minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

天まで届け!

2011年03月31日 | ライブとミュージシャンたち
久しぶりのクロコダイル、そしてマキさん。いやあ、楽しかったあああああ。お越し下さったみなさま、本当に感謝です!

オープニングはminga4で、という事だったのでKちゃんが大好きだった「Take Care~」から始めた。聴いてくれていたかな?泣かないで演奏できたよ。mingaのみんなもKちゃんの事を思って一丸となって・・・とてもあったかいステージだった。

マキさんの歌声もいつも以上にのびやかで、深くて・・・百戦錬磨の凄みも感じつつ。あ~~~、本当に歌の力って凄いなあ。とつくづく感心しながら一緒に競演できる喜びを感じて演奏。本当に幸せなひととき。マキさん、mingaのみなさま、素晴らしいライブを有り難うございました。

さあ、次の課題は長谷川きよしさんだ。がんばるぞ~~~!!!








明日はクロコダイルでマキさんと。

2011年03月29日 | ライブとミュージシャンたち
息子の同級生のお母様が癌で亡くなり、今日はお通夜だった。

「元気だせ、とは言わないよ。でも俺たちがついてるからな。いつでも頼りにしてこいよ。」

挨拶に来た弟に声をかけた息子。同じ年頃の息子2人を残して逝った彼女の気持ちを思うと・・・涙が止まらなかった。そして今日、もうひとつ私の友人の訃報メールが届いた。なんて事だろう。あまりにも突然すぎるよ、Kちゃん。借りた本も返してなかったのに。


3.11以来、演奏できる喜びとともに、もしかしたらこれが人前で演奏できる最後になるかも、という切羽詰まった思いもどこかにある。センチメンタルな演奏をする気持ちは全くないが、本当に生きて演奏できる喜びは何物にもかえがたい。音楽の神様に感謝しながら残された命を大切に日々淡々と過ごせればいい。

明日は気分を切り替えて、音楽好きなKちゃんに届くよう、楽しく演奏してこようと思っている。

カルメン・マキさんとの競演は2年振り。ぜひ原宿クロコダイルでお待ちしております。


喘息110番!!

2011年03月28日 | 健康
先日友人から「東京都の喘息患者は医療費が保証される制度があるよ。」と教わってびっくり。さっそく調べて喘息110番に電話してみると、豊島区の保健所に行って申請書を出せば良いという事がわかった。

3年前から公害裁判でその制度ができたようで、「病院などにもポスターが貼ってあるはずですが。」と言われたが、そんなの見た事なかった。なんで病院側が教えてくれないのだろうか?ここ2年ほどはきちんと通院していなくて、薬をただ窓口に貰いに行くだけだったからかしらん。ま、とにかく一生この高い薬を飲み続けるのだから只になればこれは嬉しい。

Tちゃん、教えて下さって本当にありがとう!知らなきゃ損する話です。

ぜひ都民の喘息患者の皆様、申請してください!条件は禁煙、医師の診断書、保健所、住民票(1年以上都内に住んでいる人)が必要なのでお近くの保健所に書類を貰いに行かねばなりません。

喘息110番 03-5840-8446

そして全く別の話だけど、被災地に医療スタッフとして派遣された方のブログを教わって読んでみた。現場での壮絶な戦いと人々の心の交流、がんばって気丈にふるまっている方たちの方が悲惨な状態にあわれていた、などなどTVの報道なんかよりずっと伝わって来るものがあった。ぜひ皆さんもお時間があれば彼女の日記を読んでみて欲しい。これから何をすべきか、考えるのにも役に立つ気がする。


自然に遊ばせてもらう

2011年03月27日 | ライブとミュージシャンたち
冷たい風が吹いて日だまりが恋しい陽気だったけど、元気に木蓮、沈丁花たちが咲いています。自然の恐ろしさも優しさもひしひしと感じる今日この頃・・・。

昨夜の池袋Apple Jumpは予想外に(!)満員御礼、有り難うございました。SteveさんはNYへ帰ってしまい、急遽minga3のみの演奏になってしまったのでお客様がいらっしゃるのかな~~~と非常に不安な気持ちでしたが、沢山の方々が寒い中を来て下さって・・・「元気をもらいました、ありがとう!」と言われたけど、こちらこそ元気を沢山いただきました。有り難うございます。

Steveからも帰宅後にメッセージが届いていた。

「時計を見たら、Apple Jump の仕事が終わったと思います。どうでしたか?僕はいたかったなあ。
毎日 新聞でもラジオ、テレビを 見て、気分が もっと落ちます。大好きな日本の辛い め を見て 
そして友達の大変な事情 を考えて ますます悲しくなっています。 その上に、自分の個人的な がっかり を含めて
毎日が 不幸 です。福島の人と比べれば、僕の がっかり は ささいな事 とよく分かります。 
けれども、押えられません。子供 みたい ですね。申し訳 ありません。 お体ご自愛下さい。」

海外の人たちが日本の事を心配し嘆いてくれている。励ましのメッセージや歌の贈り物も沢山世界中から届く。
日本は今、世界中から暖かいパワーをもらって復活しようと頑張っているのだ。だから・・・大丈夫。Steveにも返事を書いた。

「ここから脱出できないし、するつもりもないけれど、私たちが強く強くなって一日も早く復興できるために頑張ります。東京も平常心を少しずつですが取り戻しています。Steveも安心して日本にやって来られる日が一日も早く来る事を願っています。またその時は競演して下さいね!」

「辛い日本にいるあなたから 励まされて 涙が 出そうです。僕は毎日 日本の早い回復を祈ります。みんなに宜しく!」


また、先日静岡の友人がDVDを送って下さった。ヨットマン白石康次郎君の出演したNHKの「こころの遺伝子」という番組を録画したもの。私たちの愛した多田雄幸さんの話と康次郎のこれまでの記録を端的にまとめた素晴らしい番組だった。さすがNHK。昨年の放送時に見逃してしまい、本当に見たくて堪らなかった、とこのブログで書いていたのだが、ちゃんと憶えていて下さって「こんな時期ですが、ようやく息子にダビングしてもらったので送りますね。」おお、なんて嬉しいプレゼント(嬉涙)!!

この番組の中で康次郎が多田さんから学んだ事は・・・「自然に遊ばせてもらう」という事だった。どんなに過酷な状態になっても悠々とヨットの上でお酒を飲んで平然としていた多田さん。「俺たちは自然に遊ばせてもらっているんだよ。そう、あせりなさんな。」と多田さんはいつもひょうひょうと語っていたっけ・・・。

本当にその言葉を実感。災害のような辛い経験も含めて自然の中で生きている、遊ばせてもらっている人生なのだ。もっと自然と仲良くつきあっていく方法を考えるべき時がきているのだろう。





偉大な存在がまたひとつ・・・

2011年03月24日 | ライブとミュージシャンたち
歌手、そして女優として大きな存在感のあった沖山秀子さんが21日にお亡くなりになった。死因は不明、ご葬儀はご親族のもとでしめやかに行われたそうです。

沖山さんとお会いしたのは、私が肺炎で入院し、病院から1日だけ抜け出して演奏した2007年の226コンサート。演奏後に「体は大切にしなさいね。あなたのエネルギーは素晴らしいわよ!」と私の体を気遣ってくださってエールを送って下さった。優しくて激しい人、圧倒的なパワーを持った女性だった。




その時にいただいた沖山さんのCD「サマータイム」を家に帰ってから聴いてびっくり。スタンダードで英語の歌がほとんどだけど、日本人とは思えない英語の発音、魅力的な歌声。優しさと激しさがそのまま歌に現れていたのだ。




それから何度かお電話でお話したりと交流があって、下北沢レディジェーンでの沖山さんとのセッションが実現した。

その頃は残念な事にCDのような艶のある声が出ず、ほとんど語りのようなステージで歌手というより女優と競演している感じがしたものだったが、それ以後お会いする機会に恵まれず・・・今回、突然の訃報に本当に驚いている。もう少しご一緒して楽しいお話を沢山聞かせてもらうのだったな・・・。また一人素晴らしい歌手が消えてしまった。

沖山さん、天国でこの大変な日本をどうか見守ってください!!心からご冥福をお祈りいたします。

土曜の夜はApple Jumpで

2011年03月24日 | ライブとミュージシャンたち
普通の生活を心がけているが、買い物に行くのが辛い。納豆がなかったり飲料水の棚がごっそりなかったりするのを見ると本当に悲しい気持ちになる。卵の日だけど、いつもより倍以上の値段で売られている。そんな中、普通の値段で野菜が売られているとつい嬉しくなって八百屋のおじさんに「普段通りでありがとう!」と御礼を言いたい気持ちになる。

納豆がなくたって卵食べなくたってトイレットペーパーがなくたって生きて行けるも~~~ん。と開き直って、平常通りにもどる日を静かに待つ事にしよう。

毎年桜の季節とともにやってきたSteveさん。今年はこんな事態になってしまって出演できなくなったのはとても残念ですが仕方ありません。

残された私たちだけ(吉田桂一p、永田利樹b)ですが、楽しく演奏いたします。ぜひ今週末土曜は池袋Apple Jumpにお越し下さいませ。生音がめちゃくちゃ気持ちの良いお店。手作りピザも絶品です!!お待ちしてま~~~す!


世界から音楽の贈り物が2つ。心があったまります。感謝。








普通に戻ろうよ!

2011年03月21日 | ライブとミュージシャンたち
今日は朝から嫌な雨。こんな天気じゃお客様も出て来れないよな~~~と半ば諦めつつ吉祥寺へ向かう。

「予約のお客様も結構いらっしゃいますよ。」とサムタイムの可愛い女の子が教えてくれた通り、開演時間にはとりあえず満席。おおお、こんな日にも関わらず、よくぞここまで!!と有り難い気持ちで一杯。CDも売れてありがたや~~。なんだか子供連れも多かったな(涙)。

お店も経営が大変な状態に陥っているようだけど、どこもかしこも皆同じ。頑張ってみんなで盛り上げて行きましょう。なんと言っても20年以上お世話になっているサムタイムだからね。

納豆とか牛乳を買い占めなんかしないで、ライブに足を運んで生音を楽しんでくれ~~~!!と願うばかりです。これまでのような活気を取り戻そうじゃないの!!私も負けないぞ!!! La vida Maravillosa!!!

スーパーウルトラムーンライブ!

2011年03月20日 | ライブとミュージシャンたち
生きていて、サックスを演奏し、演奏する仲間がいて、それを楽しんで聴いて下さる方たちがいる。なんて幸せな事だろう。

昨日ほどそれを実感できた夜はなかった。やっぱり音楽家は人前で演奏できてナンボ。珠也君のドラムは相変わらず炸裂するし、トシキはほぼ生音だったけど渾身のソロを弾いた。音と心が一つになった瞬間。

ボーカルの前田優子さんも飛び入り参加して下さったので、予想以上に楽しいライブに。朝まで盛り上がり、バレルハウスの帰り道に空を見上げれば・・・・・スーパーウルトラムーン。まんまるの、煌々とかがやくお月さまが笑っていた。

全ての事に感謝しながら帰路につく。また明日もサムタイムの昼だけど、無事に演奏できるといいな。

被災者の人たちにいつかこの熱い演奏とみんなの思いが届きますように。素敵な事が起きますように・・・スーパーウルトラムーンパワーでなんとかこの困難を乗り越えよう!!

快挙!片品村

2011年03月18日 | 家族の日常



この暗いニュースの中で明るいニュースが届いた。
「5200人の群馬・片品村、1000人受け入れ」

人口の約1/5を一気に受け入れるとは、思い切った事をやるもんです。片品村は温泉も沢山あってみんな暖かい人たちばかりなので南相馬の方たちもさぞ喜んでくれる事だろう。自分は全く関係ないけど、いつもお世話になっている片品村。私まで誇らしい気持ちで一杯。ありがとう!片品村!!

尾瀬高原ホテルの社長のH氏は昨年冬期オリンピックでもスノーボード日本チームの監督をやっていた一流スキーヤー兼超遊び人(良い意味w)。そして遊楽木舎のSさんはりんご園をやりながら面白い事をやりましょう!といつもイベントを支えてくれる頼りになる人。そしてプロのボーダーたちが沢山集まっていて・・・SURGEの仲間も今回の地震後のメールで「何か俺たちにできる事はないか?役に立ちたい!」と言っていたっけ。30代の仲間がみんな頑張っている村なのだ。

このところスキーヤー、ボーダーが減少していて過疎化も進んでいたようなので、片品村も活性化していけば尚嬉しい。私たちも夏のキャンプを行っているから、今年は何かみんなが元気になれるコンサートを片品村で計画できればいいな。またまた元気が沸いて来たぞ!

そして明日は池袋バレルハウスで本田珠也drと永田利樹bとのトリオです。7時半くらいからぼちぼち初めて10時くらいには終了する予定です。待ってま~~す!