アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

重症アルツで亡くなった父の記録と現在100歳の母と高齢者みるきーの記録。

いつも通り

2012-02-10 13:58:00 | 介護
母は月曜日に退院し、しばらくパジャマで過ごしていましたが
昨日の木曜から洋服に着替えてくれました。

家ではお風呂に入らない母を
何度も誘って風呂に入ってもらいました。
そのあとのお風呂洗いは、決心してわたしがするのです。

母の使っているトイレ掃除も
わたしが決心して掃除をするわけです。

母が入院中は、母のトイレをきれいにして私が便利に使用していました。
母が退院するに当たって、そのトイレを掃除しましたが、
いつもの決心もいらず、ぜんぜん汚れていないのです。

母が使用したトイレはなぜ汚れているんでしょうか。
なぜ、便座の裏が汚れているんでしょうか。

~~~~~~

洋服に着替えた母は、さっそく
私の仕事中にバスに乗って中野駅まで行ったようです。
中野駅に行くことは母の趣味です。

髪の毛が伸びたので美容院にカットに行きました。
行きは付き添いました。
帰りは自分で帰ってきたので杖を忘れて帰ってきました。

「わたしは、バカになった!」と嘆いています。

こんなに、きれいになるのです。
この写真でわかるように、母はこのように目を閉じっぱなしです。




さて、夕べのドラマを紹介します。

チョコパンと母が歓談していました。



急にチョコパンが母に謝りだしました。


申し訳ございません!


何になり切ってんだか知りませんが、一人芝居が始まったのです。

大変申し訳ございません!
誠に申し訳ございません!




「このたびは、集団食中毒を発生させてしまい
大変申し訳ございません。
すべて私どもの責任でございます」


母は、こういった一人芝居に慣れているので
テレビを見て完全無視です。

撮影を意識して、少し部屋を片付けてからまた始まりました。



「大変申し訳ございません。
このたびの入院につきまして、お部屋代7000円が6日間と無料のお部屋が6日間のところを、お部屋代7000円を12日間分請求してしまい、大変申し訳ございませんでした!!」


チョコパンは思いつきでしゃべるのですが
部屋代を間違えて請求されて支払ったのは本当です。
あまりに高額だったので明細を見たら42000円間違えていたのです。

だんだんエスカレートして・・・
申し訳ございません  

さらに足を上げて・・・

申し訳ございません
<


ギャー!!

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母退院

2012-02-07 00:14:00 | 介護
母は退院しました。

あまり、入院するような病状でもなかったのですが、
お願いして(いつもそう)病院に置いてもらいました。

風邪のことなどすっかり忘れ、
お腹の具合などすっかり忘れ、
腰の痛みもすっかり忘れ、
足に力が入らなくて歩けなくなったことなども
忘れていることでしょう。


ショートすていよりはるかに狭くて退屈であるにもかかわらず、
病院にはずっといてもいいようなことを言うのです。

退院の日も私は多忙でした。

五反田仕事 → 退院付き添い → 大学病院眼科薬
→ 仕事

病院では看護師さんに全部やってもらっていたので
母は家の夕飯の時間になっても、いつものように自分で
夕食をキッチンから運んでこないで座りっぱなしのようです。
仕事から帰宅したチョコパンがレンジで温めて出してくれています。

そして、病気でもない母はなぜか
パジャマのままです。
気分は療養中のようです。

病院にいたときよりも歩かなくなってしまいました。

~~~~~~

元気な証拠に、あれこれうるさいのは変わっていません。

オカメインコを籠から出して部屋で放し飼いにしているとき
インコを嫌がる母が言いました

「ちょっと! 早く戻してよ」

そしたら、チョコパンが・・・



「 さあ、病院にもどろうか !! 」
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多忙すぎる

2012-02-03 02:00:00 | 介護
多忙です。

母が入院しているからです。
母が入院してくれているので嬉しいことに
いろいろできるのです。だから多忙なのです。

1月31日。

病院 → 五反田仕事A → 中野仕事B 
   → 浅草橋買い物 → 五反田仕事A → 病院 
   → 自宅本業A → 本業B → 夕食

ドンだけサイドビジネスをしていることかと
書いてみて呆れた。
この移動中に、株取引を携帯でしてるし。

自転車操業的な生き方もどうかしないといけません。
株取引に専念したいもんです。

母が家にいるときは、怠惰な午前中をすごしていました。
母がいないので、早朝よりお仕事です。
やっぱり、仕事をしていたほうがシャンとするので
いいことだと思います。

母は、腰の痛みもまったくないようで、
歩くのもだいじょうぶだし、
風邪のことなど忘れているくらいで、
病院ではもう薬も飲んでいないし点滴もしていません。

退院は月曜日にします。
それまで、置いてもらうって感じです。

ショートステイでは文句ばっかりなのに
入院はぜんぜん文句をいわないのです。

話をするひともいないし、レクもないし
つまらない毎日であるのに
母は満足して入院しています。
どういうことでしょうか?

しかし、母は同じ話ばっかりしています。
死んだ人のことです。
この病院で、ごはんが詰まって死んでしまった
ひとと父の妹がごはんを詰まらせて死んでしまった話です。

まるで自分が見ていたかのように話します。
きっと、想像していたことを話してしまうんでしょう。

『大勢が見ているときにバッタリたおれてすぐに死んだんだよ』
・・・そんな話は初耳です。

あと、しつこく新しいことをいい始めました。

初日 チョコパンに5000円あげるといっていたのが、
次の日には、『 チョコパンに5万円をあげてちょうだい。定期預金にしてあげて。』
その次の日は50万円をチョコパンにあげる!と言っているそうです。

サラリーマンの妻であった母は幸せです。
死ぬまで年金が入ってきて、
どこの施設にでも入居できる備えがあるわけですから。

 チョコパンが見舞いに行き笑顔を見せる母

 ごはんは固くて食べれず、おかゆにしてもらい、毎回美味しく頂いています。
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アルツ・ジェンギンス夫婦の記録

16年間アルツハイマーと戦った父ジェンギンスは2008年2月14日に亡くなりました。壮絶介護→施設入所→胆管癌による死。大切な父の最期の介護記録をここ残しました。 そして、夫を亡くした母は初期認知が進行中です。 年寄りと暮らす苦労を記録中。