minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

映画「クライマー~パタゴニアの彼方へ」

2014年09月01日 | 映画、本、芝居関係
美しく、鋭くそびえるCerro Torre/セロ・トーレ。クライマーが憧れるパタゴニア(アルゼンチンとチリの境)の山。



富士山頂で演奏経験はあるけれど、まったく登山に興味のない私(苦笑)。それでもこの映画、予告編観ただけで「行かなくちゃ」と思える映画だった。

ドキュメンタリー映画好きの私にとって、映画館でしか観られない壮大なパタゴニア風景。これは絶対観るべき、と神様のお告げが・・。さらに今日は映画の日だからチケットが1100円じゃん!とどしゃぶりだったけど、あわててネットで座席予約購入。最終回にも関わらず、満席でした。

予想を上回る素晴らしい映画でした。内容はあまりごちゃごちゃ書きません。カメラ隊も主人公のデビッド・ラマも本当に格好いいのです。


若き日の伊達公子さんのような爽やかなイケメンなのだw。

CGアクションばかり観ているあなた、たまにはこういう映画もお薦めですよ。本当のスリルと興奮が味わえます。

ぜひ、興味あるかたは映画館へ行ってみてください。

いや~、人間、何事もあきらめずにやり続けるって大事なんだなあ。さあ、私ももうひとふんばりしよう。といきなりやる気モードにスイッチが入ったのであります。イエ~イ!

12月にパタゴニアに行ったら、絶対この山を眺めてみたいなあ。


映画三昧~リメイクにはご用心!

2013年04月07日 | 映画、本、芝居関係
先日、シュガーマン奇跡に愛された男を鑑賞。やはり音楽ドキュメント映画は素晴らしい!特にシンガー、音楽家は必見の映画。ドキュメントだけど、脚本もよくできていた。ロドリゲスの歌声が今も心に沁みている。ネタバレさせたくないので内容はひ・み・つ。ぜひ映画館へ足を運んでください。

家では息子が「アルゴ」を借りて来たので鑑賞。こちらも一応ドキュメント映画。ハラハラドキドキするジェットコースターのような展開はアメリカ映画だな(苦笑)。息子は面白かった、凄かった、と興奮気味。

私「アルゴはとても面白かったけど、ちょっと作り過ぎじゃないかなあ?脱出劇といえば、『ミッドナイトエクスプレス』がお薦め。きっと感動するよ。」
RIO「ふうん。」とすぐに携帯で検索すると見つからないらしい・・・そんなあ。
トシキ「俺は、映画の中では『奇人たちの晩餐会』がお薦めだな~。」
RIO「へ~?」

さっそくレンタルビデオ屋で借りて、夜中に観たらしい。

翌朝トシキが「どうだった?」と聞くと
「最悪・・・あんな映画が好きだなんて。バイトが朝からあるのに、無理矢理起きて観た2時間を返せって感じ。」

トシキは大ショック。「そんなにひどい映画だった?おかしいなあ。俺は大好きなんだけど。もう一度観たいからそのビデオ返さないで。」

てなわけで、昨夜もう一度鑑賞しよう、とDVDをセット・・・・。

あれ?しょっぱなからなんか違うぞ、しかもこれってアメリカ映画・・・?5分くらい見て全く別ものだと解った。15分くらい我慢して鑑賞していたが、やはりつまらないのでやめた。これはアメリカでリメイクされた物だった。酷い(怒)!

本物はフランス映画。ああ、大きな勘違いに気がついてよかったねw。みなさま、ご注意を!

本物はこちら。「奇人たちの晩餐会」




「バイエルの謎」安田寛著

2012年11月11日 | 映画、本、芝居関係
昨日は高校時代の友人Sが結婚パーティをするというので丸の内へでかけた。めったに行く事のない丸の内があまりに様変わりしているのでびっくり。お上りさん状態だった(汗)。

高校時代の友人だから、私と同じ歳。20歳を過ぎた息子,娘もいる彼女は13年間つきあった相手とようやく再婚。2人あわせて106歳だ!凄い!彼女のためにTReSで演奏をしてきました!

しかし、同い年とは思えないくらい若くて美人で才女のS。天は2物も3物も与えるのだな~~~とSの美しくダイエットに成功した純白のウェディング姿にほれぼれ。おめでとう!幸せになってね。

彼女の最後に放った一言「願えば叶う!」う~~~ん、人生の勝利宣言です。


話は別になるが、面白い本を見つけた。「バイエルの謎」。

私たちが小学生の頃、ピアノを始めるときに必ずお世話になったピアノの初心者入門バイブルと言える「バイエル」。ところが息子くらいの年代から「うちではバイエルは使いません」というピアノ教室、先生が増え出し、一気に『バイエルは入門書としてはどうなの?』という風潮が・・・。

なぜバイエルが酷評されだしたのか?そもそもバイエルってどんな人物?と疑問を抱いた著者が調べて行くうちにあまりに彼についての情報がないことに驚愕し、もしや世の中にバイエルがいなかったのでは・・・・?なぜバイエルは106番という曲数なのか?指のお稽古にしては曲の作り方がランダムで・・・????

などなどと歳月をかけてバイエルの足跡をたどる旅にでかけ、丁寧に調べていく過程がちょっと推理小説のようで面白かった。

種明かししちゃうと面白く無いからここには書きませんが、興味ある方はぜひお読み下さい。






[スケッチ・オブ・ミャーク]こぼれ話

2012年09月28日 | 映画、本、芝居関係
「久しぶりにぺーぱーむーんに飲みに行こうと思います。お時間があれば紗知さんもいらっしゃいませんか。」と大西君からメールが入った。

大西君の「スケッチ・オブ・ミャーク」があまりに素晴らしい映画だったので沢山話したい事があったから喜んでぺーぱーむーんへ向かった。

一番驚いた事はあの映像は殆ど大西君一人で撮ったという事だ。助手だとかカメラ、照明、記録なんていうスタッフなど一人もいないで、一人で撮影、編集まで全てやってしまったとは。凄すぎる!

大西君は若くてハンサムな青年なので、宮古のおばあたちもきっとトキメいてインタビューに応えていたに違いない。おばあたちの輝くような笑顔。自然な会話。
普通なら入り込めないような神事の場にも一人だけで撮影していたからこそ溶け込んであの映像が撮れたのだ。みんなが幸せで濃厚な時間・・・・そのまま映画に現れていた。

映画の中の風景に一頭の馬が道路にやってきて通り過ぎる場面があった。

「あれはヤラセなの?」いっきさんが聞くと「いいえ、あれは偶然なんですよ。」

とても印象的な素晴らしい映像。神様があの映画には舞い降りて来たのだ。そして、素敵な話を聞かせてくれた。


宮古で試写会をやった時に、終わってから一人の知らないおじいがニコニコ笑いながら大西君に近づいて来た。

誰だったかな~?お世話になった人かな~?いや、やっぱり知らないな~、と思っていたら

「あの馬、俺の馬だ。サカエィって言うんだ。」

あの時、小屋から小屋へ移動中の馬の群れから一頭だけ逃げ出したところを偶然大西君が撮っていたそうな。

「名前がわかっていたら、出演者の名前に入れていたのに。」とちょっと残念そうに大西君は笑っていた・・・。


酔っぱらって嬉しそうないっきさんは「大西君はヘンなもの(凄いもの!といういっきさん流の褒め言葉)を撮ってしまったんだよ!」を何度も何度も連発していた。

集落ごとに唄があり、伝えられて行く神事がある。50歳を過ぎた女たちが中心になって自然と神様と一体になり、生きて行く為に必要だった唄(ブルース)。

そんな文化がどんどん日本から消えて行こうとしている。その大切な大切な瞬間を素晴らしいタイミングと映像で大西君が残してくれた。ありがとう!そして、やはりこの映画は沢山の人たち(特に音楽関係者)にはぜひ観ていただきたい映画です。

10月中旬まで恵比寿写真美術館や吉祥寺バウスシアターで公開しています。そのあと、沖縄、北海道などでもイベントをやるそうなのでぜひぜひチェックしてください。

良い映画観ると幸せな気分になれる。大西君本当にありがとう!ご苦労様でした!!



そして、今日は「トロピカリア」に行ってきま~す。










音楽の神様 <Bob Marley >

2012年09月27日 | 映画、本、芝居関係



[ ボブ・マーリー/ Roots of Legend ]を有楽町に観に行った。「スケッチ・オブ・ミャーク」に続いて大当たりの映画だった!!さっすが、芸術の秋。一緒に観に行った息子も大感激していたのが嬉しい。

ボブ・マーリーの育ったジャマイカの貧民街。少年の時期から最後までを彼をよく知る家族、仲間たちが語って紡いで行くドキュメント。彼の写真と映像が上手く組み合わせて話が進んで行くので、まるで生きたボブ・マーレーがそこにいるかのよう。

どんな思いで唄を書いたのか、コンサートで歌ったのか。今まで全く知らなかった事ばかり。あんなに大好きな人のに・・・。

最後の最後まで勇気を持って生き抜いたBobの人生。やはり音楽の神様の一人なのだ、と確信できた。

最近、涙もろくなっているのか、この映画の半分以上ずっと泣きっぱなし。感動しっぱなし。ステージ上で対立している政治家2人を手をつながせ、観客とみんなが一つになる・・・・・。音楽があればいい。幸せってなんだろう。お金持ちになることかい?ボブのメッセージが私たちにつきささってくる。

ラストシーンで世界中の人たちがレゲエ(ボブ)を通じて一つになるシーンで、新宿のレゲエバー「OPEN」も出て来てハルヤスさんもちらっとだけど登場する。わ~~~い!!

「スケッチ・オブ・ミャーク」と併せて観に行って欲しい映画です。こんなに良い映画がガラガラとは情けない。ぜひぜひ映画館に足を運んでください!

芸術の秋!ライブ三昧映画三昧

2012年09月25日 | 映画、本、芝居関係
さすがに芸術の秋。三連ちゃんライブにお越し下さった皆様、雨なのに本当に有り難うございました!!

サムタイムはもちろんのこと、超久しぶりの横浜エアジン、そして月曜という平日にも関わらずお越し下さったminga5@池袋Apple Jumpと、予想以上にお客様が来て下さって嬉しかったです。御陰さまでどれもこれも楽しいライブになりました!(トップ写真は大隅孝之氏)

さらに、さらに今月は素晴らしい映画が目白押しなので超忙しいのであります。

先週は大西功一監督「スケッチオブミャーク」に感動し、みんなにぜひ観に行ってね、と宣伝しまくり、今日は「ボブマーリー」のドキュメント映画、木曜には「トロピカリア」(これはブラジルの独裁政権当時のカエターノたちのドキュメント)に行く予定。

そういえば最近はドラマ系のテレビとか観なくなったな~。事実は小説より奇なり、という感じで本当にドキュメント映画が大好き。

ちなみに「ボブ・マーレー」の映画は今週一杯だそうです。英国が制作したものらしいですが、最後に新宿のレゲエバー「OPEN」も工藤ハルヤス氏もちょこっと出てくるそうだ。楽しみだああああ。


心を貫く宮古の唄

2012年09月20日 | 映画、本、芝居関係
今日は大西功一監督「スケッチオブミャーク」を観に行った。

夫婦50割引を使うとたったの1000円だ!!やはりこのくらいの値段だと映画館に何度も足が運べる。嬉しい。「何か年齢確認できるものをお持ちですか?」と受付のお姉さんにいわれ、トシキは嬉しそう。
「やっぱ、若く見えちゃいますかね?」と免許証を提示されたお姉さん、ちょっと苦笑い。違う、違う、それは規則だからだよ・・・。


開演5分前に会場に入ると、木曜の最終回(6時半)の回なのにガラガラ。立派な映画館なのになあ、と思っていたら「早坂さんですね?」と挨拶してきた男性が。なんと、ベースの飯田雅春さんだった!奥様の羽生ちゃん(ドラマー)は親戚が宮古出身だそうで、彼女に勧められて来たそうな。しかも来週宮古に遊びに行くんだとか。

さて、監督の大西君とはぺーぱーむーんでの古い飲み友達。前回の映画「とどかずの街で」を吉祥寺バウスシアターで観た以来の映画だ。

10年以上前になる前回の作品は大西君が主役で、さらにぺーぱーむーんでのシーンが出て来たり知人たちも友情出演したりしていたのでそれなりに楽しめる佳作だったけど、一般向けではないような気がした。

しかし、今回の映画は久保田真琴という強いパートナーを得て、素晴らしい音楽ドキュメントに仕上がっていた。

これって、まるで日本の「ブエナビスタソシアルクラブ」じゃん!!

年輪を感じるしわくちゃのおばあたちの唄。全く意味が解らない言葉だけれど、なぜか胸が熱くなってくる。なんだろうか?この気持ち。ドラマティックなストーリーなど全くない、宮古に伝わる唄で淡々と紡がれていく映画なのに、なんでこんなに感動するんだろう。

宮古のしゃべりを聞いていたら、無性にベースの国仲さんに会いたくなってしまった(苦笑)。あの人を魅了する笑顔と優しい目は宮古の人たちの特徴なのだ。

そして、おばあたちの唄の力が心を貫いてしまったとしか、言いようがない。我慢して我慢していた涙が最後のシーンで溢れ出して止まらなくなった。「人間は自然の力には抗えないちっぽけな存在だけど、だからこそ、楽しく人生をまっとうする」という事をきちんと知って、尊重しながら唄と共に生きている宮古の人々。80歳、90歳、100歳の元気なこと。

小学生の男の子が宮古の唄をもの凄く良い声で唄って、おじいが横で聞いているシーンが忘れられない・・・。

このファンキーな唄を伝えて行く事ができなくなっている現代。危機感を持った久保田氏が大西君とタッグを組んで記録として残した文化遺産なのだ。

大西君、こんな素敵な映画を撮ってくれて、本当にありがとう!そして心からおめでとう!!!!

みなさんもぜひぜひ観に行ってください。「日本の文化も捨てたもんじゃないな!」って思える作品です。






ダウンシフターズのすすめ

2012年08月07日 | 映画、本、芝居関係
「たまにはtsukiでも眺めましょ」という近所のお店に満月の夜に出かけた。

ここのマスター高坂勝氏は若いのに自給自足を目指し、減速する人生を推奨する面白い人物。友人に連れて行かれるまで、こんなに近所にこんな素敵なお店があったなんて全く気がつかなかったのだけど(苦笑)。

お酒が飲めないので最近はぺーぱーむーんにもあまり行けない私だが、ここに行くと美味しくて素朴な料理が楽しめ(すべてが無添加だったり、味噌、米も手作り)、さらに私が好きそうな音楽をかけてくれたりするので行く度に長居をしてしまう不思議な店なのだ。

原田芳雄さんの大ファンでもあり、私の演奏も●十年前に横浜のエアジンに聴きに行った、というくらい音楽が大好きな彼といつも盛り上がる。

さらに驚いた事には、「みどりの党という団体を立ち上がって、そこの代表になってしまいました~!」反原発問題やら社会制度の事やら、自分たちの生き方をもっと楽しく生きるために使おうよ、という彼の精神はずっと変わらない。

「減速して生きる~ダウンシフターズ」(高坂勝著)

を読ませていただいたが、本当に納得のいくことばかり。千葉の農家が使っていなかった田んぼを譲り受けて、自然農法(ほとんど手間をかけずに育てる)で大豆とお米を作って、週に3回(土、日、月)は休日にして家族や自分の楽しみの時間に使う。やりたくない事はやらなくてよい。

スーパーでなるべく安いものを買ったり、あれもこれも・・・という物欲の世界に住む自分がとっても恥ずかしくなるくらい素敵な減速生活。近所のお店で高くても良いものを買うほうが結局は経済的で世の中のお金の自然の流れがわかるんだな、って事もこの本で学んだ事。

会社を辞めて自分のやりたかった事を始めたいんだけど・・・そんな人たちがいつもこのお店にやってくる。遠方からも。「辞めてみれば?」と背中を押してもらうために。幸い彼の周りで辞めて不幸になっている人たちは一人もいないそうだ。みんなが前より活き活きとしている。お給料は減っても。

もともとミュージシャンってダウンシフターズなのだ。世の中の働き過ぎの人たちへの大切なメッセージだと思うので、よかったらぜひご一読をお薦めします。

猛暑お見舞い申し上げます。

2012年07月28日 | 映画、本、芝居関係
過酷な暑さの中、たまった洗濯を1日に3回も4回もやり(晴れているお蔭ですぐに乾くのは嬉しい)、旅から戻ったら猫の毛だらけになっている我が家をようやく掃除。トシキも汗だくで頑張ってくれました。感謝。

FaceBookも修理センターに行ったりじたばたしておりましたが、大阪のPCに詳しい友人が助けて下さって、なんとかCookie解除してログインに成功。一時はPCのデータをバックアップして初期化する?なんてシチ面倒な事になりそうで泣きそうだったけど、入れてみればもとどおり。平常運転になりましたw。

そして、ちょっと前まで南極に近いところでサムイヨ~!と言っていたり、日本の海もいいね~、などと山口県で黄昏れてみたりしたのも遠い遠い昔のようであります・・・・。

少年易老学不成、一寸の光陰軽んずべからず。ああ、月日は光陰矢の如し。

7/20に発売になった原田芳雄さんの「風来去」のご本を読みながらため息。格好いい写真がてんこもり。そして芳雄さんが出演してくださった山下洋輔氏と私のバースデイライブ226/2009の写真も掲載されているのでぜひチャンスがあれば、ご一読を!!


日の出出版[風来去]

そして、明日は復活したMiyukiちゃんとApple Jumpです。くるみさん、米木さんも久しぶりなのでめちゃくちゃ楽しみ~~~。みなさまも日射病とクーラーの当たり過ぎにはくれぐれもご注意ください。

PollockとJazzの関係

2012年04月26日 | 映画、本、芝居関係
Jackson Pollock生誕100年という事で国立近代美術館まで友人と行って来た。小雨模様の平日のせいか、がらんとした美術館に嬉しい驚き。いやはや、ゆっくり、じっくり好きなだけ観ていられるなんてシアワセ。

私の友人はとても絵画に熱心なので、毎回必ず展覧会の入り口で音声ガイドを借りてじっくり説明を聞きながらメモをとって絵を観ている。

私はヘッドホンが苦手な事もあるので、自分で説明書きを読んだり、絵を感覚だけで観るのが好き。でもこの静かな空間がちょっと息苦しくなった。

何かが足りない・・・と思っていたら奥の部屋からFree Musicが聴こえてきて・・・Pollockが絵を書いている様子が撮影された映像と音だった。そっか、ここにJazzが流れていたらもっと素敵なのに。Pollockの激しい、スピード感のある絵にはオーネットコールマンがきっと似合うだろう・・・。

どんな絵画展にもやはり音楽があると格段に素敵になる、と思うのは私が音楽に携わる人間だからだろうか?大きな展覧会場がいつも静寂なのは何故だろう。PollockもJazzが大好きだったようだし、画家たちはその時代その時代に常に音楽と寄り添いながら絵を書く人も多いのではないかしら?それがクラシックであろうと、民謡であろうと・・・。

展覧会でその画家が好きだった、影響を受けたとされる音楽などをBGMで流してくれたらもっともっと面白くなるに違いない。会場の入り口で貸し出してくれても構わない。

次回から自分のヘッドフォンを持って行って音楽を聴きながら展覧会を鑑賞しようと思ったのであります。(でもヘッドフォンは嫌いなのですがw)。

そして、Pollockが透明アクリル版に絵をどんどん描いていく映像も圧巻。あれを観ると自分も書いてみたい~~~っ、と展覧会の外に出ると・・・「あなたもPollockのような絵を描きませんか。」という絵の具セットが。ブラスティックの小さなボトルに入った6色の絵の具と細い筆が木箱に入って。こんなんじゃ、ポロックが怒るぞw。



これは実際にポロックが使用していた絵の具たち。


ポロックの絵はがきも買おうと思ったけど、あのダイナミックな作品とゴツゴツした感じを観たあとでは小さい作品(しかも印刷)を買う気になれなかった。やはり、映画やライヴと同じ、迫力を味わうためにはこちらから足を運ばねば。


ちなみに上の写真は出口にある、「ポロックのアトリエの床」の写真であって、作品とは違います。展覧会は5/6まで。