アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

母ショートステイへ

2011-02-01 00:45:00 | 介護
2月1日から3泊のショートステイ。

文句を言われるから、ぎりぎりの前日までショートの話をしなかった。
ちょうどカレンダーがめくられていない月末だったので、わたしはショートのメモに気がつかないフリをしていたのだ。

明日からショートステイだったわ!と告げた時の反応は期待通りだった。

「 あんなところ一泊でたくさんだ!
  なんにもおもしろくない
  だれともはなさない
  ひとりっきり
  みんなそう言ってるわよ
  たいてい1泊くらいよ 」

私がいないところでは、

「 ぶちこまれる! 」といっていたそうだ・・・

しかし、そんな話をするよりも
母に通帳をみせてもらったのだ。

以前50万円を母が下ろした日に銀行から、大丈夫かという電話がかかってきたが、
その50万円下ろした日には、郵便局から23万円おろしていたのだ。
ごうけい73万円もおろして・・

わたしは半分貧血状態になったよ。
血の気がひくってやつかな。

母には毎月30万円くらいの振込みがある。
父が亡くなって3年たつから900万円も収入があったはずだ。

それが。。ないんだな・・・
医療費とタクシー代と施設利用費は母がだしてるから
それを差し引きしても、
とにかく、おかねが無い。

母におもわず、わたしは言いました。
年金収入を全部使ってしまっているよ!

母は、反省もしません。
若い頃から自由にお金を使えるように積み立てていたんだから
使っていいそうです。
買い物も自由にできないなんてもう人生が終わりだって。

自分が自由に使えるお金を若い頃に考えて積み立てていたんだから
それのどこが悪い!って・・・

たしかに、そうだ。

母の自由にしていいのだ。

母が使わなかったら、わたしが使っちゃうことになるのだ。

母が歩けるうちになんでも好きな買い物をすればいいのだ。

母は自分に収入があるので得意げです。
そして、わたしに 「あんたも年をとってお金に不自由しないように
いあから保険にはいっておきなさい」
と いいますが、  

わたしは、この家のすべての支払いを担当し、
ピンチです。
保険をかけるお金なんて生まれてきませんよ。


~~~~~~~~~~
今夜は母がいません。

なんとなく家中がのんびりしています。
指図してうるさくあれこれ言う人がいないからです。

わたしは、母の部屋の掃除洗濯にあけくれますが
3日じゃ、たりません。
 
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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。