アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

母は癌じゃなかった。 ピロリ除菌開始。

2008-06-09 00:48:50 | 介護
ピロリ菌の薬。
工夫して一回分ずつ包み、
毎日、テーブルの上に出してあげます。



腫瘍マーカーの値が上がっているため膵臓癌が疑われ、胆管に石もありそうだし、肺の病気も疑われるといわれて、
腹部CTを新宿の病院まで撮りに行った母です。


結果は、近所の病院で宣告されるので、
わたしは、母がデイサービスに行っている間に
母の財布から診察券をだして、こっそり病院へ行きました。

母の財布には知らない人の診察券が入っていたので
ついでに返しておきました。

========

結論は、癌では無いみたいです。

特に異常は見られないとのことです。
でも、肺になにか物体が写っていました。
たぶん、膿がたまっているって先生が言いました。

この先生は、
癌が見つかっても、この年では治療出来ないと
何度も言います。
だから、見つけてもどうしょうもないから と言いますが、
癌保険に入っている以上、見つけてくれないと困るよ!

それを伝えるべきだったけれど、
セコイ気がして、言えなかった。

===============

癌では無かったし、
ピロリ菌の治療を開始することにしました。
薬を処方しようとしたので
『 今日は、癌かどうかを母に内緒で聞きに来たので
  母が、あす来ますからその時お願いします』 と言って
こっそり帰宅しました。

安心しました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


次の日、母は一人で近所の病院に行きました。
検査結果には必ず付き添っていたわたしは、シランフリで、
帰宅した母が

『 ほら、この間どっかの病院でなんかを撮った結果は
  なんでもないらしいよ 』

『 ああ~~~、そうか、よかったね』
と、わたしは、すっとぼけ、まるで忘れていたそぶりをしました。

もともと、何でCT撮るのかも話題にしていなかったので
忘れたふりは成り立ちました。

そして。

1週間ぶんのピロリ除菌の薬が出ました。
こればっかりは、きちんと飲まないといけないので
一回分ずつ、紙に包んで 日付を入れました。


日ごとに物忘れが激しくなる母ですが
わたしは、苦労しています。


今日の母。

: 一人で秋葉原の事件をずーーっとテレビで見ていたらしく
  何回も何回もわたしたちに喋りました。

: 『地下鉄』のテレビ映画を一緒に見ましたが、
  面白くなくて、文句ばかり。
  コマーシャルになると、リモコンでチャンネルを変えて
  映画を見たくないようです

: 今日初めて見た番組を、『昨日もやっていた』と言います。
  これはジェンギンスの初期症状です。
  昨日じゃなくて、コマーシャル前のシーンのことだったり
  今日やっていた番組宣伝を見たのだと思いますが
  時間の感覚がおかしくなってきています。

: 用意しておいた夕飯を食べていなくて
  自分で海苔巻きの寿しを買ってきた。
  わたしが、かならず食事を用意してあることを
  この頃忘れて、マイペースになってる。

: 犬の餌は、かならず
  『 あげてないわよ!!』と主張する。
  わたしがあげたよ・・・と言う努力をしています・・・

: 飲む薬が在りすぎて
  飲んでないし、
  飲んだか飲まないか忘れてるし、
  でも、日にちをみて確認していた。
  これも、ジェンギンスの初期症状だ。
  ジェンギンスは、いつも新聞で日付を確認していた。

脳みそが壊れてきた頃って
心が正常なだけに
かわいそうです。
口には出さないけれど
そうとう悩む時期だと思う。

大事にして上げなきゃと思っていますが
それが、けっこう
大変でね。。。。
コメント (3)    この記事についてブログを書く
« 捨てるものがない | トップ | 司法書士へ依頼 »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ババママ)
2008-06-09 07:21:51
うちも薬の管理は悩みのタネだったなぁ~
日付を書いたり、上から取れるようにホチキスで順番にとめたりしたけど、本人管理は無理でした。で、義父に頼んだけど「飲んだか?」「飲んだ」「目の前で飲め!」「あんたはしつこい!」でケンカ。。。結局押し入れだの古新聞の間だのにいっぱい詰め込んでありました。義母は元気な時はいっぱい薬を飲んで、飲まなきゃならない時は飲まなかった。。。。困ったモンです。
返信する
Unknown (hiro)
2008-06-09 15:44:57
お母様ガンじゃなくって良かったですね。
薬の管理は、同居してすぐに全管理になりましたが、本人が自分で持ってこられることも大事だと思い、朝、昼、晩、寝る前の箱に毎朝入れてあげていました。最初はその箱の前で食後に飲んでいて、その後食卓に持参して飲むようになり、持ってくるのを忘れるようになり、その内、持った薬をどこに置いたか、私達の目にも止まらない場所になり、今は、食事の時に、出すようになりました。薬だけは多量服用恐いですものね。お仕事しながら、投薬管理は本当に大変ですよね。頑張って下さいね。
返信する
Unknown (kappa)
2008-06-09 23:54:12
私も脳みそが壊れそうで怖いですよ!
今でも危ないなぁと思うことがあります。
でも、考えてもしょうがないよね。

壊れちゃったらすみません。何とかするなり、ほっておくなりしてくださいな。

母もだんだんヤバそうですよ。
返信する

コメントを投稿