しをり戸

ささやかな庭の山野草と
散歩・旅で出会った草木。 
季語・拙い俳句、
折々の写真などの記録です。

アサザ ( 浅沙 )

2010-05-15 |  5月 の花たち

                              ↑ 2010/05/09 撮影

2011/07/08 撮影…自然教育園の小さなアサザ池

[ ミツガシワ科アサザ属の水生多年草 ]

日本では、
本州~九州、
日当たりのよい池や沼に自生します。
草丈は3~12cm。
長い根茎は泥の中に伸び、水底を横にも這います。
茎は太い糸状で成長します。
葉は卵形~円形で縁が波状になり、
基部が深く裂けています。
やや肉厚で表面は緑色、
裏面は紫褐色です。
花期は6~8月
葉腋から花柄を水面に少し出し、
黄色の花を開きます。
花径は3~4cmで深く5裂し、
裂片の縁は細く糸状に裂けます。
早朝に開き、午後には閉じる3日花です。
古くは、日本書紀や古事記・万葉集にも
名が見られます。
若葉を食用としたので
花蓴菜(はなじゅんさい)とも言われ、
莕菜(あさざ)・荇菜(あさざ)とも書かれます。
名は、水の浅いところに咲くので
付いたそうです。
・ 準絶滅危惧 ・ 

大振りの甕に
メダカと一緒に育てています。
丈夫でよく増えます。


 2011/07/08 撮影…自然教育園の小さなアサザ池


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする