることがあるけれど、同居で苦労の多いわたしは、ヨイショするゆとりもないわ。

まいにちこうやって、ご機嫌とってたら母は元気に長生きすることと思う、
笑顔もふえるんだろうな。

できないわ・・・

母は昨日も外に散歩に出かけ、焼き海苔をかってきました。
でも、よろよろでいかにももうお迎えの近い老人のあるきかたです。




朝起きてご飯を食べるとウトウト。
昼寝からおきて昼ごはん食べてウトウト。
午後の昼寝から起きてきておやつ食べてウトウト。
家にいたら寝てばかり。
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