minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

子供が3人に!

2008年06月28日 | ライブとミュージシャンたち
師匠とのサムタイム、大変楽しかったです。このごろ、トリオが面白い!師匠のギターもびしびしと冴え渡ってました。だ洒落ももちろん・・・。

お客様はそれほど多くはありませんでしたが、CDは大量に売れました。う~ん、これは凄い。終わってから子供を3人つれたご夫婦がサインを求めにやってきて
「ここで2人でデートした時初めて早坂さんの演奏を聴いたんですよ。そして1人目の子供ができて連れてきたのが10年前・・・。また東京へ転勤になったので、家族でやって来ました。」

な、な、なんと子供が3人に増えている。ひえ~~~、結婚前から・・・・月日がどんだけ流れているんだろう。いかに私たちが古株か解ります~~(汗)。それにしても、1セット目も2セット目も小さい子供達が飽きもせずにおとなしく聴いてくれて、どれだけお父さんとお母さんの躾、いや、音楽に対する愛情が並々と子供達に受け継がれているのかがわかりました。なんて素敵なファミリー!こういった音楽好きの家族が沢山増えるといいなあ・・・と日本の平和と長~~~く音楽生活を続けてこられた幸せをひしと噛み締めるのでありました。

引き続き「ダルフール」に関する署名はこちらです。

ダルフール紛争って?

2008年06月27日 | 家族の日常
008_1


私も最近知ったのですが、チベット、モンゴル、ウィグル問題と同様にスーダンでもめちゃくちゃな事が起こっている。8歳から15歳くらいの少女たちが一斉にレイプされるなんて事、あまりに酷すぎる。イギリスに逃れたこの少女は一体どうなったのだろう....。少しでも力になれる事を祈って、以下の文を転用します。皆様、ご協力お願いします。

スーダンのダルフール地方で、アラブ系の民兵<ジャンジャウィード>と、これを支援するスーダン政府によって、大量虐殺と民族浄化が進行中。5年間で20~30万のひとびとが虐殺され、200万人が家を失っています。スピルバーグ監督は、中国政府がスーダン政府を軍事的・経済的に援助している事を理由に、北京オリンピックのアーティスティック・アドバイザーを降板しました。以下はサミットへ向けたダルフール救援の為の緊急署名のお願いです。平和の為に5分間だけ力を貸してください。
______________________

ヒューマン・ライツ・ファーストを中心に各G8国首脳に送った声明に基づいた、緊急署名を6月26日から各国一斉に始めます。30日までの予定です。

すでに署名できるようになっておりますので、下記の趣旨に賛同される方はジャパニーズ・フォーダルフールの次の署名フォームにアクセスして署名してください。署名は日本政府(内閣)に持参します。

またブログ・サイトを運営されている方は、ぜひリンクをしてより多くの方が署名に参加していただけるようご協力お願いいたします。添付した画像をご利用ください。

署名はこちらへ

Bubble Net Feeding/くじらの餌取り

2008年06月26日 | 家族の日常
Humpback Whale: Hunting Technique


なんだか冷えますね~。ようやくストーブしまったのに...。ちなみに今日の夕食は肉団子。

冷える日になんですが、こんな映像を見つけました。これは私が昔、TVで観て感動した、くじらの餌取り「Bubble Net Feeding」。エンヤレコードから発売された「226 live!」のCDの一曲目に収録された曲名でもあります。もともとは某釣り具メーカーのCMの為に書き下ろした曲でしたが。

小魚の大群を見つけたクジラたちはみんなで力をあわせて大きな円をつくり、海底から、潮をふくあの穴から大量な泡を出しながら網のように魚群を囲むように回りながら上昇し・・・上の方に追いつめてからみんな一斉に大きな口をあんぐりあけてガバ~~~ッと食べるんですね。あったまいい~~!凄い凄い!豪快!(映像でわかりますか?)

さて、普段は日曜のお昼にやっている、ライブ@吉祥寺サムタイムですが、あさって(土曜)の昼に小畑師匠とminga3です。御間違いなきようにお越し下さい(って、自分が「明日は土曜」と勘違いしていたのに今気づいた)。

それが終わったら、7月中旬まで東京にはおりません。いよいよminga4ツアーが始まります。梅雨はあけてくれないかな~。ほとんど休みなしのノンストップツアー。体調管理を気をつけて乗り切りたいと思いますんで、各主催者様、お酒はなるべく勧めないで下さああああい(涙)。

さすが、イタリア!

2008年06月24日 | 家族の日常
Richard Gere Goes to Tibet - New Fiat Delta Ad


リュウさんの日記から転用させていただきました。

フィアットバンザ~イ。勇気あるCMだなあ。そういえば、私が小学1年生の頃、フィアットに乗っていた父。部品がなかなかなくて、1年くらいですぐに売っぱらってしまったが・・・。羽振りがよかったんだか、悪かったんだか(苦笑)。

【ローマ21日共同】イタリアの自動車メーカー、フィアットは20日、傘下のランチアの新型車のテレビCMに、中国によるチベット弾圧への批判で知られる仏教徒の米俳優リチャード・ギア氏を起用した上で、チベットの場面を使ったことについて「中国の皆さんに誤解を与えたとしたら謝罪したい」との声明を発表した。

 CMはギア氏が新型車で米ハリウッドからチベットに旅してチベット民族の少年に出会い、仏僧の服装をした2人が新雪に手をうずめる様子を描いたもので「変わる力」というスローガンが使われている。ANSA通信によると、同氏の希望を基に制作された。 2008/06/21 11:05 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062101000197.html

Richard Gere Goes to Tibet - New Fiat Delta Ad

王者の風格

2008年06月22日 | ライブとミュージシャンたち
鬱陶しい雨の日は昔話をひとつ・・・。

今から15年前、私がフェラ・クティの音楽を初めて聴いたのは23歳頃。上手いんだか下手なんだかよくわからないけど、アフリカの大地から湧き出て来るような大きな大きなパワーを感じるサックスで、すぐに大好きになった。フェラの曲は明るくとてもポップなので、初めて六本木ピットインで立ち上げた226オーケストラ(当時は11人編成)でも彼の曲をアレンジして演奏したりした。

今考えれば、アフリカ音楽との出会いはすでにその頃にあったのだ。それから10年後に本物のフェラ・クティとNYで会えるとは・・・。

左に写っている女性が、その当時私のマネジャーをかってでてくれた、シスターチャイナ。彼女はレゲエ界にも友人が多く、ボブ・マーリーの妹やフェラとも仲良しで、3ヶ月NY生活をし、帰国する寸前の私たちに「サチ、フェラのコンサートがアポロシアターであるの。一緒に行かない?彼にあなたたちを紹介したいのよ。」と誘って下さった。

アポロシアターでのフェラのステージは、次々に女性ダンサーたち(全て奥様?)が踊ったり、フェラが好きなところで歌ったりサックスを演奏するスタイルだった。途中で英語で延々と語りだし・・・「北島三郎ショー」を観ているんかいな?と錯覚してしまうほど顔がよく似ていたので、何を演説しているか、さっぱりわからなかったけど、あっという間の2時間だった。

一番印象深かったのは、演奏していない時は付き人がさささっとフェラのところまで歩み寄ってテナーサックスを大事そうに預かってステージ横へ持って行き、どういう合図か、演奏する時になるとまたさささっとステージに宝物を捧げるかの如くテナーサックスを持って行き、さらにテナーをストラップにかけキャップまではずしてまたさささっとステージ脇に下がって行く。そしてフェラは何事もなかったかのように演奏。きゃああ、凄~~~~~い!!

ショーを堪能して、いよいよアポロシアターの楽屋へ連れて行ってもらう。狭い廊下にさっきまでギンギンに踊っていた女性ダンサーたちが赤ちゃんを抱っこしていたり、子供たちがかけずり回っててんやわんやの大騒ぎw!その奥の部屋で一人にこやかに座っているフェラ。さすが!王様のオーラだ!サブちゃん、なんて気軽に親近感を持ってすみません(汗)。

シスターチャイナが「日本から来たサックス奏者のサチ。こちらはベーシストのトシキよ。」と私達を紹介すると
フェラは「おお、サックス吹くのか。ではあさって、違うコンサートがあるけど、一緒に共演しないか。サックスを持って一緒にステージにあがりなさい。」

ひえええええ?どんなサックスかも知らないのにぃ(苦笑)?日本、女、サックス吹き、というだけでステージにあげてしまおう、という大胆なお言葉。普段だったら社交辞令だろうが何だろうが、やった~、チャンスだ!とばかりに「ありがとうございます!では!」と私も図々しくステージにあがってしまうんだけど、残念な事に帰国が迫っていた。

「素敵なお誘い、本当にありがとうございます。でも、明後日私達は日本に帰らなくてはなりません(涙)。」

丁重にお断りしてアポロシアターの楽屋を立ち去った。きっといつか共演できる日が来るだろう・・・と信じて。

音楽を通して政治活動を行い、アフリカ(ナイジェリア)のボブ・マーリ-と詠われたフェラ・クティ。残念ながら一足先に天国に逝ってしまったが、今度御会いしたらぜひ共演させて下さい!!

なんとかなるさ~~~

2008年06月21日 | ライブとミュージシャンたち
先日の人権聖火リレーのステージ(龍さんのところからいただいた)写真です。画像だけでも熱さが伝わってきますねw。

昨日の国立No Trunksも大入りで嬉しかったです!!ありがとうございました~~。

Palpitante!発売記念という事でトップでDesert Rose、そしてラストはトリオ・ザ・カナビス、濃~~~いラインナップでありました。コスマスとのトリオも自由で大変気持ち良かった。mingaのメンバーはどの人たちもやっぱり只ものではありません。

ようやく、8月の韓国も決定し、今回はMAUの名義で永田利樹bがリーダーを務める事に。ママドゥ・ロー、高木桂一perを中心にトロンボーンの北原君も参加できる事になってめでたしめでたし。でも全員が初共演なので、これまたスリル満点???ま、なんとかなるさ~~~。

Jazzを生きる by秋吉敏子

2008年06月20日 | 映画、本、芝居関係
昨日のCTの結果が思ったより良く、どうやら手術はしなくてすみそうなので、ほっと胸をなでおろした。三島の友人からいただいた「海洋ミネラルの結晶」という薬が効いたのか。ありがたや、ありがたや。という訳で、体も心も元気一杯。

「Jazzを生きる」という秋吉敏子女史の自伝を読んだ。秋吉さんは女性ジャズの草分けで、何度かフェスティバルですれ違った事もあったが、きりっとした中に包容力を秘めた女性という印象。彼女の若かりし時代(満州にいらした)を想像しながら、強くたくましくジャズの世界で生きていこうと信念を貫いた人生に感動した。歳をとらなくては言えない事も沢山あるのだな。随所に深い深い言葉がちりばめられていた。永遠の憧れの女性・・・。お嬢さんのマンデイ満ちるさんとは昔NHKのジャズ番組で共演した事があったけど、きっと今も頑張っているのだろう。また御会いしてお母様のお話をしてみたい。

さて、今日は久々の国立No Trunksだ。コスマスとのトリオも久しぶり。生音が体にビンビンくる感じを体験しにいらしてくださいませ。






素敵な出会い

2008年06月18日 | ライブとミュージシャンたち
朝、目が覚めると左手の薬指が腫れていた。触ると激痛が走り、曲がらなくなっている。こういう事が2月に1度くらい起こるから困ったもんだ。その度に近所のK整形外科に行き、置鍼を指の関節に4、5本打ってもらうと2、3時間後には腫れがひいて治ってくれるのだ。

このK整形の先生はとてもユニークな方で、評判は賛否両論あるが、私には大変あっている(置鍼が)。ただ、その置鍼のあとに毎回いろんな治療(というか、マッサージ?)を施すのがちょっと謎。不思議な金の棒で痛い部分を10分くらいツンツンとつついたり、診察台で横になり、腫れ上がった手を10分くらいじ~っと握っていたり・・・毎回違うけど???今日も置鍼のあとで10分くらい椅子に座ったまま、先生が後ろからぐらぐらと体をゆらしたり、のばしたり、気を通していた。なんだか効いているのかいないのかよくわからないけどw、終わってから
「どうだい?すっきりしたでしょ?」
「あ、はい・・・・。」
「本当の所はどうなんだね?」
「あ、なんか体が軽くなったような・・・(汗)?」
「そうだろ、そうだろ。」満足そうにうなずく。
「あ、ありがとうございました。」
診察室を出て、会計を済ませていると、先生が診察室から現れて、つぶらな瞳でじっとこちらを眺め
「相当すっきりしたでしょう。10歳は若返ったみたいだよ。鏡を見てごらんなさい。はははは。」と言ってまた診察室に戻って行った・・・。待合室のおばさんや看護婦さんが笑っている。そうまで言われると、なんだかその気になってきた・・・。

この元気さ(?)のまま、トレーニングジムに行き、1時間くらいトレーニングしてから、いざ原宿へ向かった。

先日のブログでも書いたように、今日は代々木公園で「人権聖火リレー」の集会があり、そこでコンサートもあるので参加しようとサックス担いで行ったのだ。

全く知らない人たちの中に、いくらプロとはいえ、いきなり飛び込むには結構勇気がいる。mixiで繋がっているけど顔も合わせた事のない人たちばかり。しかも、人権聖火リレーって何?ってくらい、よく理解できていないのに参加させてもらっていいのか・・・。不安がよぎりながらも、行けばなんとかなるさ的脳天気さでバックステージに案内していただく。

4つくらいのバンドが15分交代で次々に「平和」をテーマにした歌を歌ったり、踊りがあったり。私の出る幕はないのか?と思いきや、龍さんという歌手が暖かく迎えてくださり、1曲参加できる事になった。

龍さんの弾き語り、そして、私がFree tibetに賛同するきっかけとなったmixiの日記の著者(今や若者のカリスマになっている)アリ@Free tibet君の歌(この歌もすごくよかった)、最後に私がTake care~をイントロ代わりにソロで演奏し、龍さんのハープとかけあった。そのあと、3人で盛り上がり・・・ほんの15分くらいのステージだったが、龍さんの音楽性の高さと心をうつ歌詞がとても印象的だった。彼の歌はHP(youtube)でも聴けるそうだ。
龍さん(佐藤龍一さんのHP)

龍さんもアリ君も人間的にとても素敵だった。龍さんは54歳、アリ君は27歳。親子ほども違う2人の共演。一つの事に向かって一所懸命に活動する姿は、年齢も国籍も性別も越えて・・・本当に尊敬に値する。龍さんの顔があの、ヨットの多田雄幸さんにそっくりだった事もあって、とても親しみが湧いてしまった。
左がアリ君、右が龍さん

「人権聖火リレー」の主催する「法輪功」について質問すると、龍さんは先日の長野の聖火リレーの実態や内モンゴルの問題からスーダンで起きているダルフール紛争の話まで、様々な中国政府が関与する非人間的な虐殺、圧政の話をして下さった。日本政府はこれを見て見ぬふりをし続けているのだ。法輪功に関しては、龍さんのブログでも詳しく載っているので、ぜひそちらも読んで欲しい。

最後にキャンドルを灯して、中国政府に立ち向かって無惨な死をとげ、犠牲となった人たち全てに対し追悼を行い、閉会した。このコンサートを企画したHARUさんも最後に「これで終わりではありません。ここから始まるんです。みなさん、何ができるか力を見せてください。」と訴えた。そう、知る事から参加する事、そして新たに出会い、新たな一歩を踏み出したのだ。ぜひ、次回はもっともっとミュージシャン達の参加を期待したい。音楽で何かが変えられると信じて。
「全員で『自由を取り戻そう!』と叫んだステージ」

宇宙からみれば・・・

2008年06月17日 | ライブとミュージシャンたち
昨日は野球中継もなかったので、久々にぺーぱーむーんへ繰り出した。1杯だけピンガを頼む。強力扇風機がガーガーと回り続けていた。この店は夏場はクーラーも効かないからライブはやらないw。店主のいっきさんは、最近はレコードばかりかけている。CDも山ほどあるが、音質も一枚一枚に対する思い入れもレコード盤にはやはりかなわないのだろう。

酔っぱらい達が深夜になれば、必ず昔話に花が咲く。歳とった証拠。昨日のお客はR太とドラムのU君。R太は16歳の時に初めてぺーぱーむーんにやってきて出会い・・・現在36歳。あっという間の20年か。

私の両親が引っ越しする事になり、私の古いアルバムが山ほど出てきた。捨てるに捨てられず自分で処理するからと実家から車で段ボール3箱もらいうけた。ひえ~~~と思いつつ埃をはらっていたら息子に
「そんなもの、捨てちゃえよ。」
「ええ?やっぱり捨てられないのよ~~」と中3の頃のブラスバンドでサックスを吹く姿があったので見せる。
「じゃあ、一回見たら捨てればいいじゃん。」全く興味なさそうにその場から立ち去った・・・。くそ~~、冷たい奴。

その中でも一番困るのが、この写真。ぺーぱーむーんに置いてあるのだが、私にもフライデーのカメラマンが当時焼いてくださったパネル大の富士山頂ライブの写真だ。もうすっかり赤茶けて汚くなっているのだが、やはり捨てるに捨てられず・・・。我が家がゴミ屋敷になる日も近い?このパネル、欲しい人があったら無料で差し上げま~~~す(苦笑)。

ぺーぱーむーんでも「あの富士山の写真が、うちにも出てきちゃって・・・」というところから、たまたま隣で飲んでいた若者がドラマーだった事もあり、野中悟空氏の話に花が咲いた。ドラマーとして生きるためには・・・などと盛上がっていると
「悟空さんってどんなドラマーなんですか?」
「個性的だったよ。とにかく。見た目と違って意外と繊細な人だし。」「トニーが好きだったよね。」「上手いドラマーじゃないけど下手じゃないw。」といっきさんや私が口々に野中さんを語っていると永田利樹はつぶやいた。

「野中さんはあの頃『トニー・ウィリアムスも俺も宇宙からみればそんなに大差ない』って断言してたなあ。」

えええええ???そんな事言ってたのか~?やっぱり只ものではないドラマーだった。確かに宇宙からみればパーカーもコルトレーンも私も大差ないな。そう考えれば大きな気持ちで演奏できるに違いない。ふふふ。頑張れ若者よ!と若いドラマーU君を訳もわからず、ただただ叱咤激励する酔っぱらいのおじさん、おばさん達でありました。






親ばか炸裂!

2008年06月16日 | 映画、本、芝居関係
山下洋輔氏の「風雲摩天楼秘帖」を図書館から借りて読んだ。NYトリオを結成してスイートベイジルで1週間演奏する事になった初期の頃の話を面白おかしく綴ったもので、ちょうど私もあの頃にNYでストリートをやったり、フェローンを紹介してもらったりしたので、とても懐かしく一気に読んでしまった。

山下さんの著書「ピアニストを笑え」を大学生の時に読んでジャズの世界にのめり込んだ自分が、その後、山下さんと出会い「パンジャオーケストラ」に入れていただいて、一緒に佐渡に行ったり、ヨーロッパツアーでホルストを紹介していただいたり・・・と古い青春時代の記憶が走馬灯のように蘇ってきた。

その本の中で、息子に嫌がられるのだが、野球の練習をこっそり覗きに行く野球好きの父親心理が書いてあった。どこも同じなんだなあw。

昨日は中野のチームと哲学堂グランドで練習試合。私とトシキはいそいそと車で向かった。このところ、バッティングも調子がよくて、打順も6番だがチームで一番当たっている。今日も打ってくれよ~~~!と思いながらベンチの中に入らせていただく。

1打席目はサードフライだったが、相手のエラーでセーフ。2打席目は内野安打。しかし打線が続かず0対0の膠着状態。「う~~ん、これって投手戦なのかしら?」とつぶやいたら、監督が「いいえ、貧打戦ですよ。」

6回裏に相手チームの主砲から長打が出たが、息子(センター)が追いかけていくと草むらへ入ってしまい「お手上げ!」とジェスチャーをしたので2塁打になってくれた。そのあともセンターに球が飛んだのをうまく処理してサードに投げ、やった~と思いきや、サードエラー。そんなこんなで相手チームに1点が入り、いよいよ最終回。

先頭の5番打者が凡打でアウトになる。さあ、息子よ頑張れ!と祈るような気持ちで観ていたら、なんとセンターにクリーンヒット!!やったああああああ。お母さん達と大騒ぎ。これで勢いがついた下位打線。フォアボールで1、2塁のところに変わったばかりのT君、前の回でファインプレーをやった勢いもあって、みごとなヒット。足の遅い遼介が必死にホームへ生還。これで同点・・・裏の回は好調のエースピッチャーがきちっと締め、センターにあがったフライを息子がとって1対1の引き分けで試合終了。

負けても勝っても自分の息子が活躍した試合はなんとも嬉しい。守りでもファインプレーが観られたし、ウキウキ。「ベンチでキャアキャア、煩かったなあ。」とバックネット裏で黙って観戦していたトシキに文句言われたが、応援団なんだから仕方ないじゃんw。ヒンシュクをかいながらも親ばか大爆発でありました。ああ、夏の大会が楽しみ!