minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

レコーディング終了

2009年09月30日 | ライブとミュージシャンたち
目黒エピキュラスヤマハスタジオが今日で閉鎖されるらしい。歴史ある立派なスタジオだったのでなんだか惜しいなあ。とはいえ、最後の日に野獣オーケストラ、もとい、藤井郷子オーケストラでレコーディングができたのは幸せな事かも知れない。

12年もやっていればいろんな事があるけど、最初に比べてずいぶんと音楽的に成長したよね~、と郷子さんとしみじみ。

郷子「始めた頃はこのメンバーでスタジオ録音ができるとは思わなかったのよね~。」
さち「そ、それでライブ盤ばかりだったのか(汗)。」
郷子「うん。勢いだけでなんとかしようと思ってたから。」

そんなバンドだったからこそよけい感慨深いものが・・・(涙)。きっと良いCDができるだろう。

とにかく無事終了、カンパ~~~イ!お疲れさま~~~。


猛獣たちの3連ちゃん

2009年09月29日 | ライブとミュージシャンたち
昨日はピットインで藤井郷子オーケストラ。(別名/藤井サドコオーケストラ)。みんなと会うのも久々だったが、なんとメンバーの2人に赤ちゃん(男子)が誕生していた。最近、密かにベビーブームか??めでたいめでたい。

レコーディングを明日に控え、メンバー一丸となって複雑なリズム&リフと格闘。なかなか良い感じの仕上がり。お客様も大満足でアンコール!!このバンドでアンコールが来たのは初めてじゃないかしらん。嬉しい嬉しい。

このオーケストラも11年くらいになるそうだ。ふ~~~ん、なんでも長く続けるという事が大事なんだなあ。最初の頃はなんじゃこりゃあ~~?とサウンドにも違和感があったのに、どんどん藤井サウンドに馴染んできて、今は心地よさすら。

初々しかった若手のメンバーも既に中堅になり、子沢山テナー、文盲アルト、変態トロンボーン、痴呆系トランペット・・・かなり濃いメンバーにも馴染んできた。新人の部類に入るカナダ人お宅ギターのケリーもだんだんと本性を現しはじめたし、全員を眺めているだけでかなり楽しめる。

スタジオ録音はこのメンバーで初めて。朝早いけど時差ぼけだからへっちゃらだw。人のバンドで演奏できるって幸せだな~。あああ、楽しい楽しい。

祭り囃子が聴こえる・・・が煩い

2009年09月27日 | 家族の日常
商店街のBGMでここぞとばかりに大音量で流れる祭り囃子の音。わっしょいわっしょい、とやけに賑やかだと思って通りをみたら人がほとんどいないじゃん。子供の数も年々減り子供神輿をほとんど大人が担ぎ、BGMだけが空しく流れる寂しい商店街。ったく朝っぱらから!と何度も切れそうになりながらも祭の手伝いに縁日おばさんと化す。ああああ、NYの生活が懐かしい・・・。

飛行機で一睡もできなかった私と息子はあまり時差ぼけもなく普通の生活にすんなりと戻れた。飛行機で爆睡していた利樹だけは未だに私たちと反対の生活・・・(汗)。しかも次々とNYから「忘れ物がありましたけど。」と連絡が。全て利樹のもの。老眼鏡、名刺入れなどさほど重要でもなかったものの「またかよ!」と突っ込みを入れたくなる。私も人の事を言えないくらい忘れ物クイーンだが、今回は勝ったな(変なところで競ってどうする?)。とにかく皆にご迷惑をおかけしてすいません・・・・夫婦でとほほ。

さてさて、Local269のライブ音源を使ってNYダイジェスト版ができました。

New York Tour 2009


すっかり秋祭り

2009年09月26日 | 家族の日常
池袋に帰って来たら、いきなり秋祭りの準備。空気もNYよりはやや湿っているけど爽やかな秋の気配。日本の秋も切なくていいなあ。でも前日まで14丁目を歩いたり、地下鉄に乗っていたのが夢のよう・・・。

飛行機が3時間半も出発に手間取り(部品の交換があったようだ)家に到着したのは夜中12時。機内でぐうすか寝ていたトシキは朝まで眠れなかったようだが、全く眠れなかった私はぐったり泥のように寝込んだ。

息子も翌朝はしっかりと起き、お土産のお菓子を持って学校へ。部活のなくなった息子は早く家に戻って来てサックスの練習を初めた。おっ、やる気満々じゃんw。

私と言えば、掃除、洗濯、皿洗い、食事・・・と日常業務が山積みの上に、来月岡崎でのコンサートの為のアレンジ、ジャズプロムナードの準備、CD制作、スターラップクラブ会報誌制作、etc.....。そして.明日の月曜はピットインで藤井郷子オーケストラだ。そのあとすぐにレコーディングが行われる。

郷子さんのように世界を股にかけて活動する人は時差ぼけなんてないのだろうか?NYでも到着したその日にリハーサルを行い、その夜ステージだったそうな。私よりも年上だというのに・・・。しかも1年にCDを10枚くらいリリースしているなんて!そんな彼女のエネルギーにただただ驚愕&尊敬。

SteveとUptownにて

New York、ありがとう~!

2009年09月25日 | 
最終日は48丁目の楽器屋街へ息子と出かけた。昔はいろいろな楽器屋が何軒も軒を連ねていたのに「マーニーズ」もつぶれたらしい。金管、サックス、ドラムと店舗が分かれている大きな楽器店「Sam Ash」と他に2軒くらいが残ってる寂しい状態。そう言えば「Tower Record」も「HMV」もマンハッタンにはなくなったらしい。小さなレコードショップが細々と生きながらえているそうだ。



中古のサックスがずらっと並んでいる小さな店をひやかす。店頭に置いてあるのはバスサックスとサクセロか?中に入ったらずらっと壁一面に中古サックスが。なんと驚く事にアルト、テナー、バリトンなどが壁に打ち込まれた釘にキーのところでひっかけてある。

「こんなんじゃ、キーが曲がっちゃったりしないのかなあ?絶対にメンテナンスとかも悪そうだね。」

ボロボロ感漂うサックスが下は600ドル(6万)くらいからバリトンで20万くらいのものまで様々。でも怖いから試奏するのはやめておいた。「Sam Ash」ではアルトのリード(バンドレン)が25ドル。ジェイミーの教則本は定価どおり。結構良心的なお店だ。



そのあとトシキと待ち合わせの中華街へ向かう為にSubwayに乗る。49丁目のホームは赤いレンガの壁がとても綺麗だったので思わずパチり。それぞれのホームでいろいろなタイルデザインがあったりして見ていてとても面白い。



昔、セントラルパークで八尋君と利樹と3人でストリートをやって稼いだ100ドルを全部ロブスターにつぎ込んでYちゃんたちと一緒に食べた事を息子に話したら「絶対に俺もロブスターを食べたい!」というので、中華街(Cannal Street)まで食べに行く事にしたのだ。

ところが探しているお店が見つからず、それならば、と懐かしのエルドリッジSt.沿いの魚屋を見て歩くと「ロブスター$4,00/1lb」って書いてある。プリプリの大きなロブスターを4匹ゲットして約20ドル。近所の安い中華料理店で「ロブスターいくら?」って聞いたら「1皿(1匹)23ドル」って言われた事を考えれば嘘みたいな値段。野菜も買い込んで、結局自宅へ戻って私が料理する事に・・・。

大きな鍋がない代わりに大きな大きなフライパンがあったので、それに2匹まるごと並べ、水をひたして塩をふって蓋(もないのでアルミホイル)をして20分。あまりに大きいので1匹はこまかく刻んでロブスターピラフ。「こんなの日本じゃ絶対食べられないよ!」と息子も大満足。良かったね~w。

1日が28時間くらいあったらどんなによかったろう・・・それくらい毎日濃厚な時間を過ごし、あっという間の2週間が終了した。飛行機の窓から外を見ると真っ赤な夕焼けが美しかった。自分が音楽家である事に誇りと自信を取り戻せる素敵な旅だったな。ニューヨークよ、新たなエネルギーをありがとう!


Come Back Soon!!

2009年09月23日 | 
アベニューBとHouston St.の角にある小さなバー「Local 269」で最後の演奏。本当に本当に楽しい2週間。最後の締めくくりでこんな素晴らしいメンバーと一緒に演奏できるなんて・・・。

フェローンは余程の事がない限り、小さなライブハウスでは仕事をしないようだ。それなのに私の我がままを聞いてくれ、雀の涙ほどのギャラを渡しても嫌な顔もせず「イエーイ、本当に楽しかったね~。サチもトシキも素晴らしいコンポーザー&プレイヤーだよ。」とニコニコ。

彼のドラムはしなやかにのびやかに変幻自在な音楽を構築していく。定村さんが「リハーサルで叩いた事を全くしないし、いろんなアプローチで叩くので毎回新鮮、あんなドラム聞いた事ないですよ。」と感激していた。そして定村君のエレクトリックバイオリンも永田利樹の難曲で素晴らしいソロを聴かせ・・・どこまで行くんだ?この人たちは???

「僕がNYに長く住んでみて一番感じる事は、誰かの真似ではこの街では生きて行けないって事です。自分のやりたい音楽を独自な方法で演奏できて初めて認められる街なんです。だから自分に妥協したくないんです。」

テクニックがあって素晴らしい音の演奏家たちがわんさかいるNYで、ライブをやって人に聴かせるためにはもう一つ先の何か、を持たなくては生きて行けない。もちろん、東京でも同じなんだけど、いろいろな事がルーティンになってしまって、一番大切な事を忘れてしまいがちだ・・・。NYへ来て本当に良かったな~。

ラストの曲の前に「チョットマイクカシテクダサイ。」っていきなりフェローンが立ち上がって喋りだした。

「ここにいる古い友人たちとは20年以上前から一緒に演奏してきました。彼らが日本でも頑張っているのを励みに僕もNYで頑張っています。そんな彼らと一緒にここでまた演奏できた事は自分にとって大変重要な事なのです。(by英語)」

ゆっくりと噛んで含めるような喋り方。そっか、フェローンとは20年のつきあいか・・・。こんなに素晴らしい音楽家に出会えて幸せだなあ。紹介して下さった山下洋輔さんにもつくづく感謝。

「The Stoneで聴いてよかったのでまた来ました。」と美少年2人に言われデレデレ。
「OK,Alex~~~,メール頂戴ね~~~~っ。」

海外で一番素敵な事は沢山の音楽ファンたちが自分の感想を演奏後に告げに来てくれること。これが演奏家にとってとても励みになる。もちろん良くなきゃ、何も言わずに帰るだけ。たった10ドルだからこそのシビアな世界。音楽家としてNYで生きて行くのもTokyoで生きて行くのもやはり大変な事なんだなあ。他のライブには時間がなくて連れて行ってあげられなかったけど、息子も私たちの演奏を通して様々な事を学んだに違いない。

Local269のお兄ちゃんも「いやあ、最高だったよ。こんな演奏初めてだ!またすぐにNYへおいで!」と声をかけてくれた。演奏中にずっと絵を書き続けていた絵描きのお兄ちゃんもいたけど(このお店の名物らしい)「素晴らしかったよ!これが今日の絵。ここは抽象的に書いたんだよ。」とわざわざ私に説明付きで見せに来た。あれれ?トシキの顔はわかるのに、私のところだけが抽象画か。ま、いいんだけど(苦笑)。



みんな、みんな本当にありがとう!フェローンがビールをご馳走してくれて「お疲れさま~~~!カンパ~イ!」また来るからね~。I'll be back again!!深夜のハウストンストリートに心地よい風が吹いていた。




ブレードランナーの世界

2009年09月22日 | 
「映画によく出て来る有名なTimes Squareを観てみたいな」

よっしゃ、と疲れた体にむち打って地下鉄に乗り込む。42丁目、ああ、ここも昔よくストリートで演奏した場所だ。「俺はNYファンクラブの会長だ!」タクシードライバー、ジャッキーと運命的な出会いをしたのもここ。ピアノのクリフと再会してStir Up!のメンバーになってもらったのもここ、そしてソニー・クリスasが「いい音してるね!俺は今日ブルーノートに出演する為に西海岸から来たんだよ。」って声かけてくれたのもここでのストリートが始まりだった。懐かしい思い出の地下鉄駅。

真っ赤な帽子と真っ赤なジャケットを着た、友人のS君そっくりな青年がギターとエフェクターを駆使して一人ロックバンドを展開していた。バスドラムのペダルも2つ踏み分けながら・・・。凄い。ここまでハイテクに演奏できるとは。思いのほか聴いているお客が少なかったけど、Sちゃん頑張ってくださ~~い。とエールを送りながら、タイムズスクエアへ向かって地上へ。

わ~~~、凄い事になっている!昔はもう少し地味だったのに・・・(苦笑)。まるでブレードランナーに出て来る未来の都市だ。辺り一面に電光掲示板の派手派手ネオン。

息子「歌舞伎町や池袋や、日本中の派手な場所をかき集めてもここには太刀打ちできないな。」

省エネなんて関係ない!って感じ。世界中の派手なネオン街を集めてもここの方が沢山電気を消費しているような気すらしてくる。いいのか~~~!?

そういえば来てすぐに
「マンハッタンの街の色ってなんだか暗くて渋いよね~。蛍光灯は使いませんって感じで。」
「そうですね。毒々しいイルミネーションとかはマンハッタンでは禁止されているんですよ。」と定村君が言っていたけど、ここだけは解禁なの????

お上りさん状態でビデオ、カメラを持った観光客でごった返していた。だから私も負けじとカメラで一緒に撮りまくる。あれれ、お巡りさんの格好をしたモデルかな?と思いきや本物のポリスたちが愛想良く観光客に写真を撮られてポーズを作っているじゃん。ハリウッドの撮影現場かUSJか日光江戸村か?利樹説によれば「ここは世界一安全な場所ですよ!」アピールをしているらしい。



お上りさん目当てのブランドショップ、大きな大きな看板のマクドナルド、そしてあの、吉野家まで!!「牛丼だああ、喰いて~」と涎を垂らすトシキに「牛丼に6ドルも払えるかっ!」と素通り。この周辺はみんなぼったくりバーのようだ。ぐったり3人組は帰宅。



さあ、いよいよラストギグだ。NEW YORKに住んでいる皆様、ぜひぜひLocal 269へお越し下さいね。私たちの演奏は10:30~で~す。

Miyuki's Birthday Live at Hoboken

2009年09月21日 | 
旧友のMiyukiちゃんはニュージャージーに旦那様のTim(サックス奏者)と住んで10年以上の月日が経つ。可愛い娘がもう12歳になるのだから、あまりに月日が経つのが早く今更ながら驚かされる。いろいろあったなあ・・・。

「さっちゃんたちのスケジュールにあわせるから、Hobokenのレストランでパーティをやるので来てくれる?」
「ホウボウケン??それって中華料理?」

聞き慣れない街の名前で「ホープ軒」か「鳳来軒」のようですが、インディアンネームらしい。Miyukiちゃんたちはわざわざ1日自分の誕生日を繰り上げて、小さなイタリアンレストランで親しい友人たちを集めて開催されることになった。

朝、9時に出発。まずはMiyukiちゃんの自宅で軽いリハーサル。日本が大好き!というピアニスト、ボブ・ディランのバンドでドラムを叩いているというAlexというドラマーも朝から集合。私の3倍せっかちなTimが次々に曲を持って来て・・・loving you、O の歌(by林栄一)、ブルガリアン7拍子など昔からの十八番を練習する。

Tim の勢いのある豪快サックスに息子もびっくり。どうやったらあんなに早いフレーズが長く吹けるんだろう?と驚いていたw。




リハーサルを終えてHobokenの会場へ向かう。Miyukiちゃんの歌の先生という女性もお祝いに駆けつけ、一曲歌ってくれたが、堂々たる貫禄で会場中を惹き付ける歌い方。

「どうやってもああいう風には歌えないのよ。」
「Miyukiちゃんは昔から、マイルスのような(無口という意味)ボーカルだったもんね~。無理しないで自分らしくやればいいよね。」

NYは特に自分をアピールしなくては生きて行けない街。どんなにテクニックがあろうと人と同じ事をしていれば「What's Up?(それがどうしたの)」と言われてしまう。自分のレーゾンデートルを考えさせられる・・・。

とにかく、Miyukiちゃん、お誕生日おめでとう!!!Miyukiちゃんの幸せそうな笑顔がとても可愛かったよん。



送迎付きリハーサル

2009年09月20日 | 
先週の家でのリハーサルの時に
「よし、じゃあ今度は俺の家でやろう!」
とフェローンが言いだした。ええ?もう一度リハやるの?と思ったけど、よほど楽しかったから誘ってくれたのだろう。彼の家でリハーサルをやるのは今回が初めてだし。今年の1月に引っ越した新しい家だというので、楽しみ。

4時に我が家へ車でピックアップしてくれる、という親切なフェロちゃん。どこまで良い奴なんだろう(涙)!!

4時までは自由時間だ、とばかりに時差ぼけ早起き親子は朝からショッピングにブロードウェイへ繰り出した。息子お気に入りの通りだ。今日はお天気も良くて土曜だから「ユニオンスクエア」もWood Stockのようなアップルサイダーや花がところ狭しと並んでいたけど、さっと素通り。そして私は遂にあのミラクルサランラップをゲットした!って誰も知らないだろうけど、密かに日本でも人気でネットでも買えない特殊なサランラップなのだ。20件近くスーパーを回ったがあきらめかけていたのに。うれし~。



靴屋(ナイキショップ)に入っていろいろと見ていると、おかしなものが・・・!!間違い探しのようだけど。息子が見つけて大笑い。本当にこんなんでいいのか?ナイキ?






リトルイタリーでパスタとピザを食べ、慌ててタクシーで家にもどると時間通りにフェローンが迎えに来てくれた。フェローンが天使に見える。

ブルックリンの閑静な住宅街の可愛らしいお家に入ると廊下になにやら見覚えのあるポスターが・・・。



あ、これってミュンヘンのジャズフェスティバルのポスターだ!懐かしい。そう言えばあのとき、フェローンも自分のバンドで出演してびっくりしたっけ。ああああああ、蘇る青春。私の名前もしっかり載っていた・・・。

フェローンの奥様とそのマミーにも初めてご挨拶。マミーはコロンビア人でスパニッシュしか話せない。でもニコニコと私たちのリハーサルを聴いて拍手。

リハーサルのあとはフェローン自らアレンジした魚料理、豪華なディナー。マミーは私にスパニッシュでどんどん話しかけてくれるので、適当に想像しながらうなずいたり、カミニート(アルゼンチンの有名な歌)を一緒に歌ったり、と言葉はなくとも心は通じる!方式で楽しい時間を過ごさせてもらった。アディオス!!再来年は息子がぺらぺらになって通訳してもらえるから、またその時にね!マミーは2階の窓からいつまでも私たちを見送ってくれた。なんて可愛いおばあちゃんだろう!!素敵なフェローン一家に感激のサタデーナイトは更けていったのであります。


Wood stock / レコーディング編

2009年09月19日 | 
Yちゃんほど音楽好きな人間を見た事がない。わたしの周りの大抵の人はもちろん音楽好きだけど、彼女と一緒にいると(飲んでると)必ず歌って踊って演奏するはめになる(笑)。一日が24時間なのが本当に恨めしく,時間よ、止まってくれ~~~~と神様にお願いしたい気分。

我が家に来た時も「この商店街を活性化するために、『坂下通り商店街音頭』と作ろう!」と盛り上がり、即興でラップしたり、盆踊り風歌を考えだしたり・・・朝までとんでもない事になった。

Wood stockの別荘は、普段の忙しい毎日から解放されて一人静かに音楽に浸って好きな事していたい!そんな想いにあふれる家だった。昼食はYちゃん特製タコス。何から何まで美味しいよん。



もちろん、一宿一飯のお礼に私たちも彼女のアルバム作成のお手伝い。1曲はもうほぼ完成している音源にソロだけ入れ、もう一曲はせっかくなので利樹とトリオでYちゃんのオリジナルブルース。



遊び人のトリオは近くのゴルフコースへ行くことになった。はだし、ぞうり、といかにも初心者でゴルフなんてやった事のない格好の東洋人なので「初心者は今日はコースには回れないんだ。一杯だからね。ごめんよ。だからあそこでうちっぱなしをやったらいい。」やんわりとゴルフコースのおじさんに断られ、うちっぱなしをやる事にしたようだ。楽しんで来てね~。



私たちは帰り道に農家のスーパーでお買い物。ハロウィンの時期は本当に可愛いかぼちゃや飾り付け用のとうもろこしなどで店内が溢れかえり、なんだかニコニコしてしまう。蜂蜜と手作りジャムをお土産に買う。(なんだか、私のお土産って調味料みたいなものばかりだなw)。




良いレコーディングができてみんなでお祝い!みんなもゴルフから帰って来た。
「おじさんの言う通りだったね。コースなんてまわらなくてよかった。真っすぐに飛ばないし、打ちっぱなしだけで手の皮がむけたし!」などとハラペコ軍団がワイワイ。初めてであんなコースに出たら、いつになっても戻ってこれないよw。なんて会話している間に、Yちゃんが残り物でちゃっちゃっと今度はパエリア風リゾットを作ってくれる。嬉しいな~。もっともっとここに居たい。でも暗くなったら道がわからなくなっちゃう、という事で慌ててYちゃんと別れのご挨拶。Wood stock、そしてYちゃん、ありがとう!!また来るからね~~~!!